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新大学入試制度による入試制度の変更点4つ!共通テストで求められる能力とは

 

新大学入試制度による入試制度の変更点4つ!共通テストで求められる能力とは

 

 

主体性の評価

新大学入試制度に変更になるにあたり、文部科学省は「主体的に学ぶ態度の評価」を実施するよう定めています。

評価方法は教員が受験生の成績や部活動などを記入する調査書を、受験大学に提出する方法が取られます。

英語の4技能評価

従来の英語のテストでは「リーディング」と「リスニング」の2技能しか評価できていませんでした。

そこで、上記2技能に加え、「スピーキング」と「ライティング」を含む4技能を評価すべく、発音やアクセントを問う問題や、会話文の単語の並びかえ問題などが追加になっています。

 

記述式の増加

「覚えた知識を活用すること」を評価するために、「大学入学共通テスト」に国語と数学の記述式の問題を導入する検討をしていましたが、現在まだ導入に至っていません。

しかし、国立の二次試験や各大学が個別に実施する入試試験では、記述式を取り入れている大学が9割です。

4:入試スケジュール

入試スケジュールは、センター入試と同様1月13日以降の土、日の2日間で実施されます。

各大学への試験開始日(2月1日以降)や、国立大入試日(前期2月25日、後期3月12日以降)についても変更はありません。

 

新大学入試制度の共通テストで求められる3つの能力

従来のセンター試験では、一般受験の場合は学力テストの点数、推薦入試の場合は面接や小論文などで合否が決定していましたが、新大学入試制度の共通テストに何を求めているのでしょうか。

新しい学習指導要領では、「学力の3要素」について以下のように定めています。1つ目は思考力・判断力・表現力、2つ目は知識・技能、3つ目は主体性・多様性・協調性です。

1:思考力・判断力・表現力

文部科学省が定める「学力の3要素」の1つ目は、「知識と技能を基盤にして、未知の問題に対して解答を見出していく力」です。

覚えた知識や身に付けた技能を応用して、解答を導き出せるかどうかが評価ポイントになります。

 

2:知識・技能

文部科学省が定める、「学力の3要素」の2つ目は、「既知の問題を解くための十分な知識と技能力」です。

前述した通り、知識や技能力を基に回答を導き出す力は必要とされますが、知識が重要視されないということではありません。

3:主体性・多様性・協調性

文部科学省が定める「学力の3要素」の3つ目は、「知識・技能の思考・判断・表現を基盤として、答えが1つに定まらない問題に対して、他者と多様な考え方を協働して、最適解を見出していく力」です。

今までは暗記していれば解けていた問題も、覚えるべき知識や一定の技能量に加え、多様な考えを取り入れて最適な回答を導き出す力が求められます。

 

新大学入試制度の変更点をよく理解しておこう

2021年1月に実施される大学入学共通テストから、テストの方式が変更になり、過去問がない等、対策が難しくなりました。

また、従来のセンター試験とは異なり、覚えているだけでは解けない問題が増え、推薦型選抜や総合型選抜でも学力テストが必要になりました。基礎的な知識はもちろん、知識を利用して回答を導き出すといった高度な学力や思考力が求められます。

覚えるだけでよかった学力テストも、これからは「生きるための学力」を養う必要があります。

新大学入試制度の変更点を理解し、求められている力は何か把握しておくと対策が取りやすくなるでしょう。

 

 

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