外でできる自由研究のアイデア27選|短時間でできるテーマも紹介

「夏休みの自由研究をまだやっていないけど、どのようなテーマがいいのかわからない」
「夏だし外でできる自由研究をしたい」
「海や野山など外でできる自由研究にはどんなものがある?」
このように、子供の自由研究のテーマ選びに悩んでいる保護者も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、小学生でも取り組みやすい自由研究のテーマや、外でできる自由研究のアイデアについて紹介します。記事を読むことで、どのようなテーマが取り組みやすいのか、また外でできる自由研究のテーマにはどのようなものがあるのかを知ることができるでしょう。

 

短時間でできる自由研究のテーマについても併せて紹介しているため、子供の自由研究のテーマ選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

 

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目次

小学生でも取り組みやすい自由研究のテーマとは?

自由研究のテーマを選ぶ際には、子供が無理せず楽しみながら取り組めるものを選ぶのがおすすめです。

 

短時間で取り組める簡単なものや、子供が普段から興味を持っているもの、好きなことをテーマに自由研究を行えば、小学生にも取り組みやすいでしょう。

 

折り紙を折るのが好きなら、折り紙を折る過程を写真に撮り、折り方の説明をするだけでも立派な自由研究になります。

 

夏休みだからこそ、子供が興味を持っていることにじっくり取り組ませて、自由研究として提出できるようサポートしてあげましょう。

外でできる自由研究のアイデア27選

ここからは、外でできる自由研究のアイデアについて紹介します。普段何気なく歩いている街中や、自然いっぱいの外で取り組めるアイデアをピックアップしているため、自由研究のテーマ選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

1:街中でマークを見つけよう

街中にはトイレのマークやバスのマーク、エレベーターのマークなど、さまざまなマークがあります。そのため、街中を歩いてピクトグラムや標識などのマークを見つけて意味を調べる自由研究もおすすめです。

 

見つけたマークを写真に撮ったりスケッチしたりして表を作り、マークと意味をまとめてみましょう。クイズ形式にしてみたり、カードを作ったりするのも良いでしょう。

2:アリが歩く速度を調べよう

身近にいるアリが歩く速度について調べてみるのもおすすめです。竹串2本を用意し、定規にセロハンテープで貼り付けましょう。歩いているアリを見つけたら、アリのそばに先ほど作った定規を置いて、竹串の間をアリが通るのを待ちます。

 

アリが竹串の間を歩く様子を動画に撮り、何秒で竹串の間を歩くのかを調べてください。1匹だけでなく、数匹のアリで調べてデータを集めてみましょう。

3:お城に行って歴史を調べよう

家から近いお城に行き、お城を観察したりそのお城の歴史を調べたりしてみましょう。お城のポイントとなる部分を写真に撮ったりスケッチしたりして、そこに関する説明を書くとわかりやすいでしょう。

 

また、お城が完成した年や作った人の名前など、お城の歴史データについて調べ、まとめるのも良いでしょう。本やインターネットでお城について調べることができます。

4:夜の空を観測しよう

夜の空を観察して、時間によってどのような変化があるのか、また日が経つと星の位置がどのように変わるのかを調べてみましょう。

 

夏の大三角など、わかりやすい星のならびの位置を記録して、時間や方角による違いがないかを観測します。夏なら頭上に夏の大三角が、南の空にはさそり座が見えるため、この2つを観測してみるのもおすすめです。観測してわかったことなどをワークシートにまとめましょう。

5:街中の点字について調べよう

街中の点字がどのようなところにあるのかを観察し、点字について調べてみましょう。目が不自由な人のための点字が街中のどのような場所に使われているのか、またほかにも目の不自由な人に向けたどのような工夫があるのかを考えます。

 

街中で見つけた点字の写真を撮ったりスケッチしたりして、その点字がどのようなことを表しているのかを書き、点字ブロックなど目の不自由な人のための工夫についてもまとめてみましょう。

6:川や野でバードウォッチングしよう

川や野に出かけて普段見かけないような鳥をバードウォッチングしてみましょう。野や川にはどのような鳥がいるのか、その姿や鳴き声を観察してまとめます。

 

観察する際は双眼鏡を使い、スケッチしたり写真を撮ったりしましょう。鳴き声を録音できればなお良いです。場所や時間によって見られる鳥に変化があるか調べてみましょう。

 

