「イオンリテールの薬剤師の年収が知りたい」
「イオンリテールの福利厚生は?」
「イオンリテールの面接ってどんな感じ?」
イオンリテールは、大型ショッピング施設イオンを運営している企業です。
イオンリテールは「イオン薬局」という薬局事業も運営していて、多くの薬剤師を採用しています。
そこで今回は、イオンリテールで働く薬剤師の年収や仕事内容から気になるキャリアまで、徹底的に分析していきます。
本記事を読んだ人は、イオンリテールの面接を受けるべきなのかが分かるので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
- イオンリテールの薬剤師年収
- 福利厚生について
- 薬剤師の仕事内容
- 薬剤師のキャリアパスについて
- イオンリテールの面接内容
- イオンリテールに向いている薬剤師
本記事ではイオンリテールの年収について解説します。もし、薬剤師の平均年収などと比較したい場合は下記の記事もチェック!
イオンリテールの基本情報
イオンリテールとは、どのような会社なのでしょうか?
まずは、イオンリテールがどんな会社であるのかを見ていきましょう。
企業概要
イオンリテールの企業概要を下記の表にまとめてみました。
企業名称 | イオンリテール株式会社 |
URL | https://www.aeonretail.jp/company/ |
代表者 | 代表取締役社長 井出 武美 |
発足日 | 2008年8月21日発足 |
本社所在地 | 千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1 |
事業内容 | 総合小売業 |
資本金 | 1億円 |
店舗数 | 396店舗(2021年2月末現在) |
従業員数 | 正社員 24,064人(2021年2月現在) 時間給社員 96,980人(2021年2月現在) |
売上高 | 1兆9,672億円(2021年2月現在) |
関連企業 | イオン(株) イオン北海道、イオン九州ほか国内外に約300社 |
参照:イオンリテール公式HP
イオンリテール始まりは、関西のローカル企業3社が提携を基にした「ジャスコ(株)」です。
その後、「イオン(株)」へと社名を変更し、小売業事業をイオンリテール株式会社に継承。
パートを含めた従業員数は、12万人を超える大企業で、海外にも店舗を構えています。
薬剤師のとして働く従業員も約2,200名程いて、そのほとんどがイオンの中にある「イオン薬局」での勤務です。
社風はあるが正直店舗によるところが大きい
次にイオンリテールの社風についてですが、まず基本理念を見ていきます。
イオン(AEON)とは、ラテン語で「永遠」をあらわします。
私たちの理念の中心は「お客さま」:イオンは、お客さまへの貢献を永遠の使命とし、最もお客さま志向に徹する企業集団です。「平和」 イオンは、事業の繁栄を通じて、平和を追求し続ける企業集団です。
「人間」 イオンは、人間を尊重し、人間的なつながりを重視する企業集団です。
「地域」 イオンは、地域のくらしに根ざし、地域社会に貢献し続ける企業集団です。イオンは基本理念のもと、絶えず革新し続ける企業集団として、「お客さま第一」を実践してまいります。
引用元:イオンの基本理念
基本理念を見てみると、お客様を第一に考えた企業運営を目的とした感じです。
また、イオンでは社会貢献や環境問題などに積極的に取り組んでいる企業であり、公益財団法人「イオン環境財団」を運営しています。
このように、イオンリテールの社風の基本として、お客様や社会貢献を第一に考えたものがあります。
次に、実際にイオンリテールで働いている薬剤師の口コミから、社風を見ていきましょう。
お客様のニーズに応えるためには日々努力です。
局長が理解のある人であれば、お休みもとりやすいです。
いろんなことに興味がある人には向いている会社だと思います。
引用元:エンライトハウスより一部抜粋
口コミを見る限りでは、同じ企業であっても店舗ごとに雰囲気が全く違うようです。
また、イオンリテールではスマホで処方箋を送れるシステムを早くから導入している会社なので、新しいことを積極的に取り入れる社風でもあります。
企業業績は損失もあるが2022年には黒字を見込んでいる
イオンリテールの母体となるイオン(株)の企業業績は、以下の通りです。
イオンが4月9日に発表した2021年2月期決算によると、営業収益8兆6039億1000万円(前期比0.0%減)、営業利益1505億8600万円(30.1%減)、経常利益1388億100万円(32.6%減)、親会社に帰属する当期損失710億2400万円(前期は268億3800万円の利益)となった。
引用元:流通ニュース
2021年度イオン(株)は、業績があまり良くなく親会社に帰属する損失が710億円にも昇りました。
店舗の休業や時短営業などが原因です。
しかし、これは一過性の損失であり、2022年には黒字回復を見込んでいます。
さらに、イオンリテールの業績自体はプラスです。
下の画像は、イオンの公式サイトで発表された業績報告です。
引用元:イオン公式サイト
ヘルス&ウェルネス事業見てみると、営業収益は前年と比べて8.9%もアップしています。
このように、イオンリテールの業績自体は年々上がっているといえるでしょう。
イオンリテール薬剤師の年収は?
