お手伝いをして日記を作ろう!学べることについて解説

「手軽にできる自由研究がないだろうか」
「家にあるものでできる、簡単な自由研究のテーマを知りたい」
「子供のためにプラスになるようなテーマを選ばせたい」
このように、小学生の夏休みの自由研究は、家の中だけで完結できるような負担の少ないテーマを選ばせたいという保護者もいるでしょう。

この記事では、小学校低学年から中学年向けの自由研究のテーマとして、子供に家庭でできるお手伝いを体験させ、それをまとめるお手伝い日記の作り方を解説しています。

記事を読むことで、具体的にどのようなお手伝いをさせればよいのかがわかり、お手伝いの結果を上手にまとめる方法を知ることができるでしょう。また、このテーマはお手伝いを通して子供の自立心を育てることもできます。

この記事を参考に、ぜひ自由研究としてオリジナルのお手伝い日記を完成させてみてください。

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日記を作る際に必要なもの・環境・準備

学年や特性によって子供ができるお手伝いも変わるため、やる気を失わず自信が持てるように、子供ができる範囲でのお手伝いをお願いしましょう。一般的には小学1年生くらいなら、掃除機を使った部屋の清掃ができるといわれています。

ふだんあまりお手伝いをさせていないという場合は、洗濯物をたたむなどの簡単な作業や、子供が興味を持ったことを優先的にさせてみるのもよいでしょう。お手伝いに慣れている場合は、お風呂掃除や調理などの複合的な作業が必要なお手伝いをさせてみます。

草むしりなどをおこなう場合は、軍手や鎌など必要な道具を準備してあげましょう。刃物などを扱う必要がある作業は危険がないように、かならず保護者が見守れる環境で作業させてください。

日記を作成する際に必要な画材などは、ふだんから学校や自宅での工作、遊びなどで使用しているもので十分です。

  • お手伝いに必要な道具(洗剤や掃除機、ほうきなどお手伝いの内容に合わせた道具)
  • スケッチブックや画用紙など
  • クレヨン、絵の具、クーピーなどの画材

日記を作る際の方法・手順

  • タイトルや研究のきっかけ、どのようにおこなうかを記録しておく
  • お手伝いをおこなう
  • 結果を保護者が確認し、改善点するべき点があればやり直す
  • 大変だった点や工夫をした点、お手伝い後の心境や保護者のコメントなどを記録する
  • 記録した内容を絵日記にし、日記が終わったらタイトルページなどと一緒にまとめる

最初に、タイトルや研究のきっかけなどをおおまかに決めておきます。スケッチブックに絵日記を記録していく場合は、タイトルページや研究のきっかけ、どのようにおこなったかを記入するページとして、最初の2~3ページを空けておきましょう。

お手伝いの内容について、手順や方法を子供に教え、記録を取らせましょう。お手伝い中は保護者から口出しせず、やり方がわからない部分だけ助言してやり、終了後に間違いがあれば手順を教えて繰り返し作業させます。

保護者の感想や作業の改善点なども、日記の内容に加えるために記録をとっておくとよいでしょう。どのような点に注意して作業をおこなったか、大変なところはどこだったかなど、日記に書く内容をあらかじめ決めておくと、スムーズにまとめやすいでしょう。

お手伝いが終わったら、メモや記録を日記としてまとめていきます。絵やイラストを加えると、ほかの方にも伝わりやすく作ることができるでしょう。最後のページに、お手伝い日記に取り組んだ感想をまとめます。

お手伝い日記を作ることで学べること

お手伝い日記の制作は、将来の子供の自立をうながすためにもおすすめです。お手伝いの内容によっては面倒だと感じることがあっても、誰かのために動くという思いやりの心を育てるのにも役立つでしょう。

また、日常的なお手伝いの習慣により、子供は基本的な家事について自分で考え、学ぶことができます。責任感を持たせ、目標を達成することで自己肯定感を高めながら、自分で行動できる力が身につくでしょう。

お手伝いに不慣れな子供の場合、教えるのが面倒だったり、保護者がやってしまった方が早かったりする場面もあります。しかし、お手伝いは家庭の中でできる身近な社会体験であり、丁寧に教えることで親子のコミュニケーションも深まる貴重な機会です。

できれば自由な時間が多い小学校3~4年生くらいまでの間に、いろいろな家事を体験させてあげましょう。いままで子供にお手伝いをあまりさせていなかったのなら、ぜひ夏休みはお手伝い日記の制作を通して、子供に成長のきっかけを与えてみてください。