学校のプログラミング教科書の内容は?あわせて使わせたいおすすめの参考書も紹介 学校のプログラミング教科書の内容は?あわせて使わせたいおすすめの参考書も紹介 - chokomana
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学校のプログラミング教科書の内容は?あわせて使わせたいおすすめの参考書も紹介

 

学校のプログラミング教科書の内容は?あわせて使わせたいおすすめの参考書も紹介

「プログラミング教育の教科書ってどんな感じ?」
「学校ではプログラミングをどんな風に教えるの?」
「家でプログラミングの勉強をする方法は?」
小学校で必修になったプログラミング教育ですが、いまだにわかりにくいことが多く、漠然とした不安を抱えている保護者の方もいらっしゃることでしょう。

 

この記事では、プログラミング教育が教科書でどのように取り扱われているか、実際に学校で行われている授業内容と合わせて紹介します。さらに、家庭でプログラミングの勉強をする際に役立つ参考書についてもまとめています。

 

これを読めば、学校教育の中のプログラミングの役割を理解した上で、プログラミング教育を子どもの成長に効果的に活用できるようになるでしょう。

 

学校でのプログラミング教育の内容が知りたい、子どもにプログラミングを楽しく学ばせたいと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

 

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小学校で必修になったプログラミング教育とは?

2017年に公示された新学習指導要領によれば、プログラミングや情報モラルを含む情報活用能力を、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」として重視しています。また、情報活用能力の教育は、教科を横断する形で取り入れることとしています。

 

小学校では、コンピューターの文字入力など基本的な操作とともに、プログラミング体験を通してコンピューターが意図した処理を行えるよう指示するための論理的思考の育成を図ります。

 

出典:新学習指導要領のポイント(情報活用能力の育成・ICT活用)|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/21/1416331_001.pdf

 

プログラミング教育に教科書が使われるまでの背景

小学校のカリキュラムでは、プログラミングの教科があるわけではありません。算数や理科など、他の教科の学習にプログラミング体験を取り入れ、各教科の学びをより確実にすることを目指しています。つまり、プログラミングは各教科の教科書に登場します。

 

ここでは、プログラミング教育が教科書に加わるまでの経緯と、各教科との関わりを見ていきます。

文部科学省によってプログラミング教育に使える教科書の検定がなされた

教科書は正式には教科用図書といい、学校で教科を教える中心的な教材として重要視されています。日本では原則として、文部科学大臣の検定に合格した教科書を使用しなければなりません。検定から実際に使用するまで約2年かかります。

 

2017年に告示された教科用図書検定基準に基づき、新学習指導要領を反映した小学校の教科書が検定されました。初めて算数・理科の教科書にプログラミング体験を通して論理的思考を育成する学習活動を取り上げることが明記されました。

 

出典:義務教育諸学校教科用図書検定基準(平成29年8月10日文部科学省告示第105号)|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kentei/1411168.htm

 

5教科でプログラミングに関する内容が盛り込まれる

2020年度から使用されている教科書では、算数・理科・図画工作・家庭・英語の5教科にプログラミングと関連する学習が取り入れられています。

 

算数は大日本図書、学校図書、東京書籍、教育出版、啓林館、文教出版の6社19冊、理科は東京書籍、大日本図書、学校図書、教育出版、信濃教育会、啓林館の6社6冊、図画工作・家庭・英語は開隆堂1社の各1冊、合計8社28冊の教科書にプログラミングの記載があります。

 

出典:小学校プログラミング教育導入前後の教科書比較研究|山形大学学術機関リポジトリ
参照:https://yamagata.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=4858&item_no=1&page_id=13&block_id=29

学校で使用されているプログラミングの教科書内容

学校の教科書は、学習指導要領の総則や教科の目標と一致するよう、学年や分野ごとに設定された学習内容に則って作られています。プログラミング教育についても、学習指導要領に例示された内容が特に多く盛り込まれています。

 

小学校の内容

小学校の教科書では、特に算数・理科でプログラミングを通した学習が取り上げられています。

 

算数5年生の正多角形の単元では、プログラミングを通して、辺の長さと角の大きさが全て等しいという正多角形の意味を基に正多角形を描きます。手書きとプログラムでの作図を比較し、図形への理解を深めます。

 

理科6年生の電気の利用の単元では、身の回りの電気の性質や働きを利用した道具についてプログラミングを通して学びます。人感センサーに反応する照明の仕組みを実験装置と通電プログラムを用いて検証し、電気を効率的に使うための工夫に気づかせます。

 

 

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