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音読みと訓読みの違いと教え方のポイント!熟語の4つのパターン・例も紹介

 

音読みと訓読みの違いと教え方のポイント!熟語の4つのパターン・例も紹介

 

音読みと訓読みを見分けるポイントの5つ目は、末尾が「ン」で終わるかどうかです。

読み方が「ン」で終わる場合には、音読みであることが多く、「新(シン)」や「円(エン)」などが当てはまります。

また「ン」以外にも、末尾が「ウ」「ク」「イ」「ツ」「チ」「キ」であれば音読みの可能性が高くなりますが、例外が存在するため注意が必要です。

 

6:濁音やラ行で始まるか

音読みと訓読みを見分けるポイントの6つ目は。濁音やラ行で始まるかどうかです。

「脱(ダツ)」「売(バイ)」などの濁音から始まる読み方と、「練(レン)」や「領(リョウ)」など、ラ行から始まる読み方は、音読みである場合が大半です。

例外として「路(じ)」「場(ば)」などは濁音から始まりますが、訓読みのため気をつけましょう。

7:拗音があるか

音読みと訓読みの見分け方の7つ目は、読み方の拗音があるかどうかです。

拗音とは「い」の段で終わる文字のあとに、「ゃ、ゅ、ょ」がついた音の変化を表す表記を指し、「きゃ」「きゅ」「きょ」、「ひゃ」「ひゅ」「ひょ」などが拗音に当たります。

読み方の中に拗音が入っていれば音読みと判断することができるでしょう。

 

8:熟語が多いか

音読みと訓読みの見分け方のポイント8つ目は、熟語の多さです。一般的に、熟語の読み方には音読みが多く、訓読みが少なくなります。

音読みは、中国から日本に伝わった時の発音を元にしているため、1文字だけでは理解できないものが多く見られます。一方、訓読みは漢字を日本語に訳した読み方のため、単独で用いても意味が読み取れます。

熟語で音読みが多いのは、日本人にとって理解しやすくするためと言えます。

熟語の読み方のパターン4つと教え方

熟語の読み方は全部で4パターンあります。

「音読み+音読み」「訓読み+訓読み」のシンプルな組み合わせのパターンと、「音読み+訓読み(重箱読み)」「訓読み+音読み(湯桶読み)」の読み方が違う組み合わせです。

ここでは、聞きなれない方も多い「重箱読み」と「湯桶読み」などの各パターンの解説と、子どもに対しての教え方を紹介していきます。

 

1:音読み+音読み

熟語のパターンの1つ目は、音読み+音読みです。

音読み+音読みの熟語は、羽毛(ウ・モウ)や横断(オウ・ダン)などがあり、漢語と呼ばれます。シンプルに「音読みと音読みは漢語」と教えるのが覚えやすいでしょう。

2:訓読み+訓読み

熟語の読み方のパターン2つ目は、訓読み+訓読みです。

訓読み+訓読みの熟語は和語と呼ばれ、青空(あお・ぞら)や坂道(さか・みち)などがあります。ただし、音読み+音読み、訓読み+訓読みのいずれも例外があります。

「火事」「新聞」などは、音読みですが日本で作られたものです。訓読み+訓読みも大半は和語なので、この組み合わせもシンプルに教えてあげるといいでしょう。

 

3:重箱読み

熟語の読み方のパターン3つ目は、音読み+訓読みを指す、重箱読みです。

「重(ジュウ)」の音読みと「箱(はこ)」の訓読みの組み合わせから「重箱(じゅうばこ)読み」と呼ばれています。「絵筆(エ・ふで)」「王様(オウ・さま)」などが重箱読みです。

重箱を連想しにくい子どももいるでしょう。イメージが湧きづらい場合には、教える際に例を交えて説明するのもおすすめです。

4:湯桶読み

熟語の読み方のパターン4つ目は、訓読み+音読みを指す、湯桶読みです。

「湯(ゆ)」の訓読みと「桶(トウ)」の音読みを組み合わせたことから、「湯桶(ゆとう)読み」と呼ばれています。「相性(あい・ショウ)」や「手順(て・ジュン)」などの熟語が該当します。

湯桶には「ゆおけ」という読み方もあり、訓読み+訓読みの組み合わせになることから、混乱を招きます。子どもには「ゆとう」だけを、まず教えるといいでしょう。

 

音読み・訓読みを間違えやすいもの

 

 

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