男性・女性別の結婚で妥協するべき条件/後悔する条件

恋愛では重要な顔ですが、結婚相手となると妥協するべき条件になります。容姿は時間と共に衰えていくので、長い年月を共に過ごす結婚相手を顔で選ぶと後悔するのです。

相手の女性を顔の美しさで選んだ場合、徐々に美しさが衰えていく様子も間近で見ることになり、愛情が薄れてしまいます。また、女性はメイクで見た目が変化します。デートの時に顔の美しさに惹かれても、その女性が家ではすっぴんでいるタイプだった場合、すっぴんの顔を人生で最も長く見つめることになります。

相手が男性の場合は、若い頃にイケメンでも時間と共におじさんっぽくなったり、髪の毛が寂しくなったりしてしまうのは避けられません。男女共に、時間と共に外見が変わっても愛せる相手を見つけるのが、幸せな結婚生活を送る秘訣です。

顔と同じように身長も妥協するべき条件です。特に女性の場合は男性に高身長を求めがちですが、現実に日本人で高身長の男性はさほど多くありません。よって周りのカップルから特別浮いたり、親や兄弟に身長のことでとやかく言われたりすることもないでしょう。身長は完全に本人達が気にする条件なので、自分達で納得できるなら妥協するべきです。

自分が男性で相手の女性が高身長の場合はプライドが傷付きそうですが、女性が高身長の場合は本人も身長にコンプレックスを持っている場合が多いので、身長のことで男性を脅かしたり威張ったりはしないでしょう。性格などその他の条件が合うなら身長は妥協して問題ありません。

年齢も妥協するべき条件です。年齢差のある夫婦は多く、10歳までの差ならば一般人でもよく聞く話です。男女の間では年齢差によって互いをプラスに見られることが多く、女性は年上の男性が持つ大人の余裕に惹かれ、年下の男性が持つ純粋さや活発さを魅力的に感じます。男性の場合は年上の女性に包容力を感じて甘えたくなり、年下の女性に庇護欲をそそられ守ってあげたくなります。

結婚において年齢差で迷っているなら、男女の間では年齢差が原因でケンカになるよりも、年齢差があるお陰で互いを魅力的に見られることを覚えておきましょう。

女性の場合結婚相手に高収入を求めがちですが、年収も時間と共に変わりやすい条件です。年収は景気の悪化や離職で簡単に下がってしまいますし、逆に昇進や転職で上がることもあります。特に若い男性はこの先年収が上がる場合が多いので、結婚時点での年収で判断しないほうが良いでしょう。

また、現実的に考えると今の日本では共働きが主流で、二人で協力して家計を支えていくことが基本と言えます。相手に年収を求め自分は働かない姿勢でいると、相手の離職や年収ダウン、離婚といったトラブルの際に辛い思いをすることになります。

夫婦二人で家計を支えることを考えると、相手が高収入である必要はなく、自分の年収と相手の年収を足して生活していければ良いので、相手の年収に対し大幅に妥協できます。

性格の不一致は離婚原因の一であり、後から直すことが難しいので妥協すると後悔します。他の条件、例えば年収や職業が申し分なく、顔やスタイルが非常に好みでも、性格が合わなければ結婚生活は辛く苦しいものになります。

逆に言えば他の条件が理想と違っても、性格さえ一致していれば離婚する可能性は低く、安定した結婚生活が送れるでしょう。恋愛中は浮かれて相手の性格の欠点も見えなくなりがちですが、結婚を考えているなら相手の良い部分も悪い部分もしっかりと見つめ、結婚後も上手くやっていけるか妥協せず検討したいものです。

金銭感覚も妥協すると後悔します。自分の好きなものに自由にお金を使えた独身時代と違い、結婚後はひとつの家庭をふたりで支えるため、たとえ自分の働いたお金でも自由に使えない場面が出てきます。

女性の場合、結婚後に専業主婦やパートタイマーになればさらに使えるお金は限られてきます。独身時代に比べ収入が激減するうえに、家計のために節約を強いられる場合もあるでしょう。そんな状況で夫婦の金銭感覚が違うと、毎回欲しいものを買う度にケンカをすることになり、非常にストレスがたまってしまいます。

子供を持つか否か、持つとしたら何人欲しいのか、といった子供に関することも妥協して後悔する点です。子供を持つために結婚する人も多く、そういった相手と子供が欲しくない人が結婚するとふたりの間に埋められない溝が出来てしまいます。

子供は女性にとっては妊娠・出産・育児と人生を大きく左右する要素であり、男性にとっても育児と仕事の両立や教育費の負担など、その後の人生が大きく変わります。パートナーとは出来る限り結婚前に子供に関して話し合い、自分と同じ考えの相手と結婚するようにしましょう。

自分の中に妥協できない理想があるという場合、その理想を一度リストアップして冷静に見つめ直しましょう。理想の性格、顔、年収などリストにしていって、なぜそれが大事なのか、妥協できる部分はないかひとつひとつ確かめてみます。優先順位を付けて、順位の低いものを妥協できないか考えてみるのも良いでしょう。

理想の結婚生活を具体的にイメージしてみるのもです。結婚したあなたはどんな家に住み、どんなパートナーと、どんな休日を過ごしていますか？ふたりでゆったりとした休日を楽しみたいというのが理想なら、休日もまともに取れない高収入の相手は心の奥では望んでいないのかもしれません。自分の未来を具体的に想像していくことで、自分が本来望んでいる結婚の形が見えてきます。

結婚に関して妥協できない人は、理想を非常に高く持っていることが多いです。男子校や女子校出身だったり、異性と付き合う回数が少なかったりすると、ドラマや漫画など架空の世界を参考に理想の異性像を作り上げてしまいます。すると異性も自分と同じように不完全な生身の人間であることを忘れ、異性に要求するレベルが高くなってしまうのです。

これを改善するには様々なタイプの異性と会話をするのが一番です。日常で異性との出会いが少ない場合は、直接恋愛に結びつかない異性の仕事仲間や親戚、美容師など、話しやすい相手なら誰でも構いません。自分が結婚相手に妥協できない点や、異性はこうあってほしいという理想を話してみましょう。きっと現実的な異性の実態を明かされ、少しずつ理想と現実のギャップが埋まっていくでしょう。