【一体なぜ?】花の色が変わる理由を解説!実際に色を変える実験方法もご紹介 【一体なぜ?】花の色が変わる理由を解説!実際に色を変える実験方法もご紹介 - chokomana
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【一体なぜ?】花の色が変わる理由を解説!実際に色を変える実験方法もご紹介

 

【一体なぜ?】花の色が変わる理由を解説!実際に色を変える実験方法もご紹介

「花にはいろんな色があるけど、なんでだろう?」

「花の色が変わる理由って何?」

「花を自分のお気に入りの色に染めてみたい!」

このように花に様々な色が付くことに疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。花の色は土壌・気温・紫外線などの違いにより変化します。この性質を活かせば、自分のお気に入りの色に染めることも可能です。

この記事では花の色が変わる理由や、実験方法について解説します。ぜひ子供や生徒と一緒に花の色を変える実験を行ってみてください。

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花の色が変わる5つの理由

花は自然界で美しさを放つ存在ですが、その美しい花の色が変わる理由は多岐にわたります。花の色がどのようにして変化するのか、その理由を探求しましょう。以下では、花の色が変わる5つの主要な理由について詳しく説明します。

 

土壌によって色が変わる

花の色は、土壌中の特定の鉱物や栄養素によって影響を受けることがあります。土壌の酸性度やアルカリ度、栄養素の濃度が花の色に影響を与え、同じ種類の花でも異なる土壌条件下で栽培すると、色の変化が見られるのが特徴です。

例えばアジサイは土壌によって色が変わる花の1つです。同じ株の花でも薄紅色や青紫色などに変化することから、「七変化」という別名が付けられています。

気温の変化によって色が変わる

気温も花の色に影響を与える要因の1つです。寒暖の季節によって花の色調が変わることがあり、これは色素合成プロセスに関連しています。例えばスイフヨウは気温によって色が変わる花の1つです。朝方は白い花を咲かせますが、昼に近づくにつれてピンクへと色が変わっていきます。

 

紫外線の量によって色が変わる

紫外線は花の色に影響を及ぼす要因の1つです。過剰な紫外線照射は色素の分解を引き起こし、花の色褪せをもたらすことがあります。実験では、紫外線照射の程度を変えながら花を育て、紫外線が花の色にどのような影響を与えるかを調べることができます。

肥料や水によって色が変わる

花は肥料や水から栄養を摂取しているのが特徴です。特定の栄養素の不足または過剰な供給は、花の色に変化をもたらすことがあります。実験では、異なる肥料や水の条件下で花を栽培し、栄養素が花の色に及ぼす影響を研究できます。

 

花の老化によって色が変わる

花は時間とともに変化し、老化も花の色に影響を与える要因の1つです。花が老化するにつれて、色素合成プロセスが変化し、色調が変わることがあります。実験では、花を異なる成熟段階で観察し、老化が色に及ぼす影響を調査できます。

花の色を変える実験方法

この実験を通じて、花の色がどのように変化するのか、その科学的な原理を理解し、自分自身で花の色を変える方法を実践してみましょう。保護者や先生方は子供や生徒と一緒に実験してみることをおすすめします。

 

必要な道具

花の色を変えるためには、以下の基本的な道具が必要です。

・白い花(例:バラ、カーネーションなど)

・食品用の着色料(食品グレードの食品着色料を選びましょう)

・小さな花瓶またはガラス容器

・水

・ナイフまたははさみ

・ゴーグルや手袋(安全のため)

実験の手順

1. 色の変化を観察するために、白い花を使用します。

2. 花の茎を斜めに切り、水に浸けます。花は水を吸収し、色素を運んでいきます。

3. 選んだ食品用の着色料を適切な割合で水に溶かします。色を変えたい花の種類に合った着色料を選びましょう。例えば、赤い色を得るには赤い着色料を使用します。

4. 花瓶またはガラス容器に着色料入りの水を注ぎます。

5. 白い花の茎を、水に着色料が含まれた花瓶に挿します。茎が水に浸かるようにしましょう。

6. 花を室温で数時間から数日間放置します。花は着色料を吸収し、色が変わっていきます。

7. 花が望む色に変化するまで待ちます。変化の速さは花の種類や着色料の濃度に依存します。

8. 花の色が望み通りに変わったら、実験を終了し、花を飾るか観察します。

引用動画では様々な色に染める実験をしているので、ぜひ視聴してみてください。またネットショップには花を染める液が販売されているので実験する際に購入してみてもよいでしょう。

 

引用元:BUZZMAFF ばずまふ(農林水産省).(2022.07.09)【夏の自由研究】真っっっっ白なお花、俺色に染めてやりました.[Video].https://youtu.be/1nxdx-W-iIU?feature=shared


 

 

 

実験をする際の注意点

安全に実験を行うためにも、ゴーグルや手袋を着用することをおすすめします。また使用する花は毒性のないものを選び、小さい子供が誤って口に入れないよう注意してください。色を付けるためには花が十分に水を吸収する必要があるので、茎を斜めに切り、変化に時間がかかることを念頭に置いておきましょう。

花の性質を利用して、お気に入りの色に染めてみよう

この実験を通じて、花の色が変わるメカニズムや科学的原理について学び、自分自身で花を色づける楽しみを体験できます。花の色を変える実験は、子供や生徒に、知識の増加と創造的な楽しみを提供できるでしょう。

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