こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介 こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介 - chokomana
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こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介

 

こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介

「こちはどのような魚なのだろう」
「こちという魚は美味しいのかな」
このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

 

今回紹介する「こち」という魚は、平たい体をし、海底を這うように生活する海水魚の総称です。漢字では「鯒」と書きます。貴族階級が手に持つ「芴(こつ)」と似ていることや、コチの骨がかたいことから「骨(こつ)」がなまったことが名前の由来といわれています。

 

この記事は、そんな「こち」の知られざる魅力と美味しさについてまとめました。旬の時期や気になる栄養価、こちの入手方法やこちが釣れるポイントも紹介します。

 

一般のスーパーや鮮魚店ではあまり見かけることがない希少な高級魚ですが、こちを手に入れた際は、この記事の捌き方や食べ方を参考に、ふぐに匹敵するほど絶品の味を堪能してみてください。

 

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こちとはどんな魚?

こちはカサゴ目コチ科に属する魚で、ガラゴチやゼニゴチ、ヨゴチなどと呼ばれています。日本にはメゴチ、ワニゴチ、オニゴチ、イネゴチ、アカバゴチ、ウスバゴチ、アサネゴチなど、10種類程度の仲間が生息しています。

 

ヒラメのような平たい体と、大きなヒレを持っているのが特徴です。カサゴ目に属しているだけあり、カサゴの頭をつぶしたような姿をしています。

 

こちは水深30mくらいの海底に生息する、肉食性の魚です。海底や砂・泥の中にもぐり、小魚やカニ、エビなどを食べて暮らしています。ときどき、並んで餌を待ち構えている「こちの行列」がみられることもあります。

 

オスとメスで大きさを比べた場合、オスはもともと大きくならず、メスの方が大きく成長します。こちを手に入れる際は、大きなこちはメス、小さなこちはオスと覚えておきましょう。

  • ・こちの栄養価や味について
  • ・こちの旬の季節

 

こちの栄養価や味とは?

こちは、高たんぱく低カロリーの透明感のある白身魚です。たんぱく質の形成に必要なビタミンB6や、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが、バランスよく含まれています。脂肪が少ないため、夏バテ予防にも効果的な食材です。

 

シコシコとした歯ごたえがあるため、「夏のフグ」や「テッサナミ」とも称され、重宝されています。フグのように淡泊でほんのりと甘く、上品な味わいです。

 

出典:<魚類>(こち類) まごち 生|食品栄養成分データベース
参照:https://food-composition.info/10/10104027/10122.html

こちの旬の季節

一般的にこちの旬は、夏場といわれています。とくに6~8月は脂がのり、美味しく食べられる時期です。成長のため身が大きくなるので、釣りをする際は大型のものが狙えるでしょう。

 

旬以外は身が薄くなることもありますが、味が落ちにくいため年中美味しく食べることができます。

 

こちの主な生息地域や釣れる場所

こちの生息域は幅広く、房総半島より南側の太平洋沿岸や、新潟より南側の日本海に分布しています。主な産地は千葉県や愛媛県、大分県です。投網や地引き網、底引き網などで漁獲され、活けのものは高値で取引されます。

 

昼間は水深約2~50mの砂泥地の中に潜り生息しており、「一匹釣るともう一匹かかる」といわれています。東京湾では旬の時期に獲れるこちを「照りごち」と呼び、夏の風物詩として人気です。

 

ここからは、こちの釣れるポイントを3つ紹介します。

  • ・外海に近い漁港
  • ・海藻の多い海岸
  • ・磯や岩場

1:外海に近い漁港

漁港でこち釣りをする場合は、外海に近い場所を選びましょう。

 

外海に近い漁港は海底が砂地になっていて、餌となる子魚が頻繁に入り込んでくる場所のため、こちの活動が活発になるといわれています。

 

2:海藻の多い海岸

 

 

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