薬局の在庫管理システムを比較!効率化できる各サービスを紹介!

※本ページはアフィリエイト広告が含まれています。   ※口コミ・評判に関しては調査会社への依頼や公式サイトから一部抜粋して掲載しています。

「これまでは空き箱や発注点で在庫管理してきたけれど、発注漏れや誤差が多くて困っている」

「業務効率を上げるためには、どの在庫管理システムを導入するべきだろうか?」

 

薬局の健全経営に不可欠な、適正在庫の実現

過剰在庫や欠品を避け、在庫管理業務にかかる労力を大幅に減らすためには、人間の記憶や経験に頼るだけでは不十分といえるでしょう。

今回は、調剤薬局の業務効率を大幅にアップするための、おすすめの在庫管理システムをご紹介します。

記事を参考にして自社に適した在庫管理システムを導入し、業務効率改善にお役立てください。

目次

在庫管理システムを選ぶポイント

さまざまな会社の提供する在庫管理システムの多くは、「需要予測」「入出庫連携」「他店舗との情報連携」の機能を備えています。

これらの主要な機能の使い勝手や、画面の操作性の良さなどを比較して自社に適したものを選ぶとよいでしょう。

具体的なポイントを解説します。

需要予測発注

基本的に在庫管理システムには、レセコンと連携して医薬品の需要を高精度に予測する機能が付いています。

レセコンにはさまざまなメーカーのものがありますが、NSIPS準拠のレセコンと自動連携できる在庫管理システムが多いです。

<NSIPSとは?>

NSIPSとは、日本薬剤師会が提案する薬局向けコンピュータシステム間の連携システムのこと。

NSIPSは公益社団法人日本薬剤師会の登録商標(商標登録 第5214610号)

従来の記憶に頼った発注や、空き箱発注だけでは漏れや確認ミスが高頻度で起こり得ます。

しかし在庫管理システムを用いれば、AIによって高精度の来局予測が実現できるのです。

入出庫管理

卸の納品データと連携して入庫情報を自動更新したり、レセコンの処方データと出庫数を連動させて在庫数を最新データに保ったりといった「入出庫の自動管理」も、在庫管理システムを利用すれば可能です。

オンライン発注だけでなく電話発注した分の納品データも反映してくれたり、契約価格と納入価の価格差を表示してくれたりと、システムにより昨日はさまざま。

ヒート・バラの区分や、分包品のグラム規格など、包装が違う医薬品も明確に区別してくれます。

規格ごとの発注点設定や予測発注ができるので、人的なミスを大幅に削減できるでしょう。

他店舗との在庫情報共有

在庫管理システムは自店舗だけでなく、系列他店舗の在庫数や不動在庫・有効期限切迫品などについても確認できます。

系列他店舗との融通を簡単にできる機能があるシステムや、他社の調剤薬局との不動在庫売却を可能とする在庫管理システムもあります。

 

個店や小規模薬局の経営者にとっては、他社との売買が高確率で行えるサービスは経営上メリットが大きいのではないでしょうか。

画面の見やすさ・操作性

業務を効率化するための在庫管理システムですから、見やすく使いやすい画面であることは必須条件と言えます。

資料請求をしてみたり、実機でのデモンストレーションを体験してみたりすると、自社に合っている在庫管理システムかどうかを見極めることができます。

気になる製品は、各社へぜひチェックしてみましょう。

おすすめ在庫管理システム5選

今回紹介する在庫管理システムの機能や価格を表で比較しました。

システム名 費用 導入実績 連携レセコンの

NSIPS準拠(*1)

需要予測 自動発注 入庫

・出庫の

自動連携

在庫の有効期限

データ反映

見積もり

簡略化機能

他店舗

情報共有

棚卸

効率化

Retriever One 記載なし

(要問合せ)

7,000件超(*2)

 

ODSS 記載なし

(要問合せ)

全国

(詳細は要問合せ)

Musubi AI在庫管理システム 記載なし

(要問合せ)

記載なし △:半自動 △:導入予定
PS+マネジメント 記載なし

(要問合せ)

記載なし
医薬品ネットワーク内『薬VAN』 記載なし

(要問合せ)

6,000件超(*3)

ー:機能なし、あるいは公式サイトに情報記載なし。
(*1)NSIPS®(エヌシップス):日本薬剤師会に提案されている薬局向けコンピュータシステム間の連携システムのこと。
(*2)シリーズ累計(2022年2月時点)
(*3)2021年時点

それぞれのシステムを順番に解説します。

Retriever One

レトリバーワン
引用元:Nabelinホームページ(https://www.nabelin.co.jp/business/medical-system/odss/pharmacy)

調剤薬局向け在庫管理システムRetriever One(レトリバーワン)は、株式会社佐賀電算センターが提供する導入実績7,000件超の在庫管理システムです。(2022年2月時点)

個店~小規模の薬局に特化したシステムであり、日本薬剤師会の提唱するNSIPS準拠レセコンに自動連携が可能。

インターネットに接続しているパソコンさえあれば利用可能なのがメリットです。

 

過去の処方実績をもとに需要予測をしてくれるので、在庫の偏りや処方時の欠品を防ぎながら発注を行うことができます。

患者の来局タイミングも、システムが自動計算します。

予製のシステム管理や季節ごとの処方パターンなどの手動登録が可能なのは、レトリバーワンの大きな特徴といえるでしょう。

 

