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赤ちゃんのお食い初めとは?儀式の順番や必要なものも詳しく紹介

 

赤ちゃんのお食い初めとは?儀式の順番や必要なものも詳しく紹介

 

お食い初めでは、固い石に箸を当て、その箸を赤ちゃんの歯茎にあてて、石のように丈夫な歯が生えますように、という願いを込める「歯固め」と言う儀式を行います。そのため、歯固めの石も準備しておきましょう。

 

歯固めの石は、お宮参りの際に神社から授かることがあります。もらえなかった場合には、お参りした神社の境内から借りたり、近くの河原から拾ったりして用意しましょう。その際は石をきれいに洗い、儀式が終わったら必ず元の場所に返しましょう。

 

地域によっては、歯固めの儀式に石ではなく梅干しや栗、タコを使うところもあります。

 

お食い初めの儀式の5つの流れ

お食い初めは、料理をお膳に並べる、養い親の役を決める、赤ちゃんに食べさせる、歯固めの儀式を行う、儀式の後に料理をいただく、と言う順番で進めていきます。

 

次に、それらの内容について詳しく説明します。

  • ・料理をお膳に並べる
  • ・「養い親」が食べさせ役になる
  • ・順番に食べ真似を3サイクル繰り返す
  • ・歯固めの儀式を行う
  • ・実際の料理は大人たちで食べる

1:料理をお膳に並べる

まずは、お食い初め用の料理をお膳に並べます。料理の並べ方は、和食の配膳と基本的に同じです。

 

左手前にご飯、右手前に汁物、左奥に煮物などの温かいもの、右奥に香の物など冷たいもの、中央に歯固め石を置きます。尾頭付きの焼き魚は、平皿に盛って膳の右側に置きましょう。

 

ただし、この並べ方は地域や宗派などによって異なります。

 

2:「養い親」が食べさせ役になる

次に、用意した料理を赤ちゃんに食べさせる真似をさせます。お食い初めの儀式では、「養い親」が食べさせ役になります。

 

養い親は、赤ちゃんが男の子であれば男性が、女の子であれば女性が務めます。養い親は自分の膝に赤ちゃんを乗せ、祝い箸で料理を赤ちゃんの口元へ持っていきます。

 

養い親は、赤ちゃんが長生きできますようにと願いを込めて、招待した人の中から最年長の人が担当していましたが、近年は祖父母が行うことが多いです。また、祖父母を呼ばない場合には、両親が養い親の役をしても大丈夫です。

3:順番に食べ真似を3サイクル繰り返す

養い親が赤ちゃんに食べる真似をさせる時は、「ご飯・吸い物・ご飯・焼き魚・ご飯・吸い物」の順番で行い、これを3回繰り返します。

 

煮物や香の物はお食い初めに使いませんが、同じように口の近くに運んでも問題はありません。その際には、前述の順番の後に「ご飯・煮物・ご飯・吸い物・ご飯・香の物・ご飯・吸い物」を足しましょう。

 

しかし、赤ちゃんが途中でぐずってしまうこともあります。その際は簡略化しても良いでしょう。

 

4:歯固めの儀式を行う

料理を食べさせる真似をしたら、最後に歯固めの儀式を行いましょう。

 

歯固めの石をお箸で触れ、次に丈夫な歯が生えるよう祈りながら、その箸を赤ちゃんの歯茎に軽く当てます。地域によっては、歯固めの石を直接赤ちゃんの歯茎に当てる場合もあります。

 

歯固めが終わったらお食い初めの儀式は終了です。

5:実際の料理は大人たちで食べる

お食い初めの際、赤ちゃんは料理を食べる真似だけをします。用意した祝い膳は、お食い初めの儀式の後に、大人たちで食べましょう。

 

赤ちゃんはリラックスできる服に着替え、集まった家族で料理を食べながら楽しくお祝いします。儀式がすべて終わったら、歯固めの石を返すことを忘れないようにしましょう。

 

お食い初めの儀式や伝統は地域によって違う

お食い初めの儀式について用意するものや実際の順番などについて説明しました。しかし、実際には地域によって多少異なることがあります。どのようにお食い初めを行って来たのか、祖父母や近所の人、先輩ママなどに聞いてみると良いでしょう。

 

お食い初めはあくまで赤ちゃんが無事に育ったことに感謝し、これからの成長を祈るために行うものです。しっかり準備を行うことは大切ですが、順番や作法に拘り過ぎず、家族で楽しむことも忘れないようにしましょう。

お食い初めの儀式の順番を知り子どもの健康を願おう

 

 

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