薬剤師の未経験での企業への転職|転職先の選び方や注意すべきポイントとは…?

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剤師の国家試験に合格した時は調剤薬局や病院で働きたい!と思っていたけど将来性などに不安を感じ企業で働きたい薬剤師も少なくありません。

『今まで調剤薬局で働いてきたけれど、本当は企業に転職したい!』

『未経験でも採用してもらえる?そもそも企業薬剤師の中途採用はある?』

調剤薬局などで働いている薬剤師の中には、やりがいが見いだせずに「企業へ転職したいけれど、可能なのか」と悩む人も多いのではないでしょうか。

企業の中途採用は求人数が少ないため調剤薬局やドラッグストアへの転職よりも難易度は高く、転職を成功させるためには入念な準備が欠かせません。

そこで今回の記事では、薬剤師が未経験からの企業転職を目指す場合の、職種の選び方や注意ポイントを説明します。

この記事を読むことで、未経験からの企業転職を成功させるための準備を安心して始められるようになります。

目次

企業薬剤師の職種・年収・転職難易度

企業薬剤師の転職

企業で薬剤師が働いている職種には、製薬会社などの管理薬剤師や薬事、学術、研究開発、MR、治験関連の職種など様々なものがあります。

主な9つの職種を以下の表で紹介します。

職種 主な業務 年収目安(万円) 転職難易度(*1)
管理薬剤師 薬剤の在庫管理、行政対応 500~700(*2)
学術 医薬品情報の収集と提供 400~800(*2)
薬事 自社の医薬品などの厚生労働省への申請業務 598(*3)
品質管理 自社製品の製造工程の管理・検査。GMP遵守の確認  512(*4)
安全性管理部 副作用情報の収集・分析・考察、報告書作成 400~800(*2)
CRA 治験実施施設のモニタリング
報告書のチェック
573(*3)
CRC 治験に関わる事務的業務、
被験者の相談窓口
411(*3)
MR 自社製品のプロモーション活動 498(*3)
研究開発 新薬の研究・開発 490(*4) ×

(*1)〇:努力がいるが未経験でも転職可、△:未経験では難しい、×:未経験では採用されない
(*2)各種求人サイトの求人票に掲載される年収より記載(2021年6月28日時点)
(*3)求人ボックス給料ナビより「求人ボックス」サイト掲載の求人情報から算出された情報を転載(2021年6月28日時点)
(*4)doda「あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑(全100種) 」内の各職種の平均年収を転載(2021年6月28日時点)

このように、業務内容も多岐に渡ります。

企業薬剤師は人気が高く、管理職への昇進などで年収1000万円越えも目指せる職種です。

そのため全体的に転職難易度は高めと言えるでしょう。

ただ薬剤師免許を持っているというだけで採用されることはなく、しかも未経験では転職が不利になるのは必然です。

 

薬剤師が未経験からの企業転職を成功させるためには、応募する職種を見極めなければなりません。

企業薬剤師の職種は「未経験でも採用可能な職種」と「未経験では採用困難な職種」がありますので、順番に紹介していきます。

未経験からの転職が比較的可能な職種

未経験でも企業薬剤師として採用されやすい職種としては、管理薬剤師や薬事、学術、品質管理、安全管理部、CRA(臨床開発モニター)、CRC(治験コーディネーター)が挙げられます。

転職しやすさは、「即戦力になれるか否か」に相関しています。

たとえば調剤薬局や病院、ドラッグストアで在庫管理や医薬品情報などの経験を積んできた薬剤師の人ならば、企業の管理薬剤師としても即戦力になって働ける可能性が高いです。

また、CRCやCRAはコミュニケーション能力が求められ、医療機関でドクターや患者と直接かかわる機会が多いため、薬剤師は即戦力と見なされて未経験でも転職が有利なる傾向があります。

管理薬剤師

企業の管理薬剤師とは、薬品管理を担当する責任者のことです。

多くの企業求人と同様に、製薬企業の管理薬剤師は土日休みで長期休暇がとりやすく、定時帰宅しやすい職種です。

自分のライフスタイルを守って働きたい薬剤師に適した転職先と言えるでしょう。

 