入出庫データは自動更新され、規格単位やヒート・バラ別の在庫確認も簡単です。(集計単位は「包装単位」、「ヒートバラ別」、「薬価収載単位」などを自分で選択可能)

 

他舗の在庫数量と月々の使用量を確認できるので、店舗間の分譲作業も簡略化できます。

レトリバーワンは、業務効率を上げて患者対応の時間を生み出す強力な味方になることでしょう。

(資料請求:お問い合わせ|株式会社佐賀電算センター

調剤薬局向け在庫管理システムODSS

 

ODSS
引用元:Nabelinホームページ(https://www.nabelin.co.jp/business/medical-system/odss/pharmacy)

 

「ODSS(On Demand Supply System)」は、鍋林(なべりん)株式会社が開発したクラウド型在庫管理システムです。

ODSSの強みは「発注自動計算」、「不動品対策」、「見積もり簡単化」、「棚卸機能」の4つ

NSIPS準拠のレセコンと自動連携しているので、長期処方薬や特定患者にしか処方されていない薬もベストなタイミングで発注可能です。

 

卸からのオンライン発注分だけでなく、電話発注もデータ受信により自動入力できます。

納品データには有効期限情報が付帯するため期限管理が簡単で、不動在庫対策になります。もちろん「PTP」「バラ」や「0.5g分包」「1g分包」など、包装違いの医薬品の区別にも対応可能です。

 

見積もり入力フォームと棚卸機能の使いやすさが、他の在庫管理にはない大きなメリットといえるでしょう。

卸別価格比較を見てすばやく価格決定したり、ハンディターミナルによる効率的な棚卸を実現します。

(資料請求:ODSSお問い合わせフォーム|鍋林株式会社

Musubi AI在庫管理システム

Musubi
引用元:Musubiホームページ(https://www.nabelin.co.jp/business/medical-system/odss/pharmacy)

株式会社カケハシが提供する在庫管理システム、『Musubi AI在庫管理システム』。

クラウド型電子薬歴サービスのMusubi内の機能のひとつです

 

Musubiが独自開発した在庫管理用(特許出願中)コードにより、AIアルゴリズムが自動で紐づけて、在庫入出庫管理を行います。

この独自コードを用いることで、PTP ・ バラの区分や、軟膏のつぼ・ チューブ別発注、エンシュアの味の区別などを可能にしています。

 

Musubi在庫管理システムは、AIの発注予測データを従業員がチェックして発注するという「半自動化」のスタイルをとっています

 

他店舗の不動在庫・有効期限切迫品が確認可能です。

「他店舗への在庫融通機能」や「Pharmarketへのらくトク売却機能」も現在開発中であるため、導入後はよりスムーズに在庫管理を行えることでしょう。

ちなみに、Parmarket(ファルマーケット)とは医療用医薬品の不動在庫を買取・販売する外部サービスのことです。

 

帳票出力機能や棚卸機能なども現在開発中であり、Musubiの在庫管理システムは発展途上といった印象があるかもしれません。

しかし、在庫管理と電子薬歴の両方を新設・切り替えようと検討している薬局にとっては、Musubiを導入すれば一度にすべて解決できるので大変便利といえるでしょう。

(資料請求:資料請求|Musubi

薬局向け在庫管理システムPS+マネジメント

スズケンPS+マネジメント
引用元:スズケンホームページ(https://www.suzuken.co.jp/product/supportsystem/)

『薬局向け在庫管理システムPS+マネジメント』は、医薬品卸のスズケンが「お得意様支援サービス」として提供している在庫管理システムです。

処方データに居基づいて適正な発注数を算出したり、ロットや有効期限つき納品データによる自動入庫、NSIPS準拠のレセコンデータの取り込みによる出庫管理が可能です。

系列の複数店舗が作成したデータを、本部がシステム上で確認する機能も付帯しています。

サービスについてさらに確認したい場合は、スズケンの問い合わせ窓口で問い合わせ可能です。

薬局経営支援サービス 医薬品ネットワーク

医薬品ネットワーク

引用元:薬局経営NAVIホームページ(https://yk-navi.jp/service/)

 

『医薬品ネットワーク』は、なの花薬局を経営する株式会社メディカルシステムネットワークが運営するサービスです。

1999年のサービス開始以降順調に加盟店を増やし、2021年には加盟店6,000件超という、市場の1割を超える実績を上げています。

医薬品ネットワークは単なる在庫管理システムではありません

加盟店になることで医薬品の購入サポートを受けたり、加盟店同士の不動在庫売買「デッドストックエクスチェンジサービス」(特許取得 特許第6078193号)を利用できたり、薬剤師教育サービスを受講できたりとさまざまな機能を利用できるサービスです。

医薬品ネットワークに加盟すると、サービス内の在庫管理システム『メディシスVAN』を利用できます。

メディシスVANでは、完全自動発注が可能です。

業務効率を改善したい、仕入れ値交渉の負担を軽減したいなど、中小薬局のさまざまな要望をトータルでサポートしてくれるサービスといえるでしょう。

(資料請求:お問い合わせ|薬局経営NAVI

まとめ:在庫管理を導入して対物業務を軽減しよう!

在庫管理システムを導入すると、煩雑な発注業務や欠品対応などを大幅に削減することができます。

日々を圧迫していた対物業務の負担が減れば、経営状態を改善できたり、対人業務へのシフトを進められたりとさまざまなメリットを得ることが可能です。

ぜひ、この機会に自社に適した在庫管理システムを検討してみてはいかがでしょうか。

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