薬剤師の平均年収って?男女別・年齢別さらに他医療職とも徹底比較!

薬剤師の年収を徹底比較
※本ページはアフィリエイト広告が含まれています。   ※口コミ・評判に関しては調査会社への依頼や公式サイトから一部抜粋して掲載しています。

「自分の年収はほかの薬剤師より高いの?低いの?」
「薬剤師ってどのくらい年収をもらっているの?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?

「薬剤師」とひとくちにいっても働く場所や年齢、性別によって年収が400~1000万円と大きく異なります。

そこで今回は、業種や年齢、性別ごとに薬剤師の平均年収を詳しくまとめました。

併せて、看護師や医師などほかの医療従事者との年収を比較したので、チェックしてみてくださいね。

記事の最後には、薬剤師が年収アップを成功させる方法もお伝えするので、年収1000万円超えを目指している人に必読です。

本記事の結論まとめ
  • 薬剤師の平均年収は549万と医療従事者の職種の中では高い水準
  • 都内より地方のほうが高い傾向にある
  • 薬剤師の年収のピークは50代60代がピーク
  • 職種別ではDS、製薬のMR,調剤は比較的高く病院は若干低め

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目次

薬剤師の平均年収は549万円と日本の平均年収よりは高い水準

薬剤師の平均年収は549万円

薬剤師=高年収」といったイメージをお持ちの方も多いようです。

実際に、薬剤師の平均年収はほかの職業と比べると高いのでしょうか?

結論からいうと、薬剤師の平均年収は日本人の平均年収よりも113万円高いです。

厚生労働省が行った「令和元年賃金構造基本統計調査」では、全国の薬剤師の平均年収は549万円というデータが出ています。

なお、国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本人の平均年収は、436万円ですので薬剤師は年収が高い職業に分類されます。

年度 全国の薬剤師の平均年収
2020年度 549万円
2019年度 535万円

参照:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査

上記のデータからは2019年度よりも14万円ほど年収がアップしていることが分かります。

薬剤師の年収はエリアや年齢、性別によって大きく異なるのでそれぞれ詳しい情報を見ていきましょう。

【都道府県別】薬剤師の平均年収ランキング!

都道府県別の平均年収

薬剤師は、「都市部」と「地方」によって年収が大きく異なります。

ここでは、都道府県での年収ランキングの上位5位を公開するのでチェックしましょう。

ランキング 都道府県 年収
1位 静岡県 660万円
2位 群馬県 613万円
3・4位 広島県・山口県 609万円
5位 熊本県 600万円

一般的な企業では、都市部の方が年収が高い傾向にありますが、薬剤師業界では地方の方が年収が高いといった特徴を持っています。

都市部には、薬学部がある大学が多く存在しているためか人手が足りており、年収を高く設定しなくても運営ができるようです。

一方、地方では薬剤師の人手不足が深刻化しており、年収を高く設定しなければ求人を掲載しても募集者がいない状態です。

「年収が高い会社に勤めたい」とお思いの方は、地方の企業や病院への就職・転職を検討してみてくださいね。

【年齢・男女別】薬剤師の平均年収

年齢・性別ごとの薬剤師の平均年収

ここでは、「年齢」と「性別」ごとに薬剤師の平均年収をまとめていきます。

厚生労働省が実施した「令和元年賃金構造基本統計調査」の職種別第2表をもとにまとめました。

年齢 男性 女性
20~24 336万円 391万円
25~29 496万円 464万円
30~34 581万円 507万円
35~39 653万円 542万円
40~44 653万円 578万円
45~49 652万円 601万円
50~54 704万円 670万円
55~59 719万円 619万円
60~64 729万円 524万円
65~70 607万円 600万円

男女問わず、勤務年数を重ねるごとに年収は高くなっていることが分かります。

ただし、男性は最高年収が729万円ですが、女性は670万円と比較的に年収の上昇が緩やかです。

30代前後に結婚や妊娠により退職する薬剤師が多いことが理由にあげられます。

【職場別】薬剤師の平均年収

職場別の薬剤師の平均年収

ここからは、職場別に薬剤師の平均年収をまとめていきます。

一般的に、薬剤師の方が働く場所は下記の4つです。

  • ドラッグストア
  • 調剤薬局
  • 病院
  • 企業

都市部と地方では、年収が大きく異なるのでそれぞれまとめました。

職種 都市部 その他のエリア
ドラッグストア 542万円 556万円
調剤薬局 507万円 522万円
病院 467万円 490万円
企業 504万円 532万円

