地方の薬剤師は儲かる!稼げる!って聞くけれど実際に都内など大都市と比較してどのくらい給与が違うのか気になる方もおおいのではないでしょうか?
「地方と都市で薬剤師の年収は、なんでこんなに差があるの?何か裏があるんじゃないの?」
「地方と都市では、年収にどのらいの差がある?」
「地方で薬剤師として働くと、どんなメリット・デメリットがある?」
地方と都市で薬剤師年収を比べた時に、地方の方が年収が高く驚かれた方も結構いると思います。
そのため、地方で働きたいと考えている薬剤師が多く、あなたもその一人なのではないでしょうか?
しかし、いざ地方に転職したいと思っていても情報が少なく、不安でなかなか大きな一歩が踏み出せないものです。
結論からいうと、都市よりも地方の薬剤師の方が年収も高く、転職先としては非常に好条件なのは間違いありません。
また、地方が高年収なのにはいくつか理由があるのです。
今回は、薬剤師として地方で働くことに不安を感じている人に向けて、実情やメリット・デメリットを解説していきます。
この記事を読むことで分かることは、以下の通りです。
この記事で分かること
- 地方の年収事情
- 地方の薬剤師平均年数が高い理由
- 実際に都市と地方の求人票を比較
- 地方で働くデメリット・デメリット
- 地方の転職をおすすめする薬剤師
- 薬剤師が地方へ転職する前の注意点
以上の項目を知ることで、あなたが本当に地方に転職すべきなのかが分かります。
もし、あなたが転職を考えていて、条件にあった職場を探しているなら大手の転職サイトを使うと効率的に転職活動を行うことができるでしょう。
とはいえ薬剤師の転職サイトは数多くあるため、編集部で口コミ・評判を調べ利用者が多く評判の良いおすすめの薬剤師の転職サイト・サービスを3つ掲載しておきます。
地方の薬剤師年収事情!都内より年収は高い?低い?
まずは、「地方の方が薬剤師年収は高い」という噂は本当なのでしょうか?
以下では、各都道府県別に薬剤師の平均年収を比較し、噂の検証をしていきましょう。
都市に比べ高いのは事実
以下の表は、厚生労働省の「平成30年 賃金構造基本統計調査」をもとに、各都道府県別の薬剤医師の平均年収をランキングにしてまとめたものです。
順位 | 都道府県 | 平均年収 |
全国平均 | 548.3万円 | |
1位 | 静岡県 | 698.6万円 |
2位 | 長野県 | 689.5万円 |
3位 | 高知県 | 642.6万円 |
4位 | 島根県 | 625.8万円 |
5位 | 愛知県 | 622.1万円 |
6位 | 青森県 | 619.8万円 |
7位 | 秋田県 | 618.7万円 |
8位 | 宮城県 | 610.2万円 |
9位 | 三重県 | 600.6万円 |
10位 | 山形県 | 595.1万円 |
11位 | 神奈川県 | 583.3万円 |
12位 | 茨城県 | 580.7万円 |
13位 | 広島県 | 571.4万円 |
14位 | 宮崎県 | 569.7万円 |
15位 | 北海道 | 566.3万円 |
16位 | 福井県 | 565.7万円 |
17位 | 滋賀県 | 563.8万円 |
18位 | 和歌山県 | 562.9万円 |
19位 | 大阪府 | 558.8万円 |
20位 | 東京都 | 553.5万円 |
21位 | 香川県 | 547,6万円 |
22位 | 山口県 | 538.7万円 |
23位 | 大分県 | 537.5万円 |
24位 | 千葉県 | 537.4万円 |
25位 | 熊本県 | 537.1万円 |
26位 | 鹿児島県 | 536.7万円 |
27位 | 富山県 | 536.1万円 |
28位 | 福岡県 | 530.5万円 |
29位 | 沖縄県 | 530.4万円 |
30位 | 岡山県 | 528.5万円 |
31位 | 京都府 | 527.3万円 |
32位 | 兵庫県 | 526.9万円 |
