「転職エージェントを使わなければ転職できないの?」
「自分のペースで転職活動したいけど、内定獲得しにくいの?」など、転職エージェントに登録するべきか悩む薬剤師の方も多いでしょう。
結論からいうと、薬剤師は転職エージェントを使わずに転職できます。
ここでは、転職エージェントを使わずに転職する4つの方法をまとめました。
「転職エージェントを使うメリット」や「使わない場合に考えられるデメリット」も解説。
本ページを読めば、あなたが転職エージェントを使うべきかがハッキリと分かり、効率良く転職活動をスタートできるでしょう。
総まとめ
- 転職エージェントを使わずに転職する方法は「ハローワーク」「企業の公式サイトから直接応募」「SNS」「知人の紹介」の4つ
- 効率よく転職するために薬剤師特化型の転職エージェントを利用するべき
結論|薬剤師は転職エージェントを使わなくても転職できる
繰り返しになりますが、薬剤師は転職エージェントを使わなくても転職できます。
しかし自分ひとりで転職活動を進めると、納得のいく転職成功できなかったり、長引いてしまったりする可能性も。
転職エージェントでは、非公開求人を紹介してもらえるほか、模擬面接や書類添削、年収交渉などの手厚いサポートを受けられます。
キャリアアドバイザーのアドバイスを受けながら転職活動を進めるので、納得のいく転職を成功できるでしょう。
4つの選択肢!転職エージェントを使わない方法
転職エージェントを使わない場合、下記のいずれかの方法で転職する薬剤師が多いです。
- 企業や病院の公式ホームページから直接応募する
- 知人の紹介で転職する
- ハローワークで利用する
- SNSを活用する
転職エージェントを使わずに転職する方法を見ていきましょう。
企業や病院の公式ホームページから直接応募する
薬局や病院の公式ホームページを念入りにチェックして、募集中であれば直接応募します。
ある程度、転職したい企業や病院、薬局が決まっているならこの方法で転職すると良いでしょう。
公式ホームページを隈なくチェックすることで、応募書類の作成や面接で役立つ情報が得られる可能性も。
すべて自力で転職活動を進める必要があるので、転職成功までの道のりが長く、挫折してしまう薬剤師もいます。
「自分で働く場所は自分で決める」というような強い意志を持っており、行動力のある人は、直接応募して内定を勝ち取りましょう。
知人の紹介で転職する
薬剤師の人脈をフル活用して、転職先を決める人もいます。
紹介者がプライベートな自分を知っている友人であれば、性格的に向いている職場を紹介してくれるかもしれません。
しかし万が一、転職先でトラブルが起きてしまったときに、友人の顔に泥を塗ることになるので注意が必要です。
「友人との関係が崩れる可能性がゼロではない」というリスクを知っておきましょう。
ハローワークで利用する
薬剤師に限らず、転職時にハローワークを利用する人は多いです。
ハローワークは、地域に特化した求人を豊富に取り扱っています。「地元で働きたい」「夫の転勤先で働き口を探している」という方は、地域密着型のハローワークを利用すると良いでしょう。
しかしハローワークは、転職エージェントと異なり、どのような企業でも無料で求人掲載します。そのためブラック企業が紛れ込んでいたり、採用コストをかけられない企業が多かったりするケースも。
また、ハローワークのアドバイザーは、薬剤師専門ではないので専門知識が乏しい可能性もあります。サポートを受けながら転職活動を進めたい方は、ハローワークではなく転職エージェントの方がおすすめです。
SNSを活用する
近年では、SNSで求人募集しているケースも珍しくありません。
企業側は、採用コストを削減できる上に、SNSの投稿を通じて人柄を判断材料の1つにできます。
一方で薬剤師は、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)で、経営者や人事の方と直接交渉をしたうえで決断できるメリットも。
おもに、TwitterやTikTokで募集をしている企業が増えています。
探し方のポイントとしては、検索窓に「#薬剤師募集」「#薬剤師 募集中」などと入力するとヒットするので試してみてくださいね。
ワークショップの最終工程!自分で作った軟膏を詰めてもらいました♪
保護者の方の質問が専門的やと思ったらお二人、薬剤師さんでした?