事業所や物流倉庫など、薬品を扱う場所では1拠点につき最低一人の管理薬剤師が常駐する必要があり、薬剤師の免許があれば管理薬剤師の求人に応募することが可能です。

企業の管理薬剤師の仕事は調剤薬局・病院などの管理薬剤師とは大きく異なり、調剤業務はありません。在庫管理や行政対応などが主な業務となります。

管理薬剤師の勤務場所と業務内容

企業で働く管理薬剤師の勤務地は「企業の本社・支社など営業所」、「工場」、「倉庫」の3種類であり、業務内容はそれぞれの場所で異なります。

本社・支社の管理薬剤師は、薬剤の在庫管理といった一般的な管理薬剤師の業務に加え、医療従事者の問い合わせへの対応業務も行います。

医薬品卸で勤務する管理薬剤師はDI業務(Drug Information業務)を兼務しており、医薬品の成分情報・用法用量などに関して文献収集や分析を行ったりMSへの情報提供を行ったりしています。

また、製薬企業の管理薬剤師も、製品情報をMRに対して指導するMR教育担当業務を任される場合もあります。業務が多岐に渡るため、本社・支社などでは複数の管理薬剤師が在籍していることが一般的です。

 

医薬品の製造工場でも管理薬剤師が必須であり、人数は基本的に1人です。

品質管理と分析業務がメインであり、管理薬剤師が製品を扱う機会はほぼないため、在庫管理業務は行わないことが一般的です。

物流センターなど医薬品の保管倉庫にも管理薬剤師が必須で、基本的に1人配置されています。

在庫理業務がメインであり、近年はネット通販系の倉庫が管理薬剤師の求人を募集しているケースも多く見られます。

今後ネットで流通可能な医薬品が増加すれば、管理薬剤師の需要が高まるかもしれません。

管理薬剤師の求人

管理薬剤師の求人は非常に人気があります。

各職場での採用人数はごくわずかであり、求人が上がるとすぐに応募者が出るため短期間で募集終了となってしまいます。

そのため、管理薬剤師としての転職を希望する場合は転職サイトに登録して、希望の求人が来たらすぐ連絡をもらえるように手配しておかなければなりません。

スピーディに転職活動に踏み切れるよう、準備を整えておきましょう

薬事

薬事(薬事申請)とは、自社の医薬品や医薬部外品、医療機器などが厚生労働省からの承認を受けるための、申請業務を担当する部署のことです。

具体的には、厚生労働省への提出書類の作成やその後の承認申請業務、新薬の添付文書の作成、すでに市場に出ている医薬品の添付文書の改訂などが仕事です。

事務仕事以外にも、新薬の開発段階から治験に関わって申請業務を進める場合もあります。

 

薬事は文書作成スキルだけでなく薬機法や薬学への理解が求められるため、薬剤師が多く在籍する部署です。

中途採用は経験者中心となりますが、未経験の薬剤師を採用してくれる企業もあるので探してみましょう。

英語の書類を提出する機会もあるため、英語力が必要です。

学術

学術はDI業務の担当部署で、医薬品・医療情報の提供を行っています。

医師や薬剤師の自社製品に関する問い合わせに対応したり、MR向けの勉強会を開催したりします。

医師と定期的に面談を行ったり、適用外処方をする医師に指導したりするケースもあります。

 

学術では、医療・薬学知識に精通した社員が求められます。

医師らの寄せられた質問を的確に把握して回答する能力が必要であり、薬剤師の現場経験を活かして働くことが可能です。

また、海外の報告書を含めさまざまな情報を調べて資料を作成する場面もあるため、情報収集能力と英語力も欠かせません。

品質管理

品質管理は医薬品の製造過程でデータを収集し、品質が保持されているか確認する部門です。

具体的には原料の受け入れ試験や工場での工程内検査、製品出荷前の最終試験などにより、GMP(Good Manufacturing Practice:医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)が遵守されているか確認を行います。

検査以外の業務としては、製造過程の管理マニュアルを作成したり、製造ラインでトラブルが起きた際の原因を究明したりします。

 

薬剤師免許があると優遇されやすいですが、GMP関連業務や製造ラインの実務経験がないと応募できない企業もあるので注意が必要です。

未経験からの転職可否は事前に求人票で確認する必要があり、転職エージェントを活用した情報収集も重要です。

安全管理部(ファーマコビジランス)