33位 | 鳥取県 | 524.9万円 |
34位 | 佐賀県 | 522.5万円 |
35位 | 埼玉県 | 521.1万円 |
36位 | 栃木県 | 520.6万円 |
37位 | 山梨県 | 511.5万円 |
38位 | 奈良県 | 506.7万円 |
39位 | 岐阜県 | 503.5万円 |
40位 | 石川県 | 495.0万円 |
41位 | 岩手県 | 494.0万円 |
42位 | 福島県 | 489.1万円 |
43位 | 群馬県 | 483.4万円 |
44位 | 愛媛県 | 463.7万円 |
45位 | 新潟県 | 447.1万円 |
46位 | 徳島県 | 444.0万円 |
47位 | 長崎県 | 428.2万円 |
参考:政府統計の総合窓口 e-Stat賃金構造基本統計調査/賃金構造基本統計調査/令和元年賃金構造基本統計調査/一般労働者/都道府県別
※薬剤師の支給する現金給与額×12カ月+年間賞与その他の給与額で算出
薬剤師の全国平均年収は、548.3万円です。
この表では、全国平均よりも上の都道府県を黄色、平均よりも下回ってるところを赤色で色分けしました。
ランキングを見てみると、1位は静岡県の698.6万円、2位・長野県(689.5万円)、3位・高知県(642.7万円)という結果になりました。
上位3県は、全国平均の548.3万円と比べると130万円〜90万円も上回っており、いずれも高い水準です。
また、主要都市である愛知県は5位(622.1万円)と高めですが、東京都(20位・553.5)や大阪府(19位・558.8)は全国平均をかろうじて上回っているものの、年収的には低めの傾向。
さらに、九州の主要都市である福岡を見てみると、全国平均を大きく下回る28位・530.5万円という結果となりました。
このように、「都市よりも地方の方が薬剤師年収は高い」という噂は、事実のようです。
働く地域によって年収に200万円くらいの差が出ることも
働く地域によって、大きく左右されることになる薬剤師年収。
薬剤師として働く場所が、変わるだけで年収に約200万円もの差がついてしまうことも珍しくありません。
先程のランキングを見て、あなたの住んでいる都道府県が低いと感じたのならば、転職を考えるきっかけになるでしょう。
しかし、上記のランキングは主要都市以外でも薬剤師平均年収が低い都道府県がありますが、それらは主要都市ではありません。
そのため、地方だからといって必ずしも「年収が高い」というわけではないので、注意してください。
なぜ地方の薬剤師年収は高いのか?
では、なぜ主要都市よりも地方の方が年収が高いのでしょうか?
以下では、地方の薬剤師平均年収が高い2つの理由に迫ってみましょう。
- 薬剤師不足解消のため給与水準が高い
- 売上が良い分そのまま社員に還元できる
薬剤師不足解消のため給与水準が高い
一つ目の理由は、人口に対する薬剤師数が少ない地域が、薬剤師不足を解消するために、給与水準を高くしているからです。
下の図は、厚生労働省が調査した人口10万人に対する薬剤師の数をグラフで表しました。
この表を見てみると、徳島県が最も多く、平均年収ランキングでも46位と給与水準は低めです。
また、東京をはじめとする主要都市は、薬剤師が飽和状態にあり好条件を出さなくても薬剤医師は集まってきます。
一方で、平均年収ランキング上位の2県(静岡・長野)は、いずれも人口10万人に対する薬剤師数が少ないため給与水準が高くなっているのです。
このように、地方の薬剤師数が明らかに足りていないので、必然的に給与が高くなる傾向にあります。
売上が良い分そのまま社員に還元できる
2つ目の理由は、地方の薬局は売上がそのまま社員に還元されるからです。
基本的に、都市部でも地方でも、売上自体は変わりません。
何故なら、1日に薬剤師が扱える処方箋の枚数が決まっているからです。
薬剤師一人が1日に扱える処方箋の枚数は、法令で40枚までと決まっています。
(参考:東京都福祉保健局)
