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大学全入時代に保護者が知るべきこと6つ|全入時代の推薦入試についても解説

 

大学全入時代に保護者が知るべきこと6つ|全入時代の推薦入試についても解説

 

保護者が受験生だった時代の共通一次試験、その後の大学入試センター試験が中心だった大学入試が変化し、学力の3要素、つまり卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針を評価するものに変化してきています。

AO入試は現在、総合型選抜という名称に変化しています。そして、大学独自で行う一般入試は一般選抜に、さらに高校からの推薦等での試験である推薦入試は、学校推薦型選抜にそれぞれ変化しています。

出典:3-1-2 入試区分の名称はどのように変更されるのでしょうか。|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/1402195.htm

 

2:授業料が値上げされる可能性がある

2004年に国立大学が法人化、受益者負担ということで、国の運営補助金が削減されています。そのため、国立大学の授業料が年々値上がりを続けています。

私立大学においては、受験生の安全傾向とともに少子化もあり、受験料の増加は見込めません。さらに国からの補助金も減額傾向にあるため、学費からの収入に頼ることになり、値上げせざるを得ない状況にあります。

出典:国立大学の法人化の経緯
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/03052701.htm

3:子供の望む進学先がなくなることがある

文部科学省は私立大学間の学部譲渡を容易にするために、関連する法令を改正しました。これにより、経営が健全な大学が他校の学部の譲渡を受けて特色を強めたり、経営不振校が学部を譲渡することで財務改善したりする、ということを想定しています。

このように、子供の望む進学先が統合や再編でなくなる可能性も出ています。

出典: 私立学校法の改正について(概要)|文部科学書
参照:https://www.mext.go.jp/content/1422184_01.pdf

 

4:大学入学共通テストはこれからも変化していく

大学入試センター試験から、あらたに大学入学共通テストがスタートしたのは2021年1月のことです。高校教育を通じての知識や技能が問われるものから、それも含みつつ、思考力・判断力・表現力等を中心に問われるものへと変化しました。

文部科学省では、これから3年間の問題の作成に関する手法や、採点方法へのノウハウを積み重ね、2024年度にはさらなる充実を図るとしています。

出典:大学入学共通テスト実施方針策定に当たっての考え方 (PDF:3,039KB) |文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/1397731.htm

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5:大学教育改革により保護者の時代の常識が通用しなくなる

大学教育改革とは、全ての大学等において「卒業認定・学位授与の方針」、「教育課程編成・実施の方針」、「入学者受入れの方針」の3つの方針を一貫性のあるものとして策定し、公表するというものでした。

これにより、大学教育の質的転換を図り、大学の理念や社会の要請を踏まえた学生が身につけるべき能力が明確化され、それに伴い教育内容の明確化、さらに入学者に対する学力の明確化がされるとしています。保護者の時代と大きく変わる大学生活が考えられます。

出典:「三つの方針」の一体的な策定・公表について |文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/1397732.htm

 

6:子供の大学進学は約半数が推薦入学になる可能性がある

文部科学省の統計によると、平成29年度、全ての大学での推薦入試の入学者数の割合は35.2%、2年後の平成31年度は36.8%と1.6%の上昇ですが、私立大学においては平成29年度が40.5%、平成31年度が42.6%と、2.1ポイントの上昇です。

大学全入時代となり、今後も推薦入学の増加の流れは続くと考えられます。特に私立大学は定員割れ対策もあるため、約半数が推薦入学(2020年以降は学校推薦型選抜)となる可能性があります。

出典:平成31年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00001.htm

大学全入時代だからこそ有利な入試の種類

私立大学では今、確実に入学してくれる学生を早めに取り込む必要があることから、総合型選抜や学校推薦型選抜による入学生が増えています。

私立大学からは、定員割れによる経営基盤の弱体化を避けるために、受験生が確実に入学してくれる総合型選抜、学校推薦型選抜の方が、一般選抜よりもメリットがある状況だからです。

 

総合型選抜

総合型選抜は、AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)から名称を改めたものです。元となるAO入試では、高校における成績や面接や小論文での人物評価による合否判定をしていました。

大学教育改革の方針により、学力も評価の対象とすることが必須となり、小論文や大学入学共通テストを取り入れた選抜方法に変化しています。

学校推薦型選抜

 

 

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