安全性管理部(PV・ファーマコビジランス)は、新薬の開発から販売後の全期間に渡る安全性情報監視を行う部門です。

副作用(有害事象)の情報を収集して分析・考察し、導き出した仮説を報告書にまとめ上げたり、必要ならば国への報告を行ったりすることもあります。

 

様々な症例を分析して幅広い知識・経験を活かして因果関係や仮説を構築するためには、論理的思考力が欠かせません。

薬学の知識が深く、他分野の知識も併せ持って論理的に考えられる能力がある薬剤師の人におすすめの職種と言えます。

他学部からの応募者もおり、実務経験が必須とされる求人も多いため、未経験からの転職は求人情報を見極める必要があるでしょう。

CRA

CRAは臨床開発モニター(Clinical Research Associate)の略称で、治験をサポートする職種です。

具体的な業務としては、治験を行う医療機関を探して契約を結んだり、治験開始後の医療機関に訪問して治験の進行状況や副作用の有無を確認したりします。

医療機関に定期的に訪問するため、外勤が多いのが特徴です。

 

CRAはCRO(医薬品開発受託機関:製薬企業の治験業務を受託・代行する企業)に所属し、医師・看護師・CRC(治験コーディネーター)・患者らとコミュニケーションを取りながら業務を進行します。

そのため薬剤師として医師・患者らと接してきた経験が役に立ちます。

薬剤師の資格は不要であり、高年収の職種であるため他職種からの転職希望者も多くなっています。

未経験の薬剤師でもCRAへの転職は可能ですが、専門性が高い業務でもあり、未経験からの転職は実質的には30歳前後までが目安になっているようです。

CRC

CRCは治験コーディネーター(Clinical Research Coordinator)の略称であり、医療機関で治験責任医師・分担医師の指示のもと、治験関連の事務作業やチーム内の調整など治験業務サポートします

CRAと名前が似ていますがまったく異なる職種であり、CRCの業務が製薬メーカー側からのアプローチであるのに対し、CRAは医療機関側からのサポート業務と言えます。

 

CRCは、SMO(Site Management Organization:治験施設支援機関)に所属し、被験者の相談窓口になったり、診察や検査に立会ったりします。

実際に患者と関わる機会が多いので、CRCは元医療従事者が多く、薬剤師も現場経験を十分に生かすことができます

薬剤師は即戦力とみなされるため、CRCは未経験者の転職が比較的しやすい職種と言えるでしょう。

年収は病院薬剤師よりやや高い程度であり、標準的な薬剤師よりも低いです。

未経験での転職が困難な職種

企業には薬剤師の経験や資格を活かして未経験でもチャレンジできる職種も多いのですが、一方で未経験では困難な職種も存在します。

MRと研究開発職では、未経験からの転職難易度はかなり高めです。

研究開発職への転職はほぼ不可能ですが、MRは適性のある薬剤師の方にはチャレンジ可能と言えるでしょう。

それぞれの職種について説明します。

 MR

MRの主な業務は自社医薬品のプロモーション(宣伝)活動です

医療機関を訪問し、医師などに自社医薬品の特徴や強み、副作用などの情報を提供します。

プロモーション活動のためには自社製品の最新情報をアップデートし続ける必要があり、営業職であるためコミュニケーション能力が欠かせません。

医師の手が空いたタイミングで営業活動を行うため、医師に都合次第では激務になることも多いです。

 

MRは営業成績次第で給与が増減しますが、高年収を実現しやすく年収1000万円をこえるケースも珍しくありません。

MRには薬剤師資格不要ですが、薬剤師資格があると医師への説明に説得力が増し、社内人事で有利に働く場合もあります。

MRの中途採用は求人数が少なく、未経験者には難易度が高いのですが、前職で部下のマネージメントを経験していた人や英語力の高い人、前向きで営業能力の高い人は採用される可能性が高まります。

研究開発

製薬会社の研究・開発部門は、新薬の研究や開発を担う部署です。

研究部門は数年単位の長い時間をかけて新薬になりうる物質を見つけ出し、有効性などを検証していくことを業務としています。

開発部門は、候補物質の実用化を目指す部門です。

 