そのため、地方でも都市でも1日の売り上げには限界があり、稼げる額には上限があるのです。
しかし、都市部で薬局を経営していくには、地方に比べて家賃などのコストがかかります。
一方、地方であれば、家賃も安くコストも都市部ほどはかからないため、その分社員の給与に還元できるでしょう。
また、地方はお年寄りも多いため、薬局の利用頻度が高く、売上が都市部よりも良い傾向にあります。
実際に都市部の求人と地方の薬剤師求人を比較
ここまで、都市よりも地方の薬剤師年収は高いと解説してきました。
しかし、実際に比較してみないことには、どれくらいの差があるのか分かりません。
そこで、この項目では実際に都市と地方の求人票を比較しながら、平均年収を見ていきましょう。
はじめに、薬剤師平均年収が1位、静岡県の調剤薬局の求人を見ていきます。
参照:ヤクジョブ.com
続いて、主要都市の東京都・大阪府・愛知県の求人を見ていきます。
参照:ヤクジョブ.com
このように、都市と地方の求人を実際に比較してみると、最低年収と最高年収にも大きな差があることが分かります。
そのため、働く地域によっては、生涯で稼ぐことのできる生涯賃金にも大きく影響してくるでしょう。
また、同じ都道府県でも働く地域によって年収が異なるので、いくつかの地域と比較してみるのもおすすめです。
パートであれば大差はない
先述の通り、地方と主要都市の薬剤師平均年収は大きく異なってきます。
しかし、雇用形態が正社員ではなく、パートの場合は大差がありません。
実際に、パート求人を参考に比較して見ていきましょう。
まずは、静岡県のパート時給は、以下の通りです。
参照:ヤクジョブ.com
続いて、東京都のパート時給を見ていきましょう。
参照:ヤクジョブ.com
企業や職場によって時給は異なりますが、パートであれば都市と地方の差はさほどないといえるでしょう。
地方で薬剤師として働くメリット
地方で薬剤師として働く、一番のメリットは年収の高さです。
しかし、年収以外にも地方で働くとどのようなメリットがあるのでしょうか?
以下では、地方で薬剤師として働くメリットを解説しています。
患者さんとの関わりが深い
地方で働くメリット1つ目は、患者さんとの関わりか深いところです。
地方は、都市部よりもお店や病院も少なく、交通機関も発達していないため行く場所も限られてきます。
そのため、かかりつけ薬剤師としての役割を果たし、患者さんから頼りにされる機会も多いのが魅力です。
さらに、地方では都市部とは異なり一人の患者さんに時間がかけられることからコミュニケーションもとりやすくなります。
また、患者との馴染みになれば都会では築けないような深い信頼関係を築くことができるでしょう。
残業が少ない
2つ目のメリットは、都市に比べて残業が少ない点です。
都市部の薬局は、需要やニーズの高まりが多いため、遅くまで営業している店舗も数多くあります。
また、24時間営業のドラッグストアも多いので、勤務時間も不規則になりがちです。
一方で、地方の薬局やドラッグストアは、遅くまで営業しているところは少なく扱う処方箋も、多くありません。
その証拠に、都道府県別の就寝時間をまとめた表を見ていきましょう。
参照:グリコ公式ホームページ
このように、大都会の都市であればあるほど、就寝時間の遅さが目立ちます。
つまり、それだけ活動している時間が長く、店舗は営業時間の長さのニーズに応えなければなりません。
このように都市よりも地方の薬剤師の方が、残業が少なく定時で帰れて、不規則な勤務体系にもなりにくいのが大きな魅力です。
生活費が安い
3つ目のメリットは、家賃や物価などの生活費が安いことです。
家賃の安さは、都市部に比べて言うまでもありませんが、生鮮食品などの物価も地方の方が安く手に入ります。
つまり地方は、生活費も安く済むうえに、年収が高いという一石二鳥の場所なのです。
地方で不安な、物が手に入りにくいという点も通信販売を利用すれば心配ありません。
