野菜たっぷり☆ドライカレーを作ってみよう 野菜たっぷり☆ドライカレーを作ってみよう - chokomana
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野菜たっぷり☆ドライカレーを作ってみよう

 

野菜たっぷり☆ドライカレーを作ってみよう

カレーは、「子どもが好きなメニュー」の代表格でもありますが、皆さんは「カレー」というとどのようなものを想像しますか?

カレーに組み合わせる食材によって風味や出来上がりも様々で、世界にもいろいろな種類のカレーがあります。
日本ではルウを使った、とろみのあるカレーが一般的ですね。
それぞれの家庭ならではの味があることもカレーの魅力の一つです。

今回は世界のカレーと、お子さんと一緒に作れる「ドライカレー」レシピをご紹介します。

 

 

日本のカレーの歴史とは?

カレーは、日本で独自の広がりを見せている料理の一つです。

日本でカレーが広まったのは、明治時代にイギリスから小麦粉を使った欧風カレーが伝わったことがきっかけです。その後、日本でもカレー粉の生産が始まり、家庭料理として独自の進化を遂げ、いまでは日本の国民食と言われるようになりました。

 

カレーの発祥の地「インド」のカレーとは?

カレーの発祥の地・インドでは「カリ」と呼ばれることが多く、カレールウを使わず、多量のスパイスを使って作ることが特徴です。

また、カレーに組み合わせる主食は、インドの北は「チャパティ」、南は「ごはん」と南北で異なります。

チャパティは全粒粉と水、塩からできており、鉄板でクレープのように薄く円形に焼いたものです。
日本でインドカレーとナンは定番の組み合わせですが、インドの家庭でナンを食べることはほとんどありません。その理由は、ナンを作るための「タンドール窯」が一般家庭に入っていることが少なく、高級品とされているからです。

欧風カレーとは?

日本のカレーの原型である「欧風カレー」は日本独自の呼び方です。

日本に伝わったイギリスのカレーは、どちらかというとサラサラした、とてもマイルドな仕上がりです。
インドがイギリスの植民地であったことから、イギリスにカレーが伝わったのは200年以上前のことといわれています。現在イギリスでも日常的にカレーは食べられており、国民食と呼ばれるほどになっています。

また、イギリス発祥のインド料理である「チキンティッカマサラ」というものがあります。日本でもよく知られる「バターチキンカレー」に似た材料ですが、トマトとクリームの割合が高く、マイルドな仕上がりです。

 

世界一おいしいカレー「マッサマンカレー」

アメリカCNNトラベル「世界の美食トップ50」の1位に輝いたことのある「マッサマンカレー」は、タイを代表するカレーの一つです。

スパイシーな香辛料とココナッツミルク、ナッツのうま味が強く、大きく切った鶏や牛、山羊の肉、じゃがいもやさつまいも、ピーナッツが入るのが一般的です。

日本ではタイカレーとして有名なグリーンカレーやレッドカレーにはフレッシュハーブがふんだんに使われる一方、マッサマンカレーはシナモンやカルダモンなどのドライスパイスを多用し、じっくり煮込んで作られます。
他のタイカレーに比べて辛みが弱く、やさしい味わいが特徴です。

ほかにも、スリランカ、ネパール、インドネシアなど、それぞれの国の文化によってカレー料理は多種多様な広がりがあります。甘めのものから刺激の強いものなど、好みのカレー料理を探してみるのも面白いですね。

キーマカレーとドライカレーは違う?

キーマカレーとは、ひき肉を使用したカレーの総称です。

インドでは宗教上の理由から、羊や山羊、鶏のひき肉を使うのが一般的で、玉ねぎやにんにくをベースに、トマトやナス、じゃがいも、ひよこ豆などを組み合わせます。

一方でドライカレーは日本独自で進化したカレーで、ひき肉を使用した水分量の少ないカレーのことを指します。カレー風味のチャーハンも「ドライカレー」と呼ばれることもあり、水分の少ないカレー全般に使われる名称です。

 

お弁当にもおすすめ☆ドライカレーの作り方

とろみのついたカレーはお弁当には不向きですが、ドライカレーはひき肉と野菜がたっぷり入り、お子さんに喜ばれるカレー味がお弁当にもおすすめです。

トマトピューレ、ケチャップを使うと辛みがまろやかな仕上がりになります。

大人向けにはカレー粉や唐辛子などを加えて辛さを調整してみましょう。

<材料>

4人分

・豚ひき肉…300g
・玉ねぎ…1個(200g)
・人参…1/2本(70g)
・ピーマン…2個(60g)
・にんにく…1かけ
・サラダ油…大さじ2
・カレー粉…大さじ3
・塩…少々
※お子さん向けのカレーにしたい場合は、カレー粉を大さじ1に減らしてください。
Aトマトピューレ…100g
Aトマトケチャップ…40g
A中濃ソース…小さじ2
A醤油…小さじ1
・無塩バター…10g
・ご飯
※お好みでグリンピース(冷凍)…10g 予め茹でておく。

 

<作り方>

⑴ 玉ねぎ、人参、ピーマン、にんにくはみじん切りにする。


⑵ フライパンにサラダ油(大さじ2)、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが出るまで炒める。

⑶ 玉ねぎを加え、甘い香りが出るまでしっかり炒め、カレー粉を加えてさらに炒める。

⑷ 豚ひき肉を加えて炒め、色が変わったら人参、ピーマンを加えて炒める

⑸ 全体に火が通ったら、塩、Aの調味料を加えて炒めながら軽く煮詰める。

⑹ 味をととのえ、火を止めてバターを加える。

⑺ ご飯、出来上がったカレーを盛り、グリンピースをかざる。

【お子さんと作るときのポイント】

◎調味料を合わせるところを一緒にやってみましょう。

お子さんに軽量スプーンを持ってもらう、調味料を混ぜ合わせるなど、年齢に合わせてできることに挑戦するのがよいでしょう。

◎ひき肉と野菜を炒めるお手伝いをお願いしましょう。

食材の大きさが揃っているのでお子さんでも炒めやすいです。
ただ、食材が細かくフライパンから飛び散って火傷のおそれもあるため、ゆっくり混ぜることを伝えながら、大人が目を離さないようにしましょう。

◎いろんな野菜で作ってみましょう。

上記の野菜のほかに、春はいんげんやアスパラガス、夏はナスやズッキーニなどの野菜も、煮込むと食べやすくなりますよ。苦手なほうれん草などの葉物野菜も、細かく刻んで加えてみるのもおすすめです。

また、出来上がったドライカレーは、野菜が細かいのでどんな食材が入っているのかがわかりにくいので、入っている野菜そのものの姿を一緒に確認するのもいいですね。

 

【まとめ】

これから気温が高くなると、食欲が落ちてくることもあります。
カレー粉などの香辛料は食欲の増進作用と胃腸の働きを活発にする効果があり、暑い時期でもおいしく食べられる料理の1つです。

ご飯や肉、野菜を一緒に食べることができるので、栄養のバランスもよくなります。
特にドライカレーは苦手な野菜が食べやすくなります。食べられたら「おいしかった?今日は○○が入っていたんだよ~。食べられたね!」と声をかけると苦手克服につながるかもしれません。

旬を迎える夏野菜を取り入れるとアレンジの幅も広がりますので、ご家庭でもお試しください。

 

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