夏休みの工作アイデア12選|そのほかの簡単アイデアも紹介

夏休みの工作をやるのはなぜ?

夏休みの工作をやる意義は、夏休みは主に総合的な学習の時間のためであり主体的に何かを学ぶことができるというものです。そのため、保護者が子供に代わって夏休みの工作をやると貴重な時間の意義がなくなってしまいます。

 

日本では、かつて自由研究という教科がありました。しかし自発的な活動は、教科以外の活動の時間で行うようになりました。ただ2000年度ごろから総合的な学習の時間ができて、自発的な学びが見直されています。

【学年別】夏休みの工作アイデア12選

ここからは、学年別のおすすめの夏休みの工作アイデアを紹介していきます。身近な材料でできる工作ばかりなので、子供のやる気や実力などを総合的に判断して決めることが大切です。夏休みの工作で悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。

 

夏休みの工作は計画的に行って、長い夏休みを有意義に過ごし、最終日に慌てなくても済むようにするといいでしょう。

低学年におすすめの夏休みの工作アイデア4つ

まずは、低学年向けの工作のアイデアから紹介していきます。低学年は、ハサミを使う際や、やけどの危険性がある場合は、保護者が積極的にサポートし安全に気を付けた上で作ることをおすすめします。

1:スライム作り

スライム作りは、1時間ほどで終わる比較的簡単な工作です。

 

カップの中に洗濯糊やホウ砂、色を付ける絵の具などを入れて、割り箸で混ぜるだけです。絵の具の色を変えるだけで、さまざまな色のスライムを作ることができます。

▼スライムを作ってみた!詳細記事はこちらから

洗濯のりを使って簡単にスライムを作ろう

2:UVレジンを使ったアクセサリー作り

UVレジンを使ったアクセサリー作りは、ハサミやカッターなどの刃物を使わずにできるため、低学年におすすめです。

 

UVレジンとは、紫外線を当てると硬化する樹脂のことです。アクセサリーパーツやジェルフレークをUVレジンを使って固めることで、オリジナルのアクセサリーを作ることができます。

3:万華鏡

牛乳パックやビーズを使って作る万華鏡は、作った後も遊ぶことができる工作としておすすめです。

 

牛乳パックを三角になるようにテープで止め、片側にはビーズなどの模様となるものを、もう片側には覗き穴を付けることで完成します。ハサミやカッターを使うため、保護者がサポートしてあげてください。

4:キャンドル作り

キャンドル作りは、100均のアイテムで作れる夏休みの人気工作です。ロウを溶かす作業があるため低学年は保護者と一緒に工作を楽しむといいでしょう。

 

キャンドルの材料は100均の物でOKですので、ロウやクレヨン、アロマオイル、ガラス容器を用意しておきましょう。

 

ロウを細かく切って湯煎し、溶けたところにクレヨンを削って入れ、アロマオイルも加えていきます。そして、ロウソクの芯を作ったガラス容器にロウを数回分けて入れると完成です。

中学年におすすめの夏休みの工作アイデア4つ

次に、中学年向けの工作のアイデアを紹介します。低学年の時よりも、少しレベルアップした工作に取り組んでみることをおすすめします。手軽に行いたいという場合には、工作キットなどを使ってみるのもいいでしょう。

1:野菜の皮を使った草木染め

野菜からとれる天然色で布や紙を染める「草木染め」は、中学年向けの工作におすすめです。

 

玉ねぎやなすのほかにも、みかんのような果物の皮を使うことで、さまざまな色に染めることができます。

2:本棚を作る

実際に使える本棚を作ることもおすすめです。

 

小さい本棚であれば、中学年の子供でも作ることができます。金槌や紙やすりを使うので、保護者がサポートしてあげてください。

3:オリジナル石鹸作り

オリジナル石鹸作りは工作キットも販売されていて、簡単に作れるおすすめの夏休みの工作です。おすすめの作り方は、保育現場でも活用されている手こね石鹸です。

 

