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氷の溶け方に関する自由研究方法8つ|溶け方の変化の様子を観察しよう

 

氷の溶け方に関する自由研究方法8つ|溶け方の変化の様子を観察しよう

 

六つ目の自由研究は、「複氷現象」を観察するという方法です。

「複氷」とは、上記のように氷が溶けても、氷が割れることなく再び氷に戻る現象のことを指します。

スケートリンクで人が氷の上を軽快に滑ることが出来るのも、この現象が起きているためです。複氷現象は、氷に圧力を加えることによって観察出来るため、家庭でも簡単に実験を行うことが出来ます。

実験内容は、氷に重いものをぶら下げるといった簡単なものになります。氷に、重いものを床につかないようにして糸でぶら下げることにより、氷の内部に糸が入り込み、糸の上部はまた凍っていくという状態を観察出来ます。

室内で行う際は、氷が室温で溶けていくため、氷が溶けて割れる前にしっかりと観察を行ってください。

 

7:電子レンジで溶かしてみよう

七つ目の自由研究は、氷を電子レンジで温めた時の氷の変化を観察する方法です。

氷を器などに入れて温めることで実験を行えます。他にも水をペットボトルなどで凍らせてそのまま電子レンジで温める方法もありますが、ペットボトルを電子レンジで加熱することは推奨されていない場合が殆どですので、実験を行う際は十分に注意してください。

氷だけをレンジする

氷だけを電子レンジで温めた場合、氷は殆ど溶けません。これは、氷という物質が電子レンジの過熱方法と相性が悪いためです。

電子レンジは、物体を振動させて温めていますが、氷は分子結晶という揺れにくい物質であるため、あまり温まらないのです。

 

氷と水を同時にレンジする

氷と同時に、水も一緒にレンジで温める実験も同時に行うと、より良い自由研究になります。

氷を入れた器と、水を入れた器を同時に電子レンジに入れてください。氷は揺れにくい物質であるため温まりにくいのですが、水は揺れやすいため、同じ時間電子レンジに入れた場合、水はお湯になりますが、氷は完全に水にはなりません。

8:氷に振りかけてみよう

八つ目の自由研究は、氷に様々な物質をかけてみるという方法です。

雪の多い場所では、雪を溶かすための除雪剤として塩化ナトリウム、つまり塩を撒くことがあります。このことから、氷に何かを振りかければ、溶ける時間や速度が変化することがわかります。

家庭にある、塩や砂糖などの粉を振りかけ、氷の溶ける速度や時間の違いを観察するという自由研究を行うことが出来ます。

 

氷の溶け方の自由研究のまとめ方

自由研究のまとめ方は、「わかりやすくまとめる」ということが大切になります。

実験結果は、ノートなどを使用して本のようにまとめたり、模造紙などの一枚の紙にまとめてみてください。一枚の紙にまとめる場合、紙の面積が決まっていますので、事前にどこに何を書くのかを決めておくと簡単にまとめることが出来ます。

「氷の溶け方を比べよう」などの見出しを作り、氷の溶け方に関する図面やイラストなどを入れながらまとめてみてください。あらすじを立て、考察を入れることで、研究の結果をきれいにまとめることが出来ます。

また、小学生や中学生であれば、理科の教科書の内容を見ることでヒントを得ることも出来ます。物体の正式な名前を調べることも出来ますし、図解なども参考にすることも出来ます。

また、大学のサイトなどでパワポを見たり、YouTubeなどで動画を見たりすることも、まとめる際のヒントになります。

子供と氷の溶け方に関する自由研究を行うときの注意点

氷の溶け方に関する自由研究を行う場合は、手早く実験を行うことが大切です。氷が溶けてしまう前に、実験を行うことが、実験を成功させることに繋がります。

また、氷を素手で触る場合は、長時間触らないようにしてください。ずっと冷たい状態でいると、凍傷になる恐れがあります。短時間であれば大丈夫ですが、念のため長時間は触らないようにしてください。

 

夏休みは子供と「氷の溶け方」をテーマにして自由研究を行いましょう

2020年の自由研究のテーマに悩んだ方も多いのではないでしょうか。氷に関する自由研究は、簡単にバリエーションに富んだ実験を行うことが出来ます。身近な存在である氷という題材を扱うことで、理科という教科に興味を抱くきっかけにもなります。

氷という物質に対する疑問を解消するきっかけにもなりますので、子供と一緒に「氷の溶け方」に関する自由研究を行ってみてください。

 

 

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