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文章が苦手な原因と克服する方法は?保護者が意識するべき点についても解説

 

文章が苦手な原因と克服する方法は?保護者が意識するべき点についても解説

 

自分が書きたい内容が明確になっていないと文章は書けません。作文であれば、テーマが決まっていることが多いでしょう。

 

テーマがあったとしても、そこから何を書けばいいかわからなくなってしまうのが文章を書くのが苦手な人によくあるパターンです。

 

そういった悩みは、箇条書きやマインドマップを使うことで解決できます。マインドマップとは、紙の中心にテーマを書いて、そこから関連するキーワードを木の枝のように分岐させてアイディアを出していく方法です。

 

これらを使うことで、書きたい内容が目で見てわかるため、箇条書きやマインドマップを元に文章を書き進めることができます。

 

主語と述語を正しく使う

文章を書くのが苦手が子どもは、主語と述語が上手く使えていないことが多いです。「何が」「どうする」を正しく書けていないと、読み手に正しく内容が伝わる文章になりません。

 

「何が」にあたる主語と「どうする」にあたる述語は、ワンセットで成り立つことを覚えましょう。基本的に日本語の文章では、主語が始めに来て、その後に述語がきます。

 

主語と述語が離れ過ぎている文章は、わかりにくく読み手に内容が伝わりにくい文章になってしまいます。主語と述語を適切に使った文章を書けるように、短い文章を書いて練習しましょう。

「てにをは」を正しく使う

「てにをは」も正しい文章を書く上で欠かせない要素の1つです。「てにをは」とは、言葉と言葉を繋ぐ助詞で、「これは」の「は」や「何を」の「を」が、「てにをは」にあたります。

 

文章に書かれている内容のニュアンスを正しく伝える上で、「てにをは」を適切に使うことが大切になります。

 

「てにをは」が1文字変わったり、間違った「てにをは」を1文字を使ってしまったりしただけで文章の内容が変わってしまい、伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。

 

まずは短い文章のなかで「てにをは」を正しく使う練習から始めましょう。

 

表記ゆれをなくす

読みやすい文章を書くには、表記ゆれをなくすことも大切です。表記ゆれとは、1つの文章のなかで同じ言葉をいくつかの違った表記で書いてしまうことを意味します。

 

例えば、「行う」という言葉1つでも、「行なう」や「おこなう」と表記できます。それが文章のなかで統一されずに混在していると、「これはそれぞれ違う意味で書いているのか?」と読み手を混乱させてしまいます。

 

そのため、表記ゆれがあると読み手にとってわかりにくい文章になってしまうのです。それを防ぐために、文章中でよく使う単語の表記をあらかじめ決めておきましょう。

一文を短くまとめる

一文を短くまとめることも、文章を上手に書く上での大事なポイントです。一文が長いと、文章のなかで伝えたいことや要点が読み手に伝わりにくくなってしまいます。

 

そのため、読み手に1番伝えたい内容を主軸に不要な単語や文章を削って、一文を短くして、読み手にとってわかりやすい文章にすることが大切です。

 

「誰が」「いつ」「どこで」「何を」「なぜ」「どのように」と、内容がわかりやすく、短い一文で書けるようになることを目標にしましょう。

 

句読点を活用する

句読点とは「、」の読点と「。」の句点の総称で、文章の区切りや終わりにつける記号です。句読点の使い方は小学校の国語の授業で習いますが、句読点をよく理解できておらず上手に使えない子も少なくありません。

 

特に文章が苦手な子どもは、文章を書くときに句読点を正しく使えていないことが多く、文章を書いているときに、どこに句読点をつけるべきなのかわからなくなってしまうこともあります。

 

句点は文章の終わりにつけ、読点は文章を読みやすくする区切りとしてつけるということを覚えておくだけでも、句読点の使い方が上手くなります。

情報を具体的にする

読み手に伝わりやすい文章を書くには、情報を具体的に書くことも欠かせません。曖昧な表現が多く、具体的な数値や表現が書かれていない文章は、内容がつかみにくくわかりにくい文章になってしまいます。

 

具体的な数値を入れたり具体的な仕組みを説明したりするなど、曖昧ではない表現で書くと格段に読み手にとって理解しやすい文章になります。

 

例えば、「何年も○○していました」という文章なら「△年も○○していました」と具体的な年数を書き、「複雑な仕組みでした」という文章なら「仕組みは○○で△△でした」とその仕組みの詳細を書きましょう。

 

これらを意識して書くだけで、要点がわかりやすく伝わりやすい文章になります。

 

書き終わったら声に出して読んでみる

文章を書き終わったら声に出して読みましょう。これをするだけで、誤字脱字や文法、文脈におかしい点がないかチェックできます。

 

声に出さず読むより声に出して読む方がミスが見つかりやすく、書いているときには気づけなかった文章中のおかしな点に気づけます。

 

また、書き終わった文章を改めて読むことで、文章を書き切った達成感を得ることもできて文章を書くことへの自信にも繋がるでしょう。

文章を書くことへの苦手意識を克服するには?

文章を書くことへの苦手意識を克服するには、意識すべき点が3つあります。ここでは、その3つのポイントをそれぞれ解説しますので、ぜひ実践してみてください。

 

完璧なものを目指さない

いい文章を書こうと思うと、どうしても完璧なものを書き上げようと考えてしまいがちです。しかし、文章には正解や不正解はないため、誰が読んでも完璧と言える文章を書くことはできません。

 

書き始める前の意識として、完璧を目指すのではなく、自分が読み返して満足できる文章を目指しましょう。

 

そして、その感覚で何度も文章を書いていって、自分は文章が書けるんだという自信に繋げると苦手意識が減っていきます。

 

 

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