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菊菜と春菊の違いとは?保存方法や美味しい食べ方もあわせて解説

 

菊菜と春菊の違いとは?保存方法や美味しい食べ方もあわせて解説

 

 

2:サラダ春菊

サラダ菊菜はサラダなどの生食に向いている、苦みやクセの少ない品種です。通常の春菊は茎や成葉が硬く生食に向くのは若芽だけですが、サラダ春菊は根元まで柔らかく全草が生で食べられます。

 

株張り型の中葉種や大葉種がほとんどで、緑色が淡く葉が肉厚なのが特徴です。サラダ春菊という品種があるわけではなく、大葉種の「タイガーイヤー」や中葉種の「きくまろ」などが多く出回っています。

3:スティック春菊

スティック春菊もサラダ春菊同様、クセが少なく生で食べられます。近年開発された新しい品種で、使いやすさから徐々に人気を集めつつある春菊です。

 

サラダ春菊と違うのはその形状で、細かい葉が長く伸びた茎の上部にだけついているヤシの木のようなスティック状です。長い茎は全体が柔らかく、そのままスティックサラダの一品になります。

 

4:大葉春菊

いわゆる一般的な春菊のように葉に切れ込みがなく、サラダ菜やチンゲン菜の葉のような見た目の「ローマ」という品種の春菊です。九州や四国で多く出回っています。

 

特に北九州小倉南区の特産として有名で、現地ではそのまま品種名でローマとも呼ばれています。

5:京菊菜

京都で生産された菊菜は京菊菜と呼ばれ、京野菜として親しまれています。一般的な京菊菜は切れ込みのない葉が特徴の大葉種で、春菊の風味はあるもののクセが少なく食べやすい菊菜です。

 

ただし京菊菜は京の伝統野菜ではないため品種等が定義されておらず、中葉・小葉のものも生産されています。

 

菊菜を選ぶときのポイント

菊菜は軟弱野菜で傷みが早いため、鮮度を重視して選びましょう。葉がみずみずしくハリがあり、色が鮮やかなものが新鮮です。葉先が縮れていたり、黄色みがかっていたりするのは鮮度が落ちているものなので避けましょう。

 

また、小葉種の方が香りや苦みが強く、大葉種・中葉種は香りや苦みが控えめな傾向にあります。好みに応じたものを選びましょう。すき焼きやチゲ鍋など味の濃い料理には小葉種、サラダには大葉種といった風に調理法にあわせて選ぶのもおすすめです。

菊菜を保存する方法

菊菜(春菊)は軟弱野菜なため、正しい方法で保存しないとすぐに傷んでしまいます。乾燥に弱いため湿らせた新聞紙などに包み、ポリ袋に入れ野菜室に立てて保存しましょう。

 

菊菜は横に寝かせて保存すると上に向かって伸びようとするため茎が曲がり、そこに負荷がかかって傷みの原因になります。冷蔵庫での保存期間は2、3日ほどです。

 

2、3日ほどで食べきれない場合は冷凍保存がおすすめです。さっとゆでてしっかり絞り、ラップでくるんで冷凍庫で保存しましょう。1カ月程度は持ちます。

 

菊菜を美味しく食べる調理方法4つ

菊菜(春菊)はシュウ酸の含有量が非常に少ない野菜です。シュウ酸は「アク」と呼ばれ、ほうれん草やタケノコに多く含まれるえぐみのもとです。そのため下茹でや水にさらすといった下処理が必要なく、調理が手軽にできます。

 

菊菜の苦みのもととなるのはポリフェノールで、加熱により細胞が破壊されることにより発生します。菊菜は生でも食べられる野菜なため、苦みが苦手な方はシャキシャキした食感が残る程度にさっと加熱するとよいでしょう。

  • ・おひたしにして調理する
  • ・すき焼きに加えて調理する
  • ・ナムルとして調理する
  • ・サラダにして調理する

 

 

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