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国公立大学入試の流れとは?試験科目や2022年度の日程についても紹介

 

国公立大学入試の流れとは?試験科目や2022年度の日程についても紹介

 

共通テストよりも二次試験の配点比率を高くしているパターンです。

 

例えば理系の学部において、共通テストの外国語、数学、国語、理科を100、地理歴史・公民を50、二次試験は外国語、数学、理科、面接をそれぞれ300とする配点です。同じ科目でも二次試験は共通テストの3倍近い配点になっています。

 

4:二次試験が小論や面接のみの場合

二次試験では教科試験を行わず、小論文や面接のみを課すパターンもあります。

 

例えば、共通テストは外国語200、数学200、国語100、理科200、地理歴史・公民を50とし、二次試験の面接の配点を300とする例です。二次試験での教科試験はありませんが、面接が高い配点となっています。

一般入試以外で国公立大学を目指す方法

国公立大学の入試には、一般入試以外に総合型選抜と学校推薦型選抜があります。一般入試に比べると募集人員枠は少なく、試験内容や入試日程も大きく違うので、早めの試験対策が必要です。

 

次に、この2つの選抜方法について詳しく説明します。

 

 総合型選抜

総合型選抜は旧AO入試のことです。エントリーシートや面接・論文・プレゼンテーションなどから受験生の能力や適性、学習への意欲などを総合的に評価する入試制度です。

 

選考方法は、書類審査と面接・小論文が一般的ですが、教科試験を課す大学やディスカッションを行う大学もあります。従来の入試方式に比べ、学習意欲の高さや学びへの目的意識が重視されています。

 

国公立大学では9~10月頃出願、11~12月頃に合格発表という日程が一般的です。出願条件に成績基準がないところもあれば、検定などの有資格を条件にしているところもあり、大学によって様々です。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、旧推薦入試のことであり、出身高校長の推薦を受けた上で出願することができます。学校推薦型選抜には、大きく分けて「公募制」と「指定校制」の2つのタイプがあります。

 

公募制は、成績がある一定のレベル以上であるなど大学が出す出願条件をクリアし、出身校校長の推薦があれば受験できる選抜方式です。1つの高校から推薦人数が限られる場合には、校内で出願のための選抜が行われることもあります。

 

指定校制は、大学が指定する高校の生徒だけを対象とした推薦型選抜ですが、これは私立大学の選抜が中心であり、国公立大学で行っているところはほとんどありません。

 

選考内容は小論文の他面接、プレゼンテーション、教科試験、口頭試問、資格や検定の成績、共通テストなど様々です。

 

学校推薦型選抜では、多くの大学で専願制(合格した場合、出願者は必ずその学校に入学する)を取っています。他の大学との併願制を取っているところもありますが、基本的に第1志望校に限った選抜方法だと考えましょう。

 

生徒の主体性を問う大学も増えている

大学の入試選抜は、文部科学省の公表する「大学入学者選抜要綱」に沿って実施されます。この要綱で2021年度の一般入試から新たに「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を評価するようルールが変更になりました。

 

この主体性等を評価するために、調査書や志願者本人が記載する書類、面接、集団討論、プレゼンテーションなどを活用することが促されています。

 

そのため、国公立大学の入試では、面接や調査書を課す大学が増えました。志願者本人が記載する書類は大学によって分量が様々なため、出願を考えている大学の提出書類が何なのか、早めに確認しておくよう促しましょう。

 

出典:令和3年度大学入学者選抜実施要項について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/mxt_kouhou02-20200619_1.pdf

国公立大学の入試に検定試験の結果を利用することも

国公立大学の中には、個別試験において実用英語技能検定など民間の検定試験の結果を活用しているところもあります。これは、英語の読む・聞く・書く・話すの4技能の評価のために行うものです。

 

検定結果の活用の仕方については、入試の点数に換える場合と、特定科目の試験が免除になる場合があり、大学によって違うので、必ず確認しておきましょう。

 

入試の点数に換える場合

資格や検定試験の活用方法のひとつに、その成績に応じて入試の点数に換える場合があります。

 

大学の基準に沿って特定の資格や検定の成績を点数化し、二次試験または共通テストの特定科目の点数に置き換えたり、または加点するという方法です。

特定科目の試験が免除になる場合

資格や検定結果の活用方法の1つに、試験の免除があります。これは、大学が基準とする資格や成績を取得することで、特定の科目が実質満点だとみなされ、二次試験または共通テストでその科目が免除されるという方法です。

 

 

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