イオンリテールに勤める薬剤師は、いくらもらっているのでしょうか?
新卒と中途採用の場合の年収とさらには、他のドラッグストアと比較しながら見ていきましょう。
新卒薬剤師は平均年収よりも高い
イオンリテールの新卒薬剤師の年収は、以下のようになります。
勤務範囲 | 年収 |
全国 | 424.2万円〜448.2万円 |
エリア | 400.2万円〜424.2万円 |
地域限定 | 340.2万円〜364.2万円 |
参照:イオンリテール公式サイト
表のように、イオンリテールの新卒薬剤師の初任給は、勤務範囲や勤務地にによって異なります。
薬剤師一年目の平均年収は、300万円〜420万円といわれているので、イオンリテールの新卒年収は平均よりも少し高めです。
中途薬剤師の場合も平均年収より高い
イオンリテールに中途採用で入社した場合の年収を表にまとめました。
勤務範囲 | 年収 |
全国 | 424.2万円〜660万円 |
エリア | 400.2万円〜636万円 |
地域限定 | 340.2万円〜576万円 |
参照:イオンリテール公式サイト
中途採用の場合も勤務範囲や勤務地によって年収が変動します。
中途採用の場合は、能力や経験に応じて年収が決められるので幅が大きいのです。
また、参考としてマイナビ薬剤師でイオンリテールの求人を検索してみると、平均年収のモデルとして24歳〜30歳で420万円~500万円程度だということが分かりました。
参照:マイナビ薬剤師
ちなみに、厚生労働省「平成29年度賃金構造基本統計調査」で公表されている25歳〜29歳の薬剤師の平均年収は471万円です。
このようなことから、イオンリテールの平均年収は、薬剤師の平均年収と比べて高いことが分かります。
ボーナスが3回ある
イオンリテールは他の企業に比べボーナスの回数が多いです。
通常、企業のボーナスというと、夏と冬の年2回が一般的ですがイオンリテールは、なんと3回もボーナスが出るんです!!
おそらく、基本給が30万円を超えていれば、仮に1.5倍×3回でボーナスだけで135万円はもらえるでしょう。
ただし、新卒や中途で入社した1年目は2回の支給となりますので、注意しておきましょう。
2年目からは、5月・7月・12月の年3回のボーナスが支給されます。
他の企業の薬剤師年収を比較
イオンリテールの他にもドラッグストアはたくさんありますが、他の企業と比べた場合の年収はどうなのでしょうか?
以下では、イオンリテールをはじめとするドラッグストア薬剤師の平均年収を表にまとめてみました。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1位 | イオンリテール | 570万円 |
2位 | スギ薬局 | 536万円 |
3位 | クオール | 485万円 |
4位 | 日本調剤 | 481万円 |
5位 | アインファーマシーズ | 312万円 |
出典:「医療系職種の年収が高い企業ランキング」を発表!1位イオンリテール(企業口コミサイトキャリコネ)
このように、イオンリテールの平均年収は他の企業に比べても、高いことが分かります。
イオンリテール薬剤師の待遇は?