また、鳥は種類によって止まり方が異なるため、止まり方にも注意して観察するのもおすすめです。

7:街中の音を調べよう

学校のチャイムや横断歩道など街中ではさまざまな音が鳴っているため、どこでどのような音が何のために鳴っているのか調べてみましょう。

 

街中で聞こえる音を録音して、どのようなときにどのような理由で流れているのかを考えます。さまざまな音楽を集めてまとめてみましょう。

8:アリが道に迷わない秘密を探ろう

アリは道に迷わず、食べ物のあるところと巣を行ったり来たりすることができます。なぜアリは道に迷わないのか、その秘密を調べてみましょう。

 

アリの行列を見つけて、障害物を置くと行列がどうなるのかを観察してみます。アリの行列がどのように歩いているかをスケッチしたり写真に撮ったりして、観察結果をまとめましょう。

9:マンホールを調べよう

道路などで見ることができるマンホールにはさまざまな種類があるため、マンホールのある場所や形などを観察してみましょう。マンホールの大きさや形、書かれている文字やデザインを観察し、写真に撮ったりスケッチしたりします。

 

地図を用意してどこで見たのかを書き込んでみましょう。このとき、同じ種類のマンホールは同じ色で描くなどすると分かりやすいです。

10:川に住む魚を調べよう

川にはたくさんの魚が住んでいるため、どのような魚が住んでいるのか、上流や下流など観察場所を変えて、川に住む魚を調べてみましょう。

 

ペットボトルを切り、片方にラップをかけて輪ゴムで留めれば観察用のメガネになります。この観察用メガネを使って、魚の様子を見てみましょう。

 

川の上流や下流などで見られる魚に変化はあるか、水の流れや様子も併せて観察すると良いでしょう。

11:入浴剤を使ったペットボトルロケットを飛ばそう

炭酸飲料が入っていたペットボトルと入浴剤を使って、ペットボトルロケットを飛ばす実験をしてみましょう。

 

園芸用支柱などの先にポリ袋を巻いてテープで固定し、ペットボトルの栓を作ります。ペットボトルに砕いた発泡入浴剤半分くらいと水を3分の1くらい入れ、すぐに栓をしたら地面に支柱をさしてください。しばらくするとペットボトルが飛びます。

 

実験の様子や、なぜペットボトルが飛んだのかを調べてまとめましょう。

12:家の庭の昆虫図鑑を作ろう

自分の家の庭にはどのような昆虫がいるのかを調べて、家の庭の昆虫図鑑を作ってみましょう。庭で昆虫を見つけたら、写真を撮ったりスケッチしたりします。スケッチする場合は捕まえてよく観察しながら行うのがおすすめです。

 

その後、図鑑などを使って昆虫の名前や特徴などを調べましょう。何種類か昆虫を見つけてスケッチし、調べたら、それをまとめて図鑑にします。

13:葉っぱを集めて比べてみよう

身近に生息している植物の葉っぱを集めて観察し、比べてみましょう。葉っぱを見つけたら枝に付いている根本のあたりから切って持ち帰ります。

 

持ち帰った葉っぱは押し葉にして台紙に貼り付け、植物の名前や特徴を調べて書きましょう。植物全体をスケッチしたり、写真に撮ったりしても分かりやすいです。植物の大きさや生えていた場所、葉っぱの特徴などを比較してまとめます。

14:住んでいる街のスーパーマーケットを調べよう

住んでいる地域のスーパーマーケットへ行き、置いてある商品や陳列方法などを調べましょう。

 

夏休みにほかの地域のスーパーマーケットを訪れた際にも同じように、置いてある商品や陳列方法などを観察し、自分の地域のスーパーマーケットで見かけない商品が置いていないか、陳列方法に違いがないかチェックします。

 

旅行先のスーパーマーケットと住んでいる街のスーパーマーケットを比較して、どのような違いがあるのかまとめてみるとおもしろいでしょう。

15:砂浜で小さな貝を拾おう

海に行ったら砂浜で小さな貝を拾って観察してみましょう。自然の残る砂浜には微小貝と呼ばれる小さな貝がいます。

 

