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保護者が子どもに教えられるそろばんの基礎14選|足し算や引き算のやり方を紹介

 

保護者が子どもに教えられるそろばんの基礎14選|足し算や引き算のやり方を紹介

 

そろばんの珠を使った1桁の表し方は「1~4」と「5」、「6~9」で異なります。

「1~4」の場合は、下の段の珠が梁に触れている数で表します。「5」は、上の段の珠を梁に触れるように下げ、下の段の珠は全て梁から離れるようにしましょう。「6~9」は、上の段が梁に触れた状態で「1~4」と同じように上げることで表現します。

 

8:繰り上がりのない足し算のやり方

まずは、繰り上がりのない簡単な足し算の教え方を見ていきましょう。

例として「2+1」のやり方と「3+5」のやり方を紹介していきます。一桁の足し算は、定位点で計算しましょう。「2+1」をするときは、まず、そろばんで2を作ります。この始めの数を作ることを「置く」と表現します。

この置いた2に1を加えるためには、珠をもう1つ上げることが必要です。数を足す行為は、「加える」「入れる」と表現します。珠を1つ加えると1珠が3つ上がった状態になるため、答えが3となります。

「3+5」をするときには、まず5珠を置きましょう。次に、1珠を3つ加えます。そうすると、8という答えを導き出すことができます。

9:繰り下がりのない引き算のやり方

次に簡単な繰り下がりのない引き算の教え方について紹介していきます。

例として「3-1」と「7-5」のやり方を説明します。一桁の引き算も、足し算のときと同様に定位点で計算します。「3-1」をするときには、まず、そろばんで3の状態を作りましょう。そこから1を引くためには、珠を1つ下げてください。

この珠を梁から離すという数をひく行為を「取る」と表現します。1珠を1つ取ると、答えが2となります。

 

10:ご破算のやり方

ご破算とは、そろばんで計算した後に、次の計算に移る際に珠の状態をゼロに戻すことを意味します。

ご破算をするときは、そろばんを左手に持ち、手前に倒しましょう。そうすると、全ての珠が下に落ちます。次に、5珠と梁の間に人差し指を入れ、さっと払って5珠を全て上へ戻しましょう。これで1珠が全て下に、5珠は全て上にあるゼロの状態になります。

ご破算は、珠を下へ動かして5珠のみを上に戻すという簡単な作業ですが、これを忘れると計算に支障がでるため、忘れずにやるように教えましょう。

11:繰上りのある足し算のやり方

まずは、繰り上がりのある足し算の教え方について紹介していきます。

ここでは、「8+4」を例として説明していきます。「8+4」をするときには、基礎のときと同じようにそろばん上に8を作りましょう。

そこに4を加えたいのですが、そのままでは珠の数が足りず4を加えることはできません。そういった場合は、今計算に使っている1の位ではなく、1つ左にある10の位を使って計算します。

10の位を使う際にポイントとなるのが、「加える数が10になるように考える」ことです。「8+4」では、10を加えると考えると6足りない計算になるため、1の位である8から6を取って2の状態になったものに、10を加えると考えます。そうすると答えを12と出すことができます。

 

12:繰り下がりのある引き算のやり方

次に、繰り下がりのある引き算の教え方について説明していきます。

例として「11-8」を説明していきます。「11-8」をするときには、1の位に1珠を1個、10の位に1珠を1個置き、11を作ります。

ここから8を引きたいのですが、1珠が1個ずつなので8を取ることができません。そういった場合は、「引く数が10となるように考える」ようにしましょう。

ここでは8を引きたいので、10を引くと考えると2を引きすぎてしまいます。そのため、11から10の位の1珠を取って、そこに取りすぎた2を加えると考えましょう。残された1の位の1珠に2を加えると、答えが3となります。

13:掛け算のやり方

そろばんの掛け算のやり方には、実は「両落し」、「片落し」、「両置き」という複数のやり方があります。「両落し」は掛けられる数と掛ける数を両方ともそろばん上に置かずに計算する方法です。

「片落し」は、掛けられる数のみをそろばん上に置いて計算する方法、「両置き」は掛ける数と掛けられる数の両方をそろばん上に置いて計算する方法のことを言います。

「両落し」は計算が早くできる代わりに難易度が高いです。「両置き」は、数が見える分簡単ですが、計算に時間がかかります。そこで今回は、比較的簡単で早く解ける「片落し」を紹介します。

ここでは、「47×3」を例に挙げ、説明していきます。「47×3」は、そろばん上に47を置き、7×3、4×3の順番に掛けていきます。

「片落し」では、掛けられる数の小さい桁の方から掛けていきます。出た答えをそろばんに置く際は、1の位の数が2桁右の桁に入るように珠を入れる必要があります。

まず、7×3の答えの21を定位点から2桁右に置き、次に4×3の答えの12を10の位の位置から2桁右に置きます。このとき、10の位の2桁右には7×3の答えの21の10の位である2が置かれていますので、そこに4×3の答えの1の位の2を加えましょう。そうすると、答えは141になります。

 

14:割り算のやり方

そろばんの割り算のやり方には、掛け算と同様に「両落し」、「片落し」、「両置き」の3つの方法があります。今回は「片落し」のやり方で「96÷3」を例に説明します。

「片落し」ではまず割られる数をそろばんに置き、大きい位から計算します。割られる数96を置いたら、10の位の9を割る数3で割ると3になるので、9の2桁左に3を置きます。この3と割る数である3を掛けた9を、割られる数の10の位から引きます。

残っている6を割る数3で割ると2になるので、6の2桁左に2を置きます。この2と割る数3を掛けた6を割られる数の1の位から引きます。

これで割られる数がなくなったので割り切れたということになり、答えは32になります。

そろばんの教え方のポイント4選

ここまで、保護者が子どもに教えられるそろばんの基礎をみてきました。

では、実際にそろばんを家庭で教える際にはどのようなことに気をつけたらよいでしょうか。事前準備や教え方についてポイントを4つご紹介します。

 

 

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