研究開発は年収1000万円が視野に入る製薬企業の花形部門と言えますが、採用は新卒のみで充足しており、中途採用の場合は経験者のみに限られているのが実状です。

未経験可の求人が出ることは極めてまれと言えるでしょう。

そもそも、研究開発の社員は博士号の取得を求められるケースもあり、6年制薬学部の卒業だけでは条件を満たしません

そのため、調剤薬局や病院・ドラッグストアなどから企業薬剤師への転職を希望する場合には、研究職や開発職以外の職種を検討する必要があります。

企業薬剤師への転職が難しい理由

企業薬剤師への就職は、一般的に難しいとされています。

とくに未経験からの転職は、調剤薬局やドラッグストアなどと比較して難易度が高いと言えるでしょう。その理由は2つあります。

中途採用の求人が少ない

企業薬剤師の中途採用求人は、調剤薬局などと比べ非常に少ないのが実状です。

参考として、企業求人が豊富なことで知られるマイナビ薬剤師で2021年6月29日現在の全国の公開求人数を検索した結果を、以下にお示しします。

業種 公開求人件数(件)
調剤薬局 36,072
病院 3,162
ドラッグストア(調剤併設・OTCのみ) 13,962
企業* 5,646

*企業の職種:管理薬剤師、学術、品質管理、薬事、営業(MR等)、臨床開発モニター(CRA)、治験コーディネーター(CRC)、臨床開発、その他(2021年6月29日時点)

病院の中途採用が少ないことも有名ですが、企業もかなり狭き門と言える状態です。

未経験者の面接ハードルが高い

薬剤師に限った話ではありませんが、「未経験転職は不利である」というのが大前提です。

応募者のレベルが全く同じだった場合、未経験者よりも経験者のほうが採用されやすくなります。

即戦力を求めている採用担当者の立場に立ってみると、想像しやすいのではないでしょうか。

企業の求人はもともと数が少ない上に、薬剤師資格が不要の職種では様々な応募者が殺到するため競争率が高まっています。

 

近年は医療従事者を製薬企業などに派遣する派遣会社が増加しているため、さらに倍率が挙がっていることにも注意が必要です。

自分が不利な立場であることを認識し、面接対策をしっかり行わなければなりません。

それでは、具体的なポイントを次にお伝えします。

薬剤師が未経験からの企業転職を成功させるポイント

ここまでお伝えしたように、薬剤師が未経験から企業に転職するには入念な準備が必要です。

未経験でも企業への転職を実現させるためには、次の5つのポイントを抑えましょう。

転職サイトを徹底活用する

企業への転職を希望する方には、転職エージェントの活用を強くおすすめします。

なぜなら、転職エージェントに登録すると、企業が公表していない「非公開求人」を紹介してもらうことができるためです。

なぜ企業は求人情報を非公開にするの?

  • 公開求人は応募が殺到するため、採用選考に時間がかかる
    転職エージェントを介して応募者を絞り込むため
  • 求人募集していることを外部にさらしたくない
    ⇒重要プロジェクトの求人を競合他社に知られないため
    企業イメージに悪影響を与えないためなど

上記のような理由により、企業が求人情報を非公開にしているケースが多くなっています。

転職エージェントに登録することで、選択肢の幅を広げることができるのです。

 

また、転職エージェントから生きた情報を得られるのも大きなメリットと言えるでしょう。

求人票では「未経験可」と書いてある場合も、実際に働いてみるとまったくフォローがまったくないという状況もあり得るので注意してください。

本当に未経験者を歓迎する風土があるか、入社後のフォローが期待できるか、自分のキャリアプランや価値観に見合った就職先であるかと言った情報は、自分一人では手に入れ難く、転職エージェントから聞き出すほうがスマートです。

面接対策は万全に行う

採用不利な未経験者が勝ち取るためには、他の応募者よりも優れているところを面接できちんとPRする必要があり、十分な面接対策が欠かせません。

自分の志望動機や持っている能力などは、客観的に把握しておく必要があります。

面接で必ず聞かれる質問

なぜ未経験でこの業種・この会社に転職しようと思ったのですか?