参照:「薬キャリ職場ナビ

地方の薬剤師の年収をランク付けするのであれば、

1位 ドラッグストア
2位 企業
3位 調剤薬局
4位 病院

となります。

ドラッグストアや企業では、昇進によって年収1000万円超えも夢ではありません。

それぞれの仕事内容や年収について分かりやすく解説するのでご覧ください。

製薬会社はMRは高い

「製薬会社」とひとくちに言っても、MRや管理薬剤師など7つの業種に分類されます。

業種によって年収が大きく異なるので見ていきましょう。

業種 仕事内容 年収
管理薬剤師 薬の品質を管理する 600~900万円
治験コーディネーター 新薬の開発に携わる 400~800万円
MR 薬を販売する営業職 500~1,000万円
DI・学術 薬に関する情報を管理 300~700万円
研究職・開発職 新薬の研究・開発 500~900万円
企業内診療所の薬剤師 一般企業内での薬剤師業務 400~700万円
薬事職 新薬の申請を行う 400~1,000万円

参照:厚生労働省の統計「令和元年賃金構造基本統計調査

先述した通り、営業職である「MR」や専門性の高い「薬事職」は、年収1,000万円超えも目指せます。

それぞれ仕事内容や年収が異なるので気になる業種をチェックしてみてくださいね。

関連:『MR』なら薬剤師でも1000万円可能?その年収や仕事内容と今後…

ドラッグストア

ドラッグストアは、「調剤併設型ドラッグストア」と「一般医薬品・OTC医薬品のみのドラッグストア」に分類されます。

それぞれの年収を男女別にまとめたのでご覧ください。

ドラッグストアの種類 男性 女性
調剤併設型ドラックストア 655万円 539万円
一般医薬品・OTC医薬品のみ 592万円 550万円

参照:「リクナビ薬剤師

調剤併設型ドラッグストアは、名前の通り、ドラッグストアに調剤薬局が併設されています。

調剤業務に加えて、レジ打ちや接客、商品の管理など業務内容が多岐にわたる点が大きな特徴です。

一般医薬品・OTC医薬品のみのドラッグストアは、調剤業務がなく、接客や店舗運営業務をメインで行います。

いずれにしても深夜勤務や休日出勤が必要な場合が多く、ほかの職場で働く薬剤師よりも比較的に年収が高い傾向にあります。

調剤薬局

調剤薬局は、病院からの処方箋を受け取り、お客様に薬を渡す仕事です。

おもに、調剤室で医薬品を調剤する業務内容をこなし、年収はドラッグストア、製薬会社の次に高いといったデータが出ています。

なかでも大手調剤薬局である「メディカルシステムネットワーク」で働く薬剤師の平均年収は700万円と高年収です。

勤める会社の経営状況によって年収が大きく異なるので、転職・就職を検討している方は下調べを徹底しましょう。

参照:「openwork

国公立病院・民間病院

国公立病院・民間病院に勤める薬剤師は、医師・看護師などのほかの医療従事者とともに「チーム医療」として働きます。

医師や看護師へ薬剤に関するアドバイスを行ったり、患者様の症状に合った薬を調剤したりとやりがいのある仕事です。

新卒の薬剤師から高い人気を誇る業種であるため、「ほかの薬剤師に比べると年収が低い」といった欠点を持っています。

薬剤師として貢献したい」「医師や看護師と一緒に働きたい」とお思いの方にはピッタリな業種です。

【大手薬局別】ドラックストアで働く薬剤師の平均年収

大手薬局の年収ランキング

ここからは、大手ドラッグストアで働く薬剤師の平均年収をまとめました。

国内最大級の社員口コミを有する転職・就職のための情報プラットフォーム「openwork」の調査データを参考にしています。

ランキング 大手ドラッグストア 平均年収
1位 クスリのアオキ 733万円
2位 クリエイトSDホールディングス 675万円
3位 ウエルシアホールディングス 644万円
4位 カワチ薬品 611万円
5位 サンドラッグ 606万円
6位 ツルハホールディングス 598万円
7位 スギ薬局 576万円
8位 マツモトキヨシ 548万円
9位 キリン堂 510万円
10位 ココカラファイン 506万円

1位にランクインした「クスリのアオキ」と10位の「ココカラファイン」では、年収に227万円もの差がありました。

なお、クスリのアオキに勤める薬剤師の平均年収が高い理由は「固定残業制度の導入」が関係しているようです。

そのため、「労働時間が長くても問題がない」「年収が高い方がいい」と考える人に向いています。

看護師・医師ほかの医療職と徹底比較

看護師・医師と年収を比較

平成30年賃金構造基本統計調査」のデータをもとに、看護師や医師、ほかの医療職と徹底比較しました。

職業 平均年収
歯科医師 848.8万円
診療放射線・診療X線技師 512.9万円
臨床検査技師 473.5万円
理学療法士・作業療法士 408.4万円
准看護士 402.0万円

歯科医師は、平均年収848万円とずば抜けて高いことが分かりました。

なお、ほかの准看護士や理学療法士などの年収は400~500万円が平均的です。

薬剤師の平均年収は、549万円ですので歯科医師の次に年収が高い医療職だと言えるでしょう。

正社員・契約社員・パートで働く薬剤師の年収は?

