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薄力粉とは?その他の小麦粉との違いや代用可能かもあわせて紹介

 

薄力粉とは?その他の小麦粉との違いや代用可能かもあわせて紹介

「薄力粉と小麦粉ってどう違うの?」
「家に薄力粉しかないんだけど、代用ってできないのかな?」
料理のレシピを見ていて、このような疑問を感じたことはありませんか。よく使っているはずの小麦粉でも、意外に知らないことがあるという方は多いでしょう。

 

この記事では、そもそも薄力粉とは何か、他の小麦粉とはどう違うのかについて紹介しています。また、それぞれの小麦粉に適した料理例も紹介しているため、作りたい料理に合った小麦粉を探しているという方にも役立つでしょう。

 

この記事を読むことで、小麦粉の種類やそれぞれの特徴が理解できます。それにより、用途に合わせた小麦粉の活用ができるようになるでしょう。

 

小麦粉を上手に使って料理をもっと楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

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薄力粉とは

小麦には複数の種類があり、使われる原料小麦の種類によって小麦粉は区分されています。軟質小麦を原料として作られた小麦粉が、薄力小麦粉(薄力粉)です。

 

小麦粉に含まれるたんぱく質は「グルテン」とも呼ばれており、小麦粉に水を加えた時に生じる粘りや弾力性のもととなる働きをします。原料小麦によってその含有量は異なり、薄力粉の原料である軟質小麦のグルテン量は他の小麦と比べて少なめです。

 

薄力粉とその他の小麦粉との違い

薄力粉と中力粉、強力粉を比較してみると、含まれるたんぱく質の量がその大きな違いと言えるでしょう。その違いにより、粉の質感や使用用途なども異なってきます。

 

全て小麦粉と一括りにすることなく、それぞれの違いや特徴をよく知り、料理に合わせて活用できるようにしましょう。

 薄力粉中力粉強力粉
原料小麦軟質小麦中間質小麦・軟質小麦硬質小麦
グルテンの量少ない中間多い
100gあたりのたんぱく質量約8.3g約9.0g約11.8g
粘度弱い中間強い
粒度(質感)細かい(しっとり)中間粗い(さらさら)
用途お菓子、天ぷらうどんパン、餃子の皮

1:薄力粉

軟質小麦から作られる薄力粉は、グルテン含有量が少ないためその他の小麦粉よりも粘りが弱いのが特徴です。

 

粒子が細かくダマになりやすいため、よくふるってから使うことで生地に混ざりやすくなり、ふんわりとした生地ができるでしょう。

 

薄力粉の膨らむ力は弱いため、卵やベーキングパウダーを使用することで膨らませます。焼き上がりはサクサクとした食感になるのが特徴です。

 

2:強力粉

硬質小麦から作られる強力粉は、グルテン含有量が特に多く、粘りや弾力性に富んだ生地になるのが特徴です。粒子は粗めのため、手で触れるとさらさらとしているように感じるでしょう。

 

水を加えてこねるほどに生地の伸びはよくなり、もっちりとした生地になっていきます。生地を焼くとしっかりと膨らむことも強力粉の特徴です。

3:中力粉

中力粉は、軟質小麦と中間質小麦から作られており、薄力粉と強力粉の中間の特徴を持ちます。

 

水を加えてこねると、ふんわりとしながらも適度な弾力のある生地ができるでしょう。家庭料理で使われる機会は少ないため、スーパーで扱われていないこともあります。中力粉が用意できない場合には、薄力粉と強力粉を混ぜて中力粉の食感に近づけることも可能です。

 

4:全粒粉

薄力粉などは、「ふすま」や「ブラン」とも呼ばれる表皮の部分や胚芽を取り除き、胚乳のみを使用して製粉しています。しかし、全粒粉は上記3つの小麦粉とは大きく異なり、その名の通り小麦の粒をまるごと製粉した小麦粉です。

 

薄力粉では取り除かれている表皮や胚芽に含まれる成分も摂取でき、特に食物繊維やマグネシウム、鉄分、亜鉛などが豊富に含まれています。

 

 

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