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大人も一緒に見直そう! 「子どもの食事マナー」

 

大人も一緒に見直そう! 「子どもの食事マナー」

大人になると教えてもらう機会が少なくなる「食事マナー」。
正しくできていないことが恥ずかしいと思われることも…。

普段何気なく行っている食事マナーを、いざお子さんに教えるとなると不安なこともあるのではないでしょうか。お子さんのために、自分のために改めて見直しましょう!

 

食事マナーは何歳から?

マナーは各年齢の特徴に合わせて教えていくことが大切です。
一人一人の成長によってもペースは変わってくるので、その子に合ったタイミングで焦らずに教えてあげましょう。

 

1~2歳:思いやりの心を育む

1歳~2歳頃は、マナーを理解するというよりも「思いやりの心を育む」時期です。
そのため食事中は「しっかり椅子に座ってご飯を食べること」から教えましょう。
その時間が3分、5分と短いものであっても、お子さんの集中力を養う時間となります。

また、「食べ物を投げ始めたら食事を終わりにする」など、お子さんがとった行動をその後の結果へと結びつけて学ばせるタイミングとしても有効です。

「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶もとても大切なことです。「いただきます」は本来、料理の食材となった自然の恵みへの感謝を表すものです。そして、「ごちそうさま」は、料理を作ってくれた方だけでなく、お米や野菜を作ってくれた方、魚を捕ってきてくれた方、食事が並ぶまでに関わったあらゆる方への感謝の気持ちが含まれています。

1歳~2歳のうちは、言葉では伝えることが難しいので行動で見せてあげましょう。一緒に食べる大人が両手を合わせ、挨拶する姿勢を見せることで、毎日その姿を見て真似していくうちに身につくようになっていきます。

3~4歳:マナーに興味を持ち始める

3~4歳頃は「基本的な食事のマナーを覚えるのに良い時期」です。
この頃になるとフォークやスプーンなどのカトラリーを使えるお子さんも多いため、口を閉じて食事をすること、姿勢を正して座ることなどの細かな動作に目を向けることが可能になります。

また、箸の正しい使い方を覚えていく時期でもあります。一度に色々なことを伝えずに、1回のアドバイスは1つから2つまでにし、行動に集中できるように伝えることも大切です。基本的なマナーは成長とともに身についていくことが多いので、焦らず、成長を見守りましょう。

 

5~6歳:より丁寧なマナーにチャレンジを

5~6歳頃は「基本的な食事マナーを会得し、より細やかで丁寧なマナーが理解できる時期」です。

テーブルに肘をつかないことや、何か使いたい道具があった場合には言葉で取ってほしいことを伝えるなど、自分の考えを言葉で相手に依頼することも、食事マナーの一つとして伝えていくと理解がスムーズでしょう。

友達やクラスメートが気になる年齢でもあるため、他のお子さんが礼儀正しい行動をしたときにその良い点を褒めることも、お子さんにとっては刺激になります。

教えたことができたときには、たくさん褒めてあげましょう。

食事中のNGマナー

 

〈口を開けて音を立てて食べる〉

くちゃくちゃ音を立てて噛みながら食べると相手に不快感を与えてしまうことがあります。

口を開けたまま食べ物を噛んだり、食べ物を口に入れたままおしゃべりしたりしていませんか。無意識に音を立ててしまっている場合もあるため、まずは自分自身の食べ方を見直し、それからお子さんにも伝えましょう。

〈食器類で音を立てる〉

カチャカチャとスプーンやフォーク、お箸でお皿を叩いて音を出すのはNGマナーです。

ただ「お皿を叩いてはダメ」と伝えても何がダメなのかわかりません。「その音を立てると周りが嫌な気持ちになるよ」「お皿が傷ついてしまうからやめようね」など理由付けをしてから伝えましょう。

 

〈食事中の立ち歩き〉

幼児は特にじっと座って食べることに集中するということは難しいです。

食卓に座ったら「いただきます」から「ごちそうさま」の挨拶をするまでは立ち歩かないように約束する、注意しても聞かない場合は食事を下げる、などメリハリを持った対応をしていきましょう。

一方で、短い時間であっても座って食べることができたときにはそれを褒め、笑顔で認めてあげるということも大切です。

〈食卓に肘をつく〉

何気なく行ってしまうNGマナーの1つではないでしょうか。何度注意しても直らない原因の一つとして、テーブルと椅子の高さが合っていないことが考えられます。

テーブルが高いと肘がつきやすくなるので、テーブルを下げる、もしくは、椅子の高さを上げることで、肘がつきにくい状況をつくりましょう。

一番食事がしやすいポジションで、肘が付きにくい高さに調整してみてください。

 

〈茶碗を持たない〉 

茶碗を持つことは、日本人ならではのマナーです。

海外では食器を持って食べる文化のある国は少なく、韓国では食器を持つことがNGマナーとされています。日本では茶碗を持たずに食べることを「犬食い」といわれ、マナーの悪い作法です。

茶碗を持たないことがマナーの悪い作法とされているのは、日本の食文化の影響によるものです。昔はテーブルではなく、1人ずつのお膳に食事を並べ、正座をして食べていました。そのため、お膳から口に運ぶまでに落としてしまうこともあることから、茶碗を持つことが良いマナーとして現在にも根付いています。

「お茶碗を持った方が、こぼさずに食べることができて食べやすいよ」など前向きな声掛けをしてあげましょう。

ほかにも、日本の食文化とともに現在に受け継がれている食事のマナーは多くあります。「どうしてダメなの?」とお子さんに聞かれることもあるかもしれません。
その機会に、日本の食文化を振り返ってみるのもいいですね。

まとめ

食事のマナーは、日々の積み重ねで身に付けていく所作であるため、繰り返し教えていくことが大切です。すぐに上達しなかったとしても、日々できることが増えていく楽しみとして見守り続けること、できたら褒めてあげることで、お子さんの成長へと繋がります。

そしてお子さんたちは親の食事マナーや言葉遣い、行動をよく見ています。
お子さんと一緒に、正しい食事のマナーを振り返り、実践していきましょう。

 

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