一握りくらいの砂をふるいにかけてみましょう。残ったものの中をよく見て貝がいないか探し、見つけたらピンセットで取り出します。

 

微小貝を虫メガネで観察し、図鑑やインターネットを使って名前を調べましょう。微小貝をスケッチし、名前や特徴を書いてまとめます。

16:給水施設を調べよう

地震などの災害で自宅の水が使えなくなったときに給水してくれる施設の場所を調べて、実際に行ってみましょう。

 

地域の水道局へ行き冊子をもらったり、インターネットで調べたりして、地域にある給水施設の場所を調べます。そして実際に行ってみて、写真を撮ったり看板の内容を記録したりしましょう。地図に給水施設の場所を書き込んで、給水施設の仕組みなどについてもまとめます。

17:カタツムリを観察しよう

カタツムリを飼育ケースで飼って観察し、年輪を調べてみましょう。カタツムリの殻をよく観察すると、線があったり、そこから殻の色が変わっていたりすることがわかるでしょう。

 

この線はカタツムリが冬を越したしるしで、線の数を数えることでカタツムリが何歳なのかを知ることができます。大人のカタツムリ2匹を飼って卵を産んだら、生まれた赤ちゃんの渦巻きがどのように増えていくのを観察してみましょう。

18:家の庭の植物図鑑を作ろう

自分の家の庭にはどのような植物があるのかを調べて図鑑にしてみましょう。まずは、自分の庭を調べて植物採集を行います。採った植物は、押し花や押し葉にして台紙に貼り付けましょう。図鑑やインターネットを使い、採集した植物の名前や特徴を調べて書き込みます。

 

樹木や多年草、一年草などに分類してみてもわかりやすいです。たくさん調べて家の庭の植物図鑑を作りましょう。

19:自分だけの星座を作ろう

夜空の星を観察して星を結び、自分のオリジナル星座を作ってみましょう。星がよく見える場所で星を観察し、星と星を結んで何の形になるか考えてみます。

 

夜空の星をスケッチし、星を結んでオリジナルの星座を作ったら、星座の名前を考えて書き込みましょう。その星座にまつわるエピソードを考えて書いてみるのもおもしろいです。

 

星の観察は、保護者も同行し、車や自転車の通らない場所で安全面に配慮しながら行いましょう。

20:ピンホールカメラを作って景色を見よう

ゴミ箱を使ってピンホールカメラを作り、どのような景色が映るか見てみましょう。

 

100均などで売っている黒いゴミ箱を2つ用意して、1つのごみ箱の底の中心を2cm角に切り取ります。切り取ったところに、小さな穴の開いたカードの穴の部分を合わせて置き、黒いテープで周りを固定しましょう。

 

もう1つのゴミ箱の底の部分を大きく切り取ってトレーシングペーパーをかぶせ、シワができないようピンと張りテープで固定します。先ほどのゴミ箱を上から重ね、顔を入れて明るい方を覗いてみましょう。

21:昆虫の住みかと体の色の関係を調べよう

昆虫の体の色と住んでいる場所について観察し、その関係を調べましょう。昆虫を見つけたら写真を撮り、見つけた場所にわけて昆虫の色を比べてみます。

 

調べた場所の絵を描いて、撮った昆虫の写真を貼りましょう。昆虫の住み家と体の色の関係について、わかったことや自分の考えを書いてまとめます。

22:海の生き物を調べよう

海には普段見かけない生き物がたくさんいるため、海にどのような生き物が生息しているのかを観測してみましょう。

 

ペットボトルを切り、片側にラップをかぶせて輪ゴムで固定すると観察めがねの完成です。この観察メガネを使って、潮だまりにいる海の生き物を観察しましょう。

 

海の生き物を観察したら、その様子をスケッチして名前や特徴を調べ、ワークシートにまとめます。

23:街中の像を調べよう

街にある銅像などの設置場所や由来などを調べてマップを作ってみましょう。人物の銅像や石像などを探して見つけたら、写真を撮ったりスケッチしたりして、誰がいつその像をなぜ建てたのかを調べます。

 

画用紙などに街の地図を書き、像がある場所を書き込んだら、像のイラストや写真と一緒になぜその像が建てられたのかなどの説明を加えて、オリジナルのマップを作りましょう。