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— ウラタ薬局 (@uratayakkyoku) August 25, 2018
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薬剤師が転職エージェントを使う5つのメリット
薬剤師が転職エージェントを使うメリットは次の5つです。
- 多くの求人情報のなかから好条件な転職先を選べる
- 転職にかける労力と時間を削減できる
- 内定獲得率が向上する
- 企業や病院の内部事情を把握できる
- 交渉代行してくれる
「転職エージェントは使わなくても良いのでは?」と考えている人は、一度お目通しください。
良し悪しを知ったうえで「使わない」といった選択をしましょう。
多くの求人情報のなかから好条件な転職先を選べる
転職エージェントの最大のメリットは、保有している求人数が圧倒的に多いことがあげられます。
大手転職エージェントの求人保有数をまとめたので参考程度にご覧ください。
転職エージェント | 求人数 |
マイナビ薬剤師 | 58,000件以上 |
ファルマスタッフ | 57,867件以上 |
薬キャリ | 16,333件以上 |
なお、一般公開すると応募者が殺到してしまうような好条件の「非公開求人」を保有しています。
多くの求人情報のなかから自分の条件にあう転職先を見つけられるはず。
ひとりで探すよりも理想のライフワークバランスを実現しやすくなるでしょう。
転職にかける労力と時間を削減できる
ひとりで行う転職活動は、想像を超えるほど大変です。
とくに希望条件にあう職場が見つからない場合は、難航してしまい体力や労力、時間だけ奪われてしまいます。
現職で残業や休日出勤などの過労に対して不満を感じているのであれば、なおさら転職活動に時間を割くことが負担になるはず。
転職エージェントに登録しておけば、手厚いサポートを受けられるので、転職活動が効率的に進みます。
自分の希望条件を伝えるだけで、求人を厳選紹介してるだけでなく、面接の日程調整や段取り、年収交渉、書類添削まで行ってくれるのです。
現職で働きながら転職活動を進める場合は、転職エージェントの力を借りた方が良いでしょう。
内定獲得率が向上する
転職エージェントを利用することで、内定獲得率が向上します。
というのも転職エージェントでは、下記のサポートを受けられるため、ほかの求職者より一歩リードできるのです。
- 専任キャリアアドバイザーによるキャリアコンサルティング
- 希望条件や希望職種を踏まえた最適な求人案件の紹介
- 書類添削サポート
- 面接サポート
また、「転職エージェントが紹介してくれる人材なら積極的に採用したい」と前向きに考える企業も。
転職エージェントを通して転職すれば、自力では転職成功できなかった企業に入職できる可能性もあります。
企業や病院の内部事情を把握できる
基本的に転職エージェントは、求人先の内部事情まで把握しています。
公式ホームページや一般公開されている求人情報では見られないネガティブな情報を入手していることも。
具体的には、下記のような内部の情報・事情を教えてくれる可能性があります。
- 募集背景(増員のための募集なのか、欠員募集なのか)
- 退職者が多い職場なのか
- 管理薬剤師の人柄、出身大学など
- 店舗の男女比や年齢層、主婦が多いのか
とくに現職の管理薬剤師とのトラブルで転職したいと考えている求職者には、求人先の管理薬剤師の情報を伝えてくれるケースも。
交渉代行してくれる
転職エージェントによっては、自分では言いづらい年収面や勤務時間についての交渉を代行してくれます。
社労士事務所への転職の内定をもらいました✨
今は年収等の条件について、転職エージェントが交渉してくれています。
先日の合格発表の後、11月に転職エージェントに登録したのですが、まさか1件目の紹介で決まるとは?
