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【男女別】国際結婚の離婚率統計・一番高い国と低い国|ベトナム

カテゴリ:結婚

更新日:2024年05月09日

国際結婚件数の傾向

厚生労働省が発表している妻または夫が外国籍の国際結婚婚姻数は昭和40年から平成18年までは増加傾向にありました。その後平成18年から平成25年までは減少傾向になり、平成25年から現在までは横ばいの状態を保っています。

2013年のデータでは日本全体の婚姻数は66万613件です。そのうち妻または夫が外国籍の国際結婚数は2万1488件で、婚姻数全体のおよそ3パーセントとなっています。国際結婚数が最も多かった2006年では国際結婚数は16組に1組の割合だったのでそれに比べると年々国際結婚数は減少していることが分かります。

若者の海外離れが進み海外に出て行く学生が少なくなり国際結婚の機会が減ったことも原因の一つです。また、アジア圏の妻または夫との偽装結婚の取り締まりが強化されたことも原因として挙げられるでしょう。

全体の国際結婚の離婚率は?

平成25年の国際結婚の総数は3127件です。そのうち離婚数は1438件なので平成25年の離婚率は45.9パーセントになります。また平成27年の国際結婚の離婚率は65.1パーセントとなっており離婚率が非常に高いと言われています。

ここで一点注意したいのは、これらの離婚率はその年に結婚した国際結婚カップルにおいて、その年に離婚した国際結婚カップルの割合を表していますが、その年に結婚した夫婦がその年に離婚した数とは限らないということです。

2015年の国際結婚の離婚率は特に高いということで取り上げられやすいですが、何年も前に結婚した夫婦がたまたま多くこの年に離婚した可能性も捨て切れません。あくまでもこれらの離婚率はその年に婚姻と離婚の手続きが行われた割合を示しているものなので数字が大きいからといって結婚数とは単純に結びつきません。

国際結婚の離婚率が一番高い国と低い国

ここでは国際結婚の離婚率が一番高い国と低い国について解説します。

日本人男性と離婚率が一番高い国

日本人男性と離婚率が一番高い国の外国人女性の出身国は韓国・朝鮮です。日本人男性と韓国・朝鮮の女性の国際結婚はフィリピンや中国に続いて3番目に多い割合ですが、離婚率は一番高くなっています。離婚率は45.5パーセントなのでおよそ半数が離婚しています。

一般的に韓国では男性が女性に尽くすのは当たり前です。デート代は全額出して挙げたり、料理を作ってあげたり、荷物を持ってあげたり、掃除をしてあげたり、と挙げたら枚挙にいとまがありません。

一方日本人男性は女性に尽くされることに慣れている人も多いです。日本人男性が韓国人男性のようにパートナーに尽くすことは、むしろマイナスのイメージを伴います。この部分の折り合いが日本人男性と韓国(朝鮮)人妻の間では上手くつかず離婚に陥ってしまう原因だと考えられます。

日本人男性と離婚率が一番低い国

日本人男性との離婚率が一番低いのはブラジルです。離婚率は31パーセントとなっており離婚の割合も3人に1人程度の割合となっています。2015年の日本人男性とブラジル人女性の国際結婚は277件です。

一般的なブラジル人女性の特徴は明るく、情熱的で、自分が大好きということです。またブラジルはサッカー大国でもあるので女性もサッカーへの関心が高いです。日本人男性でサッカーに興味のある人は共通の話題で盛り上がりそこから恋愛関係に発展することもあるでしょう。

また先のことに目を向けてコツコツ努力するのが得意な日本人に対して、ブラジル人は「今」が一番大事です。そのため日本人男性から見るとブラジル人女性は将来のことを全然考えず計画性ないように映ることもあります。

日本人女性と離婚率が一番高い国

日本人女性と離婚率が一番高い国はフィリピン人です。日本人女性とフィリピン人男性の国際結婚は毎年200件前後ですがそのうちの70パーセントが離婚しています。日本人女性とフィリピン人男性の離婚率はかなり高く末長く続くカップルの方が少ないのが現状です。

離婚率の高さの原因と考えられるのは、フィリピン人男性の仕事に対する姿勢です。フィリピンは途上国でありながら男女のジェンダー格差が世界第5位です。これは女性の地位が高いという面では素晴らしいことですが、男性の地位が低いとも言えます。

フィリピン人は女性は働き者で男性は怠け者というのが一般的で、お金に関してもルーズな面があります。フィリピンでは良い妻はよくお金を稼ぐ妻です。つまり男性に家庭の大黒柱になってもらい、外でお金を稼いで欲しいと考える日本人女性とフィリピン人男性は相性が悪いです。

日本人女性と離婚率が一番低い国

日本人女性と一番離婚率が低い国はイギリスです。離婚率は21パーセントで、5組日本人女性とイギリス人男性のカップルがいたら、そのうち4組は続いている計算になります。

一般的にイギリス人は日本人と似ている部分を持っています。他人と一定の距離を保つところや、あまり物事をストレートに言わないところなどは日本と同じ島国の文化の特徴でしょう。自分の意見を持つことはイギリスでも大切にされていますが、それをストレートに伝えないのがイギリス流です。オブラートに包んで、その場の空気を悪くしないように言葉を選んで伝えようとします。

日本人女性とイギリス人男性はこのような文化的な部分で共有できるところも多いのが離婚率の低いポイントです。またイギリス人男性はレディーファーストで女性に優しくしますので、日本人女性としてもその優しさが心を打つのでしょう。

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pinky 国際結婚の離婚率が高い?

男女別日本の国際結婚の離婚率

ここでは男女別に国際結婚の離婚率についてみていきましょう。

女性の国際結婚の離婚率

平成17年の日本人女性の国際結婚の件数は8365人です。一方同じ年に国際結婚で離婚した日本人女性は3259人なので離婚率は39パーセントほどになります。これは日本で国際結婚した外国人と外国人の件数も含まれています。

日本人女性と外国人男性の国際結婚の離婚率ということに焦点を当てると離婚率は毎年50パーセント〜60パーセントです。日本人男性とフィリピン人男性のように国別に見ると離婚率が70パーセントになる場合もありますが、全体的には半数弱の国際結婚カップルが毎年離婚していることになります。

男性の国際結婚の離婚率

平成17年の日本人男性の国際結婚の件数は33116人です。それに対して離婚したのは12430人なので離婚率としては割合は37パーセントほどで女性とさほど変わりません。

日本人男性の場合国際結婚件数が女性のおよそ4倍となっており、絶対数は多いのですが離婚率は女性を下回っています。

また日本人男性と外国人女性の国際結婚では、男性の結婚時の平均年齢が43歳で、女性の平均年齢が31歳となっており年の離れたカップルが多いのが分かります。日本人男性の場合は年下のアジア圏の妻と結婚する割合が多くヨーロッパ圏の女性と結婚する割合は少なくなっています。

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厚生労働省 人口動態調査

世界の離婚率

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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