24:野山の昆虫を観察しよう

野山に出かけて、野山にいる昆虫を観察しましょう。地面に落とし穴を作って地面を這う虫を捕まえ、どのような虫を捕まえられたかスケッチします。

 

また、バナナを木に縛って虫をおびき寄せ、どのような虫が集まるのかをスケッチしてもおもしろいでしょう。

 

虫の中には毒を持っていたり刺したりするものもいるため、外で観察する際には子供と一緒に観察し、安全面に注意しましょう。

25:ザリガニ釣りをしよう

ザリガニ釣りをしながら、川に住む生き物を観察しましょう。ザリガニは川や水路、田んぼなど、浅い水辺に住んでいます。

 

自宅にある割りばしなどにタコ糸を結び、先端に煮干しなどのエサを付けてザリガニを釣ってみましょう。ザリガニがどのような場所に住んでいるのか、またザリガニのほかにどのような生き物が住んでいるのかも観察し、ワークシートなどにまとめてみるとおもしろいでしょう。

26:自分の街の避難場所を調べよう

地震などの災害時、どこへ避難すれば良いのか、自分の街の避難場所を調べ、またどのような役割があるのかも調べましょう。避難所にはさまざまな種類があるため、避難所の種類とその役割や違いなどについてインターネットを利用して調べます。

 

そして実際の避難所へ行き、写真を撮ったりスケッチしたりして、避難所を書き込んだ地図を作ってみましょう。作った地図や避難場所に関してまとめたものを子供から見せてもらい、感想を伝えてみるのもおすすめです。

27:花を分解しよう

さまざまな花を分解して、その作りについて調べてみましょう。さまざまな花を準備し、ピンセットなどを使って丁寧に分解します。

 

花びらやがく、おしべ、めしべなど、花の作りについて調べ、スケッチしたり写真に撮ったりしてみましょう。分解してわかった特徴や気付いたことなどがあれば、一緒に書いておきます。

 

花を探しに外へ行くときは、できるだけ子供と一緒に行くようにしましょう。

短時間でできる自由研究のテーマ3選

身近な材料などを使って短時間でできる自由研究なら、小学生にも取り組みやすくおすすめです。

 

ここでは、短時間でできる自由研究のテーマについて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1:朝顔で色水を作ろう

朝顔で色水を作って観察したり、布にしみ込ませたりしてみましょう。

 

しぼんだ朝顔を器に入れ、花をもんですりつぶし、そこへ水を入れると色水ができます。朝顔の色水を3つの容器に入れ、1つはそのまま、もう1つにレモンやお酢を、もう1つに重曹や炭酸ソーダを加えて色の変化を観察してみましょう。

 

きれいな色が出たら、キッチンペーパーや布を染めてみるのもおすすめです。

2:砂鉄を取ろう

砂場などで磁石を落とすと砂鉄が取れるため、外へ出かけて砂鉄を集めてみましょう。

 

磁石をテープで割りばしの先に固定します。画用紙を割りばしより短く切り、磁石より少し大きめの筒状にしてください。筒の片側にビニール袋をかぶせ、テープなどで固定します。

 

乾いた砂に先ほどの筒を近づけ、磁石が付いた割りばしを入れましょう。底に砂鉄が付いたら割りばしを持ち上げて砂鉄を採集します。

 

さまざまな場所で、同量の砂からどれくらいの量の砂鉄が取れるのかを比較してみるとおもしろいです。

3:氷の溶け方を調べよう

水やジュース、塩水を凍らせて、どのように溶けるのか、溶け方に違いがあるのかを観察しましょう。

 

また、扇風機で冷たい風を送る場合と風を送らない場合では、氷の解け方に違いが出るのかどうか実験してみるのもおすすめです。どちらの場合もどうなるのか予想してから実験を行い、結果を書いてまとめましょう。

自由研究に外でできるテーマを選んでみよう

小学生でも取り組みやすい、外でできる自由研究のアイデアについて紹介しました。紹介した内容を参考に、自由研究に外でできるテーマを選んでみてください。

 

夏休みに公園や野山、海、街、自宅の庭などで自由研究に取り組むことで、今まで気付かなかった新たな発見ができるでしょう。

※実験は安全性に十分配慮して行ってください。実験結果が記事と異なる場合でも弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。

 

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