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シュタイナー教育の7つの特徴とは|メリットとデメリットも解説

 

シュタイナー教育の7つの特徴とは|メリットとデメリットも解説

 

一貫教育課程であるシュタイナー教育では、幼稚園や保育園に通う幼児については、異なる年齢の子どもが同じクラスに在籍する縦割りクラスとなっています。

 

一般的な幼稚園や保育園にはない特徴で、異なる年齢の子どもたちが同じように授業を受けることで、お互いを刺激しあって成長できるところがメリットです。

 

7:早期教育はしない

シュタイナー教育では、早期教育はしないことになっています。これは幼児期は子どもの人格や心の形成を促す時期であるという教育理念が関係していて、テレビを見せることや絵本の読み聞かせ、知育グッズを使った遊びは行いません。

 

このように知的な感覚に触れさせる機会から遠ざけることで、子どもの精神が疲弊して悪影響を与えないようにすることがポイントです。

シュタイナー教育のメリットとは

子どもの自由や自主性を尊重する教育方法であるシュタイナー教育を受けるメリットは、主に以下の点が挙げられます。

 

・自由を尊重することで決断力や判断力が身につく
・感受性が豊かに育つ
・論理的思考が身につきやすい
・学力を重視しない個性を尊重した教育ができるので子どもの才能を開花しやすい
・一貫した教育方針の中で保護者が教育にかかわりやすい

 

ほかにも、芸術方面の授業が積極的に取り入れられていることから、感受性が育つだけではなく手先が器用になりやすい点もメリットとして挙げられています。

 

加えて、早期教育をしないため、テレビやインターネットなどのメディアと子どもをできるだけ接触させたくない保護者にとってもメリットの大きい教育方法と言えます。

 

シュタイナー教育のデメリットとは

シュタイナー教育にはメリットばかりではなく、デメリットとされる要素もあります。シュタイナー教育を受けるうえでデメリットとなり得るな点は、以下の通りです。

 

・テレビなどを制限されることから日常生活で子どもが制約を受けてしまう
・シュタイナー教育の認定校でなければ卒業資格を得られない
・学力を重視していないので学力を伸ばしにくい
・学ぶペースが合わなかったり大学進学に不利になったりする可能性がある

 

これは、シュタイナー教育の独自のルールや特徴が、かえって障害になってしまう可能性を示しています。特に学力に関しては、教科書を使わない特殊な授業であるため、子どもがどの程度知識を深めているのか、理解しているのかがわかりにくいという問題もあると言えます。

シュタイナー教育とモンテッソーリ教育の違い

海外で生まれた教育方法は多数存在しますが、その中でもシュタイナー教育同様に注目を集めているものとして、モンテッソーリ教育があります。

 

モンテッソーリ教育とは、子どもが自分を育てる力があるという自己教育力による、子どもの自主性を尊重した教育方法です。シュタイナー教育と子どもの自由や自立を重視している点が共通しているものの、そのアプローチ方法が大きな違いとして挙げられます。

 

例えば、モンテッソーリ教育は教材を使った教育や知育的な遊びを導入していますが、シュタイナー教育では実践による教育を行っていて、知育的な遊びはしません。

 

日本で行われているシュタイナー教育とは

日本では2021年時点で正式にシュタイナー教育の認定校だと認められているのは、フリースクールを含めて7校です。

 

それぞれ特色あるシュタイナー教育を行っており、自然を活かした豊かな教育を実践しているところや、伝統芸能や季節の行事など日本ならではの文化を大切にした授業を取り入れているところもあります。

 

フリースクールでは、独自のカリキュラムを実施しているところもあれば、保護者による週1回の授業を実施しているところ、保護者がシュタイナー教育を体験できるところなど、多彩なシュタイナー教育が実施されているようです。

 

出典:組織構成|日本シュタイナー学校協会
参照:https://waldorf.jp/about/organization/

シュタイナー教育は子どもの自由に生きる力を伸ばす教育

本記事では、シュタイナー教育の基本的な知識をはじめ、特徴やメリット・デメリットについて紹介しました。

 

ぜひこの記事を参考にして、シュタイナー教育を利用するかどうか検討してみて下さい。

 

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