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天動説・地動説について理解を深めよう|自由研究のまとめ方も紹介

 

天動説・地動説について理解を深めよう|自由研究のまとめ方も紹介

 

天動説や地動説についての考え方を、本やインターネットを利用してまとめます。この場合、文章だけではなく、表や図形等を入れ込みながら作成すると分かりやすくなります。

 

また、それぞれの説を唱えた人物や、天動説から地動説に変化していった過程等を調べるのも良いでしょう。

 

今回は、当時、誰もが絶対だと信じていた天動説に不自然さを感じ、地動説に立った宇宙像を「天球の回転について」という書にまとめたニコラス・コペルニクスについて調べ、まとめてみました。

 

実験からわかること

天動説や地動説を調べていく中で、「天動説って実はどこか違うんじゃないか」と不自然さを感じていたのがニコラス・コペルニクス(1473~1543)でした。

 

地球上から惑星の動きを詳しく観察していると、時々、本来進むべき方向とは逆の方へと動き出し、しばらくすると再び本来の運行へと戻るという奇妙な現象がありました。これらを人は惑星と呼ぶようになります。

 

この惑星の逆行運動を天動説に基づいて説明しようとすると、複雑な軌道を描いて星たちが運動していると考えざるを得ませんでした。

 

しかし、天体観測技術が進み、星の運動についてより正確なデータが得られるようになるにつれて、それらを上手く説明するには、ますます複雑怪奇な多重構造をもつ天球図を考える必要がありました。

 

そこで、あまりにも複雑化した天球図に不自然さを感じたコペルニクスは、ギリシア時代の哲学者アリスタルコス(BC310頃~BC230頃)の唱えた地動説に立ち戻り、この地動説を数学的に検証し発展させようとしたようです。

 

そしてコペルニクスは、太陽の周りを地球が回っているとすると、天動説では説明困難だった惑星の逆行運動等の問題が、数学的にも容易に説明できることに気づきました。

 

このように、宇宙科学の発展を調べていくと、たくさんの哲学者や天文学者を知ることができます。あの有名なガリレオ・ガリレイも地動説の立証に尽力した一人です。

 

当たり前であることに染まることなく、観察から生まれる違和感や不自然さに興味を持ち、追求していく姿勢を、今回の研究からは学ぶことができました。皆さんもぜひ、子どもたちと一緒に、宇宙科学の発展について調べてみてください。

 

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