イオンリテールの年収は、比較的高いことがわかりましたが、次に気になるのが休日などの待遇です。
以下では、イオンリテールの福利厚生や年間休日について解説していきます。
福利厚生
以下は、イオンリテールで受けられる福利厚生の一覧です。
- 総合共済会(イオングッドライフクラブ)
- 健康保険組合
- 企業年金基金
- 団体生命保険
- 社員持株会
- 財形貯蓄
- 買物割引制度
- 育児勤務・育児休職制度
- 介護勤務・介護休職制度
- 社宅、住宅助成金制度
※参照:イオン採用HP
上記の一覧の他に、年間20日連続休暇やディズニーランドなどのテーマパーク割引など、様々な福利厚生があります。
年間休日
イオンリテールの薬剤師の年間休日日数は120日〜125日です。
他の企業と比較してもかなり多い年間休日となっています。
企業名 | 年間休日 |
イオンリテール | 120〜125日 |
スギ薬局 | 121日 |
マツモトキヨシ | 116日 |
サンドラッグ | 116日 |
参照:各企業の募集要項より
また、イオンリテールでは「20日間連続休暇制度」という文字通り20日間連続で休日を取得できる制度があります。
ただ、連続で20日間この制度を使う人は少なく、5日間の連休を4回取得するなどする人がほとんどのようです。
イオンリテール薬剤師の仕事内容と勤務形態
イオンリテールに就職した場合、どのような仕事内容があるのでしょうか?
以下では、イオンリテール楽座医師の仕事内容と勤務形態について解説しています。
仕事内容
- 調剤/OTC担当としての調剤業務
- OTCの接客・販売
などを担当します。
医薬品をはじめとして、健康食品や介護用品などのアドバイザーとして幅広い業務を行います。
かかりつけ薬局の要として薬剤師は重要な仕事内容を任されるのです。
勤務形態
イオン薬局は、大型のショッピングセンターに併設していることが多いので、営業時間は長く基本的にシフト制です。
そのため、勤務時間は不規則になることが考えられます。
しかし、店舗により営業時間が違ってくるので、自分の希望するイオン薬局の営業時間を確認するのもおすすめです。
イオンリテールのキャリアパスについて
イオンリテールのメリットとして豊富なキャリアパスがあります。
薬剤師としてはもちろん、管理薬剤師、さらには薬局長を目指せます。
また、薬局勤務の他にも調剤トレーナー、バイヤー、商品開発にも携わることができるのです。
このようなキャリアを実現するために、イオンリテールでは下記のような教育制度を設けています。
引用元:イオンリテール公式サイト
一般教育・専門教育・キャリア教育の3つに分かれており、一人ひとりの希望キャリアに合わせた理想の薬剤師を目指すことができます・
イオンリテールは転勤がある?
結論からいうと、イオンリテールには転勤があります。
ただ、転勤はあくまでも希望性なので、転勤を希望しなかった場合は地域限定社員となり転勤はありません。
しかし、地域限定社員の場合は、転勤ありの薬剤師と比べて年収は低くなります。
また地域限定社員であっても、通勤範囲内の店舗移動はあるようです。
なので、転勤に抵抗がなく高年収を狙いたい薬剤師は、全国転勤がおすすめです。
イオンリテールはブラック?激務?
