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場合の数と確率を子供が苦手だと感じる理由とは?勉強方法も紹介

 

場合の数と確率を子供が苦手だと感じる理由とは?勉強方法も紹介

「数学の場合の数・確率の問題が、意味が分からない」
「場合の数・確率がすごく苦手」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。実は場合の数・確率を苦手とする子供さんは、数学を学ばれている高校生や浪人生に多いようなのです。

 

小学生でも学んでいる場合の数・確率は、高校1年生の数学Aで改めて学び直すのですが、こうした算数が絡んだ発想力を問う内容は苦手とする子供さんが多くいらっしゃいます。

 

また、場合の数・確率の問題は他分野との関連性が薄いため、本格的な学習が後回しになりやすいのです。

 

この記事では、この分野の特徴から正しい勉強方法まで役立つ情報をまとめました。最後までご覧いただくことで、場合の数・確率を攻略するための考え方を知ることができます。

 

特に、場合の数・確率の問題で必要な発想力に悩んでいる子供さんには必見の内容です。ぜひチェックしてください。

 

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場合の数と確率とは?

2022年における現行過程の数学Aには3つの分野があります。それぞれ場合の数と確率、整数の性質、図形の性質の3分野です。いずれも算数とかかわる内容です。

 

今回は、数学Aにおける場合の数と確率のみにフォーカスしてお伝えします。

 

場合の数と確率は小学校の6年生の算数からすでに教えられている分野です。

 

例えば「黒うさぎ3匹と白うさぎ2匹。合わせて何匹?」など小学生1年生ぐらいで習うこの問題は、場合の数の和の法則を用いたものと言うことができるでしょう。

 

このように場合の数と確率は、小学生でも理解できるような素朴で基本的な内容で構成されています。

 

それぞれの概要を紹介しましょう。

 

場合の数では、どのように具体的な数学的対象を数え上げるかという方法を学びます。

 

確率では、確率という日常的な概念を改めて高校数学的に定めるのが基本です。さらに、特に新しい概念である、独立反復試行や条件付き確率の内容が中心となります。

 

場合の数と確率を子供が苦手だと感じる理由

場合の数・確率は苦手だと感じる方が多いようです。ところが、計算自体は、小学生・中学生程度でもこなせる内容になっています。つまり、足し算・掛け算さえできれば計算自体にさほど問題はありません。

 

それでも苦手意識を持つ子供が多い理由はなぜなのでしょうか。それは場合の数・確率に他の数学の分野とは違った独特さがあるからなのです。

 
  • 画一化された計算の方法がないため
  • 習うタイミングのため
  • 場合分けの複雑さ・面倒さのため
  • 場合分けと言う言葉自体に苦手意識がある
  • 「C」「P」といった記号のため
  • 確率で微妙に数え方が変わることがあるため

画一化された計算の方法がないため

基本事項が少ないために、パターンに当てはめて解くことが難しい問題が出題されます。

 

これは中学受験における算数の問題に、大人ですら苦戦するのと同じ構図です。選別するために、状況に応じた発想力や工夫を見ているのでしょう。

 

逆に高校数学の、より数学的な分野では基本がしっかりとあるため、解き方のパターンに当てはめることがある程度有効になっています。

 

場合の数と確率の基本自体は、小学生でも知っているような内容であることは、お伝えした通りです。この分野は数えるという素朴な作業が主体となります。しかし、それゆえに、それぞれの問題に応じた多様な数学的工夫が求められることが多いのです。

 

 

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