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苦手な現代文を克服できるおすすめの参考書とは?求められる力についても紹介

 

苦手な現代文を克服できるおすすめの参考書とは?求められる力についても紹介

 

ここまで様々な参考書を紹介してきました。

 

現代文の参考書は上記以外にも数多く存在し、一概によし悪しを決められるものではありません。志望校や問題形式、また自身の苦手な能力など、様々な条件により適した参考書は変わってきますので、参考書の選定は非常に重要です。

 

ここからは、参考書を選定する際に重要になるポイントを紹介していきます。どのような点に着目して選んでいけばいいのか、参考にしてみてください。

 
  • 様々なテーマの問題がそろっているもの
  • 知識問題の対策ができるもの
  • 論述問題の対策ができるもの
  • 暗記項目の対策ができるもの
  • 答えだけでなく解法も紹介しているもの
  • 学習の目的に適しているもの
  • 苦手な分野の克服ができるもの

 

1:様々なテーマの問題がそろっているもの

評論文では、実に様々なテーマの文章が出題されます。

 

どのテーマに関する文章が出題されるかは当然わからないので、いかに多くのテーマに触れておくかが重要です。テーマに関する一般知識を増やしておくことで論の展開が掴みやすくなったり、設問の傾向がわかるようになったりします。

 

本屋やネットで探す場合は、目次をチェックしてみてください。テーマごとに問題をまとめてある参考書もありますので、自分の志望校の出題傾向と照らし合わせつつ、できるだけ多くのテーマの問題を収録しているものを選びましょう。

2:知識問題の対策ができるもの

現代文では文章の読み方が注目されがちですが、知識の習得も非常に重要です。

 

文章の論理展開などが正確に把握できても、言葉がわからなければ結局文章の意味がわからなくなってしまいます。単語や表現などの言葉を学習できるものがおすすめです。

 

また、大学によっては文法問題や文学史などが出題されることもあります。志望校の傾向を調べた上で問題集を選びましょう。

 

3:論述問題の対策ができるもの

論述形式の問題では、時間内に指定された内容を盛り込みつつ文章を書く必要があります。書く練習を充分にしておかなければ難しいでしょう。

 

論述問題には字数が指定されるのが一般的です。たとえば50字や100字、200字など様々な字数の問題を収録している問題集をおすすめします。

4:暗記項目の対策ができるもの

現代文を攻略する上で、暗記しておくべき項目があります。よく「現代文キーワード」などと呼ばれますが、言い方を変えると「テーマ特有の用語」です。

 

その言葉そのものが問題で問われることはなくても、専門用語などがわからないと文章の意味を理解することは難しくなります。テーマによって最低限押さえておくべき用語や背景などの暗記項目がありますので、その対策ができる参考書を選びましょう。

 

5:答えだけでなく解法も紹介しているもの

参考書選びでぜひ確認していただきたいのが「解答」です。

 

問題集だと当然解答が付属していますが、答えのみしか書かれていない場合があります。英語や数学などの他の教科でも同じことですが、答えのみしか書かれていないとその答えに至る思考プロセスがわからないため、結局自分で問題を解く力が身につかない可能性があります。

 

現代文、特に評論文や小説の問題の場合、参考書の問題と同じものが出題される可能性はかなり低いため、答えを暗記することにほぼ意味はありません。

 

問題集を選ぶ際は答えだけでなく解法(解説)がついているものを選びましょう。

6:学習の目的に適しているもの

学習の目的をしっかり把握しておくことは非常に重要です。現代文で求められる力については冒頭でも述べましたが、自分がどの能力を伸ばす必要があるのかを確認し、目的に応じた参考書を選びましょう。

 

志望校などによっても変わりますが、1冊で全ての分野を網羅できる参考書はありません。現代文の参考書は値段が高いものはそこまでないので、目的に応じて使い分けるといいでしょう。

 

7:苦手な分野の克服ができるもの

上述した学習の目的を設定するためには、自分の苦手な分野を把握することが不可欠です。もし自分の苦手な分野がわからないのであれば、過去問などを利用して何が苦手なのかをしっかり把握しましょう。

 

苦手分野の把握には模試の結果表も有効です。高校で模試を受けている場合は、結果表の内容を必ず確認してください。

苦手な現代文の克服を目指そう!

現代文は答え方が決まっていない問題も多く、他教科と比べて難しく感じる方も多いでしょう。まとまった量の文章を書くにはある程度の知識や技術が必要で、「読書の経験が必要」という考えがよく聞かれるのもそのためです。

 

しかし、現代文の攻略に必要な知識や技術は決まっており、誰でも習得することができます。読書の経験が少ない学生でも、あきらめる必要は全くありません。そしてこれまで紹介してきた通り、適切な知識や技術を得るための参考書は数多く存在します。

 

現代文が苦手な受験生が多いということは、裏を返せば「適切な知識や解法を知らない学生がそれだけ多い」ということでもあるのです。現代文の苦手を攻略することは、他の教科以上に周りと差をつけられるチャンスだと考えることができるでしょう。

 

現代文は誰でも得意科目にでき、かつ周りと差をつけられる科目です。ぜひ記事を参考にして、現代文の苦手を克服しましょう。

 

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