イオンリテールは、前述の項目でも解説したように、年収は高く年間休日数も多いのでブラックということはないでしょう。
しかし、これだけの大企業となるとどの店舗も同じような勤務待遇にするのは難しいようです。
そのため、店舗によっては忙しく激務となるイオン薬局があっても不思議ではありません。
そのような激務店舗を避けるようにするためには、なるべく人の集まらない郊外や、各店舗の営業時間をチェックするなどしておくのがおすすめです。
イオンリテールの面接に受かるコツ
ここまでの解説で
と思った薬剤師のために、過去の面接内容などから、面接に受かるコツを教えていきたいと思います。
面接の流れ
イオンリテールで新卒薬剤師採用の場合以下のようなフローで採用が決まります。
⬇︎
セミナー
⬇︎
筆記試験
⬇︎
面接
⬇︎
最終面接
⬇︎
合否通知
中途採用の流れは、確認できませんでしたが、新卒採用と同じ流れかもっと簡単なフローになる可能性があります。
イオンリテールのエントリーは採用Webサイトで行っていますのでチェックしてみましょう。
面接を受けた人の体験談
ここでは、実際に面接を受けた人の体験談をクチコミサイトから、一部抜粋しながらご紹介していきたいと思います。
それ以外では、アルバイトの経験についてや入社した後の勤務エリア希望について。
「入社後はどんな人物になりたいか」「長所や短所」.などのお決まりの質問も。
面接官は終始和やかな笑顔でいてくれて、自分が喋った内容に対して「~ということですね?」と聞き返してくれたりして話しやすい雰囲気でした。
また、噛んでしまってもしっかりと伝える姿勢を見せれば面接官は評価してくれます
イオンに関しては、学チカをしっかりと話すことができれば内定に大きく近づけると思いますので頑張ってください
説明会やイベントが多くて、至れり尽くせりな印象。合格者限定かもしれないが、連絡も早くて安心できた。
参照:楽天 みん就
クチコミを見る限りでは、イオンリテールは特に圧迫面接のような感じはなく、穏やかな面接内容のようです。
また、多くみられたのが、合否の通知が早いというクチコミです。
このようなことから、イオンリテールでは面接環境は良いと言えるでしょう。
会社説明会に参加する
面接を受ける前には、会社説明会に参加することをおすすめします。
会社説明会に参加することで、企業の雰囲気をある程度掴めたり、入社後のビジョンがより身近に感じられるからです。
現在は、コロナで大規模な企業説明会は少なくなりつつありますが、イオンはWebでの企業説明会もやっています。
ぜひ面接を受ける前には、説明会に最低一回は説明会に参加しておきましょう。
求めている人材
イオンリテールの求めている人材としては、以下のようなものです。
『課題を自ら発見し、解決策を徹底的に考え抜き、周囲を巻き込みながら実行に移すことができる人材』お客さまを第一に考え、
① 失敗を恐れず現状を打破し、新しい「イオンスタイル」を創造できる人
② お客さま視点の自由な発想で、お客さまの期待を上回る“感動”を提供できる人
③ イオンの理念・価値観に基づいて、常に正直で誠実な行動ができる人引用元:イオンリテール公式サイト
こちらは、イオンリテール総合職の求める人物像ですが、薬剤師にも通ずるものがあります。
要約するとイオンリテールでは、自分から積極的に動ける人材を求めているのです。
イオンリテールの面接を受けるべき薬剤師
イオンリテールの年収や仕事内容、面接について解説してきた中で、ぜひ面接を検討して欲しい薬剤師は以下の通りです。
プライベートと両立させたい薬剤師
イオンリテールでは、年間休日が125日と圧倒的に多いのが魅力です。
そのため、仕事とプライベートを両立させて充実したライフスタイルを送りたい薬剤師にはぴったりの企業だといえるでしょう。
高年収を狙う薬剤師
年収の項目でも解説した通りイオンリテールでは、高い年収が期待できます。
さらに、ボーナスが年3回もあるのもポイントです。
全国転勤を希望すれば、さらに年収は上がるでしょう。
調剤業務だけでなく幅広い業務を求める薬剤師
イオンリテールでは、多彩なキャリアパスが用意されているため、さまざまな業務に携われます。
調剤業務だけでなく、商品開発やバイヤーなどのキャリアで薬剤師としてのスキルが活かせるのです。
このような幅広いキャリアは、一人の人間としての成長のチャンスでもあります。
まとめ:イオンリテールで理想の薬剤師を目指そう
いかがでしたか、イオンリテールは「高年収・高待遇・高キャリア」の3拍子が目指せる素晴らしい企業です。
また、結婚などで住む地域が変わってもイオン薬局は全国に店舗展開しているので、仕事が続けやすいと思います。
ぜひ、イオンリテールのエントリーから始めてみて、あなたの理想とする薬剤師像を目指してみませんか?
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