雇用形態別の薬剤師の年収

薬剤師は、雇用形態によって年収に差があります。

ここでは、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」のデータをもとにまとめました。

雇用形態 平均年収
正社員 男性:678万円

女性:590万円

契約社員 469〜704万円

※時給2,444〜3,688円で換算

パート 276万円

※時給2,538円で換算

基本的に薬剤師は、専門性が高いためパートや契約社員の時給が2,000円以上と高く設定されています。

上記のパート薬剤師の場合、1日6.1時間、13.7日労働で年収が算出されていますが、フルタイムであれば年収400万円以上は無理なく到達できるでしょう。

薬剤師が年収をあげる4つの方法は?

薬剤師が年収アップをする方法

ここからは、薬剤師が年収をアップさせる方法について解説します。

  • 管理薬剤師になる
  • 資格を取得して手当をもらう
  • 副業をする
  • 転職をする

それぞれの年収アップの難易度や特徴についてまとめたので、参考にしてみてくださいね。

年収をあげる方法① 管理薬剤師になる

管理薬剤師になれば、年収アップが期待されます。

管理薬剤師とは、店舗運営を管理する薬局各店舗の責任者のことです。

勤務先によって大きく異なりますが、管理薬剤師の平均年収は、670万円と高く設定されています。

大手企業の管理薬剤師になれば、年収1,000万円以上も夢ではありません。

ただし、管理薬剤師は原則的に副業が認められていないということを頭に入れておきましょう。

年収をあげる方法② 資格を取得して手当をもらう

薬剤師は、福利厚生が整っている職場が多く、資格を取得すると手当がもらえるケースも。

「薬剤師手当」がもらえる職場であれば、薬剤師は全員手当を支給されます。

なお、薬剤師手当の相場は、3〜5万円と言われています。

また簡単に取れる資格ではありませんが、

  • 認定薬剤師
  • 専門薬剤師

といった資格は、おおよそ5,000〜10,000万円ほどの手当が毎月支給されます。

資格手当として、ボーナスに10万円上乗せしてくれる企業もあるようです。

年収をあげる方法③ 副業をする

公務員試験に合格をして、国立病院に勤めている「公務員薬剤師」以外は、副業をすることができます。

※就業規則に副業禁止と記載されている場合は副業ができません。

副業をして収入の柱を増やすことで、年収アップに繋がります。

薬剤師におすすめの副業は、

  • 病院の薬剤師
  • 調剤薬局の薬剤師
  • ドラッグストアの薬剤師
  • メディカルライター
  • WEBサイトの運営

などがあります。

日頃から慣れている「調剤業務」や「服薬指導」であれば負担が少ないかと思います。

なお、在宅でできる副業に取り組みたい方は、メディカルライターとWEBサイトの運営がおすすめ

専門性が高いコンテンツを作れる医療従事者は、web業界において貴重な存在です。

すきま時間を利用して大きく稼げる可能性があるので、気になる方はIT系の副業に関する知識を深めましょう。

年収をあげる方法④ 転職をする

年収アップを目指して転職をする薬剤師の方は多いです。

薬剤師は、働くエリアや業種などによって年収に差が開くため転職を検討する人が多い傾向があります。

年収アップが期待される転職先は下記の通りです。

1位 ドラッグストア
2位 企業
3位 調剤薬局
4位 病院

平均年収ランキングと同様に、1位 ドラッグストア、2位 企業という結果となっています。

なお、満足できる転職を成功させるためには、薬剤師専門の転職サイトを利用しましょう。

薬剤師専門の転職サイトでは、

  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 面接の練習をしてくれる
  • 人事にアプローチをしてくれる
  • 面倒な手続きを代わりに行ってくれる
  • 時給の交渉をしてくれる

といった万全なサポートを無料で受けられます。

自分ひとりでは、「転職が上手くいく自信がない」という方は、転職サポートのプロに頼ってみてくださいね。

まとめ:「管理薬剤師」なら年収1000万円超えも夢ではない

薬剤師は年収1000万円超えも目指せる

薬剤師の年収は、職種や年齢、性別によって大きく変化します。

ほかの医療職と比較すると薬剤師は年収が高い職業に分類されるようです。

しかし「今の年収では満足できない」「もっとプライベートと仕事を両立させたい」とお思いの方は、転職を検討してみてはいかがでしょうか?

薬剤師は比較的に転職しやすい特徴を持っているので、「自分の思い描く薬剤師」になれるようイメージを膨らませながら検討してみてくださいね。

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