手こね石鹸は、固形の石鹸をフレーク状にしてから、こねて新しく形を綺麗にしていく作り方です。おろし金やピーラーを使う必要があるため、その工程は保護者が行う方がいいでしょう。石鹸にハーブティーやお湯または牛乳、お好みでアロマオイルがあれば作れます。

4:お菓子作り

お菓子作りは、夏休みの工作を提出しなくてもいいときにおすすめのアイデアです。工程などを写真に収めて学校に提出しましょう。

 

例えば、ドデガパン作りがおすすめです。必要な材料は強力粉、塩、イースト、水です。材料を混ぜ合わせ8時間冷蔵庫で寝かせて、生地を三つ折りして、トースターで焼くだけで完成します。

高学年におすすめの夏休みの工作アイデア4つ

ここからは、高学年の夏休みのおすすめ工作アイデアを紹介していきます。高学年は低学年と違い、子供だけで作れるアイデアを試してみることがおすすめです。

 

複数のアイデアを提案して子供が気に入ったものを採用していきましょう。できることや興味も子供によって大きく変わってきますので、本人のやる気が出そうな工作案を活用してみてください。

1:つまみ細工やシュシュなどのアクセサリー

つまみ細工によるアクセサリーや、シュシュなどを作るのもおすすめです。

 

つまみ細工は小さく切った布をつまんでおりたたみ、花や鳥などを作る工作で、ヘアピンの飾りなどを作ることができます。また、髪飾りのシュシュも、はぎれなどを使って簡単に作ることができます。

2:石塑粘土で作る陶器風アクセサリー

夏休みの工作アイデアのおすすめは、石塑粘土で作る陶器風アクセサリーです。石塑(石粉)粘土や抜き型、アクリル絵の具、水性アクリルニスを用意しておきましょう。材料の多くはホームセンターで気軽に手に入るものばかりです。

 

作り方は、型を作り伸ばした粘土の上に並べていきます。そして、粘土ヘラなどで型に沿ってカットしていきます。乾くのを待ってアクリル絵の具で色を付け1日おき、ニスを塗れば完成です。

3:オリジナルの木箱作り

DIYの基本となる木箱作りは、オリジナル性が出る工作としておすすめです。

 

色や模様で個性を出したり用途によって大きさを変えたりして、自分だけの木箱を作ることができます。作り方によっては、釘を使わずに作ることも可能です。

4:宝石ソープを作る

宝石ソープは、見た目が綺麗なだけではなく実用性もある工作です。

 

天然石をイメージして作った石鹸のことで、熱を加えると液状になるグリセリンソープと着色剤を使って作成します。

自由研究は工作以外にどんなのがおすすめ?

ここからは、工作以外の夏休みの自由研究について紹介していきます。夏休みには、工作以外にも自由研究の宿題が出る場合があります。

 

自由研究は、夏休みの宿題の中でも面倒で最後まで残ってしまうことが多い傾向です。おすすめのアイデアを紹介していきますので、参考にしてみてください。

1:再生野菜

再生野菜の観察とは、くず野菜の切れ端が再生していく様子をチェックすることです。捨てられるはずだったくず野菜を使うため、お財布にも優しいです。

 

再生野菜の成長を観察し、それで作れる料理メニューやくず野菜になる切れ端が捨てられている現状に目を向けることができて、環境問題への関心を引き出せる可能性も高いでしょう。

2:観察日記

観察日記は、周りにある海や雲、天気などを観察し、それを考察とともにまとめる自由研究のことです。毎日観察をすることで、自由研究の学習を習慣づけられます。

 

観察日記を付ける際のコツは、研究のきっかけ、調べたいこと、予想を事前に考えておくことです。予想に対して実際にはどうだったのかを書き記すと分かりやすいでしょう。

夏休みの工作を楽しくやろう

夏休みの工作は、楽しくやることが大切です。簡単にできるものや、お得にできるものなどいろいろとあります。

 

ぜひ今回紹介したさまざまなアイデアを基に、夏休みの工作を子供と一緒に楽しんでみましょう。

※実験は安全性に十分配慮して行ってください。実験結果が記事と異なる場合でも弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。