星座をテーマにした自由研究アイデア8選|屋外での天体観察に必要なものも紹介

星座をテーマにした自由研究のメリット

自由研究に星座に関するテーマを選ぶメリットは、星座に関する知識が身に付くことだけではありません。

 

星座に関する自由研究は、時間をかけてじっくり取り組める内容もあれば、提出間近という時間がない中でも取り組める内容もあるので、残された時間に左右されずに取り組めるテーマである点です。

 

星空に興味があるお子さんなら、自由研究のテーマに星座を選択してみてはいかがでしょうか。

星座をテーマにした自由研究がおすすめの学年

小学校では3年生で太陽の動きを学び、4年生で星座を観察します。小学校で学ぶ学年と合わせるのなら、3年生あたりから自由研究のテーマに星座を取り入れてみるのが良いでしょう。

 

低学年であっても、星座や星空に興味を示しているお子さんなら、十分自由研究のテーマとして取り組めます。保護者が調査や資料まとめのサポートをしてあげることで、低学年でも問題なく取り組めます。

星座をテーマにした自由研究アイデア8選

星座を自由研究のテーマにする場合、どのような研究内容が考えられるでしょう。単に図鑑から星座を描き写すのでは研究になりませんが、夜空を見上げて星の配置や動きに注目するような研究内容は、考えつくせないほどあります。

 

ここでは、星座を主軸として自由研究を行う際に、研究テーマになる内容を8つ紹介します。いずれも星座がテーマですが、内容や方法が異なるため、お子さんが興味を持っていそうな研究テーマを提案してみてはいかがでしょうか。

1:星が動いていることを確認する自由研究

時間は必要なものの、期間を必要としないのが「星が動いていること」を記録する自由研究です。場所を固定したうえで、星や星座の位置を記録し、時間経過とともに記録する場所がずれることから、星や星座の位置が動いていくことを確認できます。

 

三脚を固定してカメラで撮影する方法や、透明のアクリル板や下敷き、クリアファイルなどを活用し、固定させて油性ペンで記録していく方法があり、一定時間ごとに記録すれば一晩で研究が完了します。他にも1日ごとに記録する方法もあるため観察しやすいでしょう。

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2:オリジナルの星座を作る自由研究

夜空を見上げて、自分オリジナルの星座を作ってみるという自由研究のテーマもあります。夜空の星をつなげて「何かの形に見えないか」と考えることで、発想力を鍛える効果もあります。

 

やり方は簡単です。星の良く見える場所でじっくりと夜空を観察し、星をつなげて何かの形に見えたら、星座としての名前をつけてみましょう。

 

自由研究として発表するために、既存の星座表を利用して、発見した星座を書き込みます。星座にまつわる物語を考えておくのもおすすめです。

3:子供自身の誕生星座についての自由研究

小学生でも星占いで自分の星座が何かを知っている子供は多いので、自由研究として自分の誕生星座について掘り下げてみるのも良いでしょう。

 

自分の誕生星座の名称と、実際の夜空に見える季節、星座にまつわる物語などを調べてまとめれば自由研究になります。

 

この自由研究は、星に興味があるお子さんだけでなく、物語に興味があるインドア派のお子さんも取り組みやすい内容です。

4:季節によって見える星座の違いの自由研究

大人は季節によって夜空に見える星座が違うことを知っていますが、小学生の多くがまだ星座を知らず、夜空の景色が季節によって異なることも知りません。

 

短期で自由研究を完了させるためには、実際の観察よりも辞典を活用することになりますが、星空の配置が季節ごとに異なることを辞典で確認することも自由研究のテーマにできます。

5:星座に関係する神話の自由研究

多くの星座が神話からイマジネーションを受けたもので、星座にまつわる話を調べてみると星座に対する知識が深まります。

 

特に読書が好きなお子さんにおすすめの自由研究テーマで、物語に興味を持つことで普段興味を示さない星空や星座についても興味を持てるようになる可能性があります。

 

調べたことを発表するだけでなく、物語好きのお子さんならさらに神話を深読みして研究内容を広げることも可能です。

6:国内外の星座についての自由研究

星が動いていることや、季節ごとに星空に現れる星座が異なることを理解できているお子さんなら、国内外、夜空を見上げるポイントによって見える星座が異なることについて自由研究を進めることもできます。

 