未経験者の採用面接では「なぜ未経験でこの業種・この会社に転職しようと思ったのですか?」という内容の質問が必ずあります。

企業側は長く働ける人材を求めており、せっかく採用した人材がまたすぐ退職してしまえば、企業の損失になってしまいます。

損失を防ぐためには、目的意識が明確でPR能力の高い応募者を採用したいのです。

理由を論理的に説明できるようにしておきましょう。

他にも聞かれる質問として、次のようなものが挙げられます。

  • 転職して、どんなキャリアを築きたいですか?
  • これまでの経験のうち、この会社で活かせるものは何ですか?
  • あなたを採用すると、(この会社にとって)どんなメリットがありますか?
  •  即戦力になれますか?

ただ「今の仕事が合わない」「調剤以外の仕事がしたい」という安易な理由では、面接を通過することは困難でしょう。

薬剤師資格や臨床経験があるというだけでは評価対象にはならず、明確な目的意識が必要となります。

企業が雇いたくなる未経験者とは?

この会社に就職したいという強くて具体的な熱意を示せる人は、企業側にとっても魅力的なので採用されやすくなります。

未経験者ならではの自由な発想があったり、向上心があって成長しそうだったりする人も、面接官には魅力的に映るでしょう。

また、未経験者を本当に歓迎している職場かどうかを見極める必要があります。

未経験者の採用後の教育体制が整っていないと、就職後に苦労することになりかねません。

 

面接対策を自分だけで行うと、独りよがりになりがちです。

転職エージェントに模擬面接を頼むと、自分の癖や印象なども含めてアドバイスしてもらえますし、面接を成功に導くためのテクニックを得られるでしょう。

履歴書の添削を依頼することもでき、登録から転職活動の完了まで無料なので利用しない手はありません

年収が下がる覚悟をする

転職後は、少なくとも一時的には年収が下がる可能性が高いです。

なぜなら、未経験者として研修を受けなければならなかったり、未経験者の給与は経験者よりも低く設定される場合があったりするためです。

年収が下がることを承知の上で、転職に踏み切る必要があります。

 

「年収が落ちてもいいから、まずはこの職種を始めることが大切」「現場でスキルを磨き、仕事に慣れたところで経験者として転職して年収を上げる」などの目的意識が欠かせません。

また、転職後の年収の伸びは企業ごと、職種ごとに異なるので、転職エージェントなどを介して転職活動の際に確認しておきましょう。

未経験の職種へは、なるべく若いうちに転職する

未経験で企業に転職したい人は、20代や30代前半までなど、なるべく若いうちに転職するほうが有利です。

世間一般でも「転職は若いほうが有利」と言われており、実際に転職市場では若い人材のほうが需要の高い状態です。

新しい仕事を覚えるのも、新しい人間関係を築くのも、柔軟性の高い若年者のほうがスムーズと言えますし、周りの人の心情としても「若い子には教えやすいけれど、『年上の新人』だと指図しにくい」と敬遠される恐れがあります。

経験者として転職する場合は年齢が高くても問題ありませんが、未経験者なら若い方が有利です。

転職難易度の低そうな職種に絞る

転職難易度が低い職種を狙えば、必然的に転職に成功しやすくなります。

転職のしやすさは「即戦力になれるか」に相関しており、薬剤師としての実務経験や薬学知識が役立つ職種なら、仕事に慣れるまでの時間も少なくなるでしょう。

一方、専門性が高くて現場経験が求められる職種では、採用自体も難しく、働き始めてからも苦労する場面は多くなります。

自分のスキルや経験を棚卸して、狙う職種を絞っていく必要があります。

薬剤師用転職サイトで未経験からの企業転職を実現しよう

  • 企業転職は求人が少なく、未経験者に不利
  • 職種ごとに転職難易度が違う
  • これまでの経験を活かせる職種では、未経験でも採用されやすい
  • 未経験者の企業への転職には、転職エージェントの活用が現実的
  • 転職コンサルタントの活用で求人情報を得やすく、面接対策でも有利

以上、薬剤師が未経験で企業への転職を叶えるためのポイントをお伝えしました。

未経験者が企業転職を勝ち取るためには、情報収集が欠かせません。

自分の能力・価値観に合った職種で、キャリアを積み重ねていくためにも、転職エージェントをぜひ活用してみてくださいね。

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