また地域によっては、独自の支援制度(子育て支援など)が存在し、住みやすい環境の地方はたくさんあります。
在宅医療が学べるチャンスが多い
4つ目のメリットは、在宅医療や訪問看護が学べるチャンスがあることです。
地方は、過疎化が進んでいる地域が多く、在宅医療や訪問看護のニーズが日々高まっています。
そのため、都市よりもそうした在宅医療に携われる機会が多いのが魅力です。
薬剤師として患者さんから頼りにされるというやりがいを持てるでしょう。
地方で薬剤師として働くデメリット
ここまで、地方で薬剤師として働くメリットを解説してきましたが、デメリットも知っておく必要があります。
地方の方が年収が良いからという理由だけで、転職すると後悔する可能性があるでしょう。
そうならないためにも、あらかじめデメリットを知っておいて下さい。
最新の医療情報が求めづらい
1つ目のデメリットは、最新の医療情報が求めづらいことです。
都市部であれば、医療従事者や薬剤師が多いため、最新医療に関する講演会や情報が求めやすい傾向にあります。
しかし、地方ではそのような情報を得る機会が少なく、自ら積極的に情報を求めに行く必要があります。
特に、地域限定の薬局の場合、最新の設備や医療情報が導入されにくいため、労働効率が悪くなってしまうことも少なくありません。
今の時代は、ネット社会でもあるので、調べれば医療情報は手に入りますが、最新の設備までは導入するのは大変です。
あらかじめ転職先に考えている施設の設備や、どのような流れで仕事をしているのかなどの業務形態を調べておきましょう。
キャリア志向の薬剤師に地方は不向き
2つ目は、キャリア志向の薬剤師には地方は不向きということです。
地方の薬局などは、大手企業が経営している薬局を除き、研修制度やキャリアアップがそれほど整っていません。
そのため、単調な仕事の繰り返しで、キャリアアップをしたい薬剤師にとっては正直つまらなく感じてしまうでしょう。
また、地方は薬剤師の数も少ないので、都市のように切磋琢磨するような雰囲気ではありません。
ただ、地方にいてもスキルアップになるような資格は取得可能なので、このデメリットは自分次第で試行錯誤できるでしょう。
交通機関が少ないため生活面が不便
3つ目のデメリットは、交通機関の不便さです。
地方は都市のように、交通機関が発達していないため生活面での不便さに驚くでしょう。
移動は、車が必須な地方も多いですし、電車やバスがない地域もあります。
また、スーパーなどの営業時間も短い店舗が多く不憫さを感じてしまう場面も多いです。
慣れない土地で生活していくのは、初めのうちは苦労するでしょう。
しかし、不便さの中にも地方ならではの助け合いが生まれ、近所の人とのコミュニケーションが生まれるきっかけになります。
そのため、地方で生活していくには、普段から地域の人々との付き合いも必要不可欠です。
実際に地方移住した薬剤師に聞いてみよう
また、医療体制の充実は都市部とさほど変わりません。
単身での移住はもちろんですが、ご家族様での移住もおすすめです。
島の人たちはのんびりしていて、都会の患者さんのように急かしてくる雰囲気もありません。
離島での生活は初めは慣れずに大変でしたが、1ヶ月もすれば慣れました。
島の人も温かく今では、島民全員の顔と名前が分かります。
Amazonも注文から3〜4日で届くし、充実した生活で毎日が楽しいです。
参考:週休3日薬剤師.comより一部抜粋
このように、実際に地方に移住された方の薬剤師の体験を聞くと、はじめは慣れない土地に苦労する場面も多いようです。
しかし「住めば都」という言葉があるように、住んでしまえば不便さも魅力で、生活していく上では何の問題もないように感じます。
また、移住をきっかけに働き方も見直す薬剤師も多く、雇用形態や勤務時間も大きくシフトチェンジして、プライベートとの両立に成功している人が多いです。
地方の薬剤師に転職がおすすめな人
地方の薬剤師が向いている人は、一体どのような人なのでしょうか?