観るポイントによって、同じ星座でも見える時間帯や季節が異なることをテーマとすることも可能です。世界のどこかでは見えるけれど、日本では見ることができない星座があるということも研究のテーマにできます。

7:流星群の観察をする自由研究

夏休みの自由研究なら、毎年8月12~13日ごろに観ることができる「ペルセウス座流星群」の観察をテーマにしてみるのも良いでしょう。

 

ペルセウス座流星群のピーク時間は深夜になってしまいますが、流星を観られる可能性も高く、観察できた方向や明るさ、時間などを記録すれば自由研究になります。自分の目で観察するのと並行してカメラも設定しておくと万全です。

 

天候に左右されるテーマとなるため、念のため他のテーマも考えておいた方が安全です。

8:星座表を作る自由研究

各種星座盤が市販されているので、あえて自由研究で星座表を作ってもたいした成果にならないと考えてしまう保護者もいることでしょう。しかしながら、お子さんが工夫してオリジナルの星座表を作ることで、星座や星に関する知識は確実に身に付きます。

 

自由研究で作る星座表は、自分の家を中心に描いてみたり、自分が好きな星座を中心に季節ごとの配置をピックアップしたり、お子さんの感性に沿った星座表に仕立てられます。

夜間屋外で星座観察の自由研究をする際に用意したいもの6つ

自由研究のテーマに星座を選んだ場合、ほとんどのケースにおいて夜の屋外観察が必要になります。ここでは、屋外で夜間の観察をするために必要になるグッズを6つ紹介します。

 

安全、かつ、なるべく快適に星の観察ができるよう、きちんと準備しておきましょう。

1:星座早見盤

星空を観察して星座を確認する際は、星座早見盤は必須グッズといえます。観察場所や季節、時間によって、星座の見える方向を示してくれます。

 

星座早見盤は書店で購入できますが、スマホやパソコンのアプリとしても入手可能です。スマホのアプリを活用すると、星座もより探しやすくなりますが、自由研究としては従来のアナログな方法の方がおすすめできます。

2:方位磁石

方位磁石は、星座の見える方向を確認する際に必要になります。スマホの方位磁石アプリを活用しても良いでしょう。

 

スマホの星座早見盤の中には、スマホをかざした方向に見える星座を示してくれるものもあります。方向を示してくれるアプリを使うのなら、方位磁石は不要です。

 

ただし、自由研究に方位を記録として残す場合は、スマホの機能だけに頼らず、方位磁石を使ってみるのも学びとなります。

3:懐中電灯

星空はできるだけ明かりの少ない場所で観測することが多いので、観測場所にたどり着くまでは懐中電灯に頼ることになります。星空を見上げる人が多い場所では、あまり明るくなりすぎない懐中電灯を使うようにしましょう。

 

自宅の庭で星座観察する程度なら懐中電灯は不要です。暗がりで観察記録をするのなら、手元を適宜照らすために懐中電灯が便利です。

4:筆記用具

星座の観察結果を記録するためには筆記用具が必要になります。一般的には、ノートと鉛筆・ボールペン程度の筆記用具で足りますが、星座の動きを記録する場合は、透明な下敷きやクリアファイルなどと、記録に必要な油性ペンや油性マジックも必要になります。

5:防寒着

夏の星座観測の場合でも、星が良く見える場所は高地にあることも多いので防寒着を用意しておいた方が安全です。観察場所に適した防寒着を用意しておきましょう。温かい飲み物や使い捨てカイロなども用意しておくと便利です。

6:虫よけ

夏の星座観測では、虫よけも当然必要になります。防寒着が必要なくらいの高地では、夏の虫がいない可能性もありますが、現地に適性し生息している可能性もあるので、野外観察では虫よけを用意しておきましょう。

 

虫よけスプレーのほか、野外用の持ち運びできる虫よけグッズも便利です。

星座をテーマにした自由研究のアイデアは豊富にある

星空を見上げるのが好きなお子さんにとって、星座に関する自由研究のテーマは、アイデアが尽きないほどたくさんあります。

 

星座に興味がないというお子さんでも、自由研究を機に星座や星の観察、星座の由来などの調査に取り組むことで、宇宙や物語への興味が湧いてくることもあります。お子さんの学習意欲を引き出すために、お子さんと一緒に星座に関する自由研究テーマを考えてみましょう。

※実験は安全性に十分配慮して行ってください。実験結果が記事と異なる場合でも弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。