本当に感謝していますm(_ _)m— satoshi@社労士の卵 (@satoshi__nyan) December 9, 2021
実際に、転職エージェントが交渉してくれたおかげで年収がアップしたという声も。
企業とのパイプが太い転職エージェントであれば、交渉がスムーズにいく傾向にあります。
薬剤師が転職サイト・エージェントを使わないデメリット
ここまでで、薬剤師は転職エージェントを使用した方がメリットが大きいことが分かりました。
一方で、転職エージェントを利用しないことでどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
非公開求人を把握できない
転職エージェントを利用しなければ非公開求人を確認できません。
非公開求人は、一般公開すると応募者が殺到するほど好条件な案件が多い特徴があります。
高年収や好優遇で採用してもらえる可能性があるので、見逃したくない方は転職エージェントに登録だけするのも良いでしょう。
転職サポートを受けられない
転職サポートを受けられないことも大きなデメリットです。
自分ひとりで転職活動をすると、遠回りになってしまい転職が難航する可能性も。
転職エージェントは、求人紹介から面接の練習、書類の添削、自己分析まで一貫してサポートを受けられます。
「書類通過できない」「面接が上手くいかない」といった悩みも解消されるはずです。
とくにはじめて転職する場合は、進め方がわからないのでプロの力を借りた方が良いでしょう。
転職エージェントを使わない方が良い薬剤師
転職エージェントを使わなくても良い薬剤師の特徴・共通点は次の通りです。
- 転職先が決まっている
- 他社からヘッドハンティングを受けている
- 転職エージェントに掲載されていない企業に転職したい
上記に該当するものがあれば、自力で転職成功できるでしょう。
それぞれ注意しておきたいポイントや応募方法などが異なるのでご覧ください。
転職先が決まっている
すでに入社意思が固く決まっている場合、転職エージェントを使用する必要はありません。
下記のような薬剤師に転職エージェントが出来ることはほとんどないからです。
- 働きたい企業や店舗が明確に決まっている
- 応募条件に不満がない
- 店舗の内部事情を知り尽くしている
- 内定獲得できる自信がある
上記に該当する薬剤師は、公式ホームページに直接応募すると良いでしょう。
近年では稀に、人事部の方がTwitterやTikTokなどのSNSを介して募集しているケースも。
アプローチ方法が複数見つかる可能性があるので、公式ホームページを入念に確認して行動に移してくださいね。
他社からヘッドハンティングを受けている
競合他社からヘッドハンティングを受けて、転職を検討している薬剤師もいるでしょう。
すでに転職を決意していれば転職エージェントを利用する必要はありません。
採用担当者と繋がりがあり、勤務条件や年収交渉までできる場合、転職エージェントは不要です。
しかし内部事情を深く知らなかったり、ほかの職場と迷いがあったりするなら転職エージェントを活用するべき。
転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーに、転職後に納得のいくライフワークバランスを実現できるのかを相談しましょう。
また、自分の市場価値を見定めてもらい年収アップできるか客観的なアドバイスを受けてみてくださいね。
転職エージェントに掲載されていない企業に転職したい
全国の企業が薬剤師を募集する際に、転職エージェントを利用するとは限りません。
そのため気になる企業が転職エージェントを介して求人募集をしていない場合は転職エージェントを利用してもメリットを感じられないでしょう。
転職エージェントを利用しない人は、自分で念入りに情報収集する必要があります。
下記のサイトは、社員や元社員のリアルな口コミが掲載されているので、内部事情を探ることができるはず。
口コミサイト | ポイント |
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入社後の自分を鮮明にイメージできるので、ミスマッチを防ぐために確認しましょう。
転職エージェントを利用して納得のいく転職成功させよう
転職エージェントを利用することで、効率よく転職成功できます。
企業の公式サイトやSNSで直接応募する場合は、情報収集に時間がかかったり、なかなか内定を獲得できなかったりするケースも。
自分ひとりで転職活動を進めるのは、限界があるので転職エージェントのキャリアアドバイザーのサポートを受けましょう。
思い描いていたワークライフバランスを実現するために、転職エージェントで効率的に進めてくださいね。
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