ここまでの地方薬剤師のメリット・デメリットを踏まえて、地方の薬剤師に転職がおすすめな人を解説していきましょう。
のんびりと働きたい薬剤師
都市部では、さまざまな患者さんが訪れるため状況に応じた臨機応変な対応が求められます。
また、扱う処方箋量も人口に比例して増えるので、必然的に忙しくなるでしょう。
一方で、地方では人口も少なく来る患者さんもパターン化してくるので、都市部ほど忙しくはないといえます。
そのため、のんびりとマイペースに仕事をしたい薬剤師にとって地方は、ぴったりです。
しかし、あまりにも仕事がなく暇な場合は経営状態が心配で給与面にも影響してくるので、注意したいところではあります。
お年寄りが好きな薬剤師
地方は、都市部よりも高齢化が進んでおり、薬局のニーズも高いです。
そのため、お年寄りが多く住んでいる地域にとって薬剤師の存在は非常に頼りになります。
お年寄りとのコミュニケーションが得意な薬剤師にとっては、やりがいがある場所だといえるでしょう。
今後も日本は少子高齢化が進ことが予想されるため、高齢者とのコミュニケーション能力は薬剤師にとっては必須です。
在宅医療を学びたい薬剤師
先述した通り、地方の過疎化が進んでいる地域では、在宅医療や訪問看護が積極的に取り入れられています。
そのため、在宅医療に興味があり学びたい薬剤師にとって地方は、チャンスの場所です。
在宅医療では、バイタルチェックや残薬チェックなど、通常の薬局勤務ではできないような業務を経験することができます。
今後、少子高齢化が進めば訪問薬剤師のニーズはさらに高まるでしょう。
ワークライフバランスを重視する薬剤師
地方薬剤師は、仕事もプライベートも充実した生活を送りたい薬剤師におすすめです。
地方は、都市部に比べ残業や不規則な勤務は少なめなので、プライベートの時間はしっかりと確保できます。
中には、キャリア志向で毎日仕事をしていたいと思う薬剤師もいるでしょう。
しかし、薬剤師である前に、一人の人間として余裕のある生活を送りたいと思うのは当然です。
地方で薬剤師として働くことで、ワークライフバランスがとれた生活が実現できます。
薬剤師が地方へ転職する前の注意点
ここまで、地方がおすすめの薬剤師を見て、移住・転職の決意を固めた人もいるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
その前に、これから説明する地方へ転職する際の注意点を見ていきましょう。
- その土地について調べる
- 正社員ではなく派遣で働いてみる
- 転職エージェントに相談してみる
その土地について調べる
一つ目は、移住を考えているその土地についてよく理解することです。
- 車は必須なのか?
- 地域独自の風習
- 家賃相場
- 薬剤師の求人情報
- 気候
- 各自治体の支援制度
移住する前にこれらの項目を調査し、十分に精査する必要があります。
気軽に移住・転職を決意してしまうと後悔してしまうことにもなりかねません。
また、全国の自治体にも移住支援制度があり、それらを利用すれば生活費や家賃を補助してくれる地域もあります。
正社員ではなく派遣で働いてみる
いきなり正社員薬剤師として移住するのではなく、まずは派遣としてその地域で働いてみるのがおすすめです。
例として、薬剤師の派遣に関する求人を見ていきましょう。
下記の求人は、京都府京丹後市の薬剤師派遣です。
参照:ファルマスタッフ
時給も2,800円からと高く、居住付きで家賃も一部補助してくれる制度もあります。
このように、自分が移住を考えている土地に、派遣としてしばらく働いて本当にやっていけるのか見極める方法が良いでしょう。
転職エージェントに相談してみる
最後は、転職サイトに登録し転職エージェントに相談してみることです。
転職サイトに登録すると、企業によっては一人一人に担当のエージェントがついてあなたの転職をサポートしてくれます。
あなたの、転職条件を丁寧にヒアリングして、条件に合った求人を提案してくれます。
ポイントは、一つのサイトに登録するのではなく、求人の動向もサイトによってそれぞれ違うので、複数のサイトに登録するのが良いでしょう。
まとめ:年収アップを狙うなら都市よりも地方
ここまで、地方と都市の薬剤師年収を比較してきました。
結論としては、年収アップを狙うのであれば地方への転職がおすすめです。
- 傾向として都市よりも地方の方が薬剤師年収は高い
- 地方薬剤師の年収が高いのは薬剤師不足と還元率の高さが理由
- パートに関しては地域差はあまりない
ここまでの比較を簡潔に表にまとめました。
都市 | 地方 | |
平均年収 | 全国平均よりも低め | 全国平均よりも高め (全ての地方には当てはまるわけではない) |
パート時給 | 2,000円〜2,500円(大差なし) | 2,000円〜2,500円(大差なし) |
メリット |
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デメリット |
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このように、地方薬剤師は都市では感じられないようなやりがいと、メリットがたくさんあります。
まずは、移住先の情報を調べて、実際に派遣などで働くことがおすすめの流れです。
ぜひ本記事を参考にしながら、地方への転職・移住計画を進めて見てはいかがでしょうか?
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