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部活動における問題点5つ|生徒側・教員側・学校側の悩みなども解説

 

部活動における問題点5つ|生徒側・教員側・学校側の悩みなども解説

 

 

中学生の加入割合

平成28年度にスポーツ庁が行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、中学2年生の約9割近くが何らかの部活に所属していました。

特に運動部の活動への参加率は男子では75%近く、女子は50%以上にのぼりました。

出典:運動部活動の現状について|スポーツ庁
参照:https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/013_index/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/17/1386194_02.pdf

高校生の加入割合

高校生の場合、全体の約7割が何らかの部活に所属していると言われています。

運動部へは男子の場合50%程度、女子の場合は25%程度が参加しています。

出典:運動部活動の現状について|スポーツ庁
参照:https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/013_index/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/17/1386194_02.pdf

 

部活動における様々な問題点5つ

日本は部活動が盛んで全国大会も多く行われています。しかし一方で、部活動に熱心なあまり様々な問題も起きているのが現状です。

例えば、部活動の活動時間の長さから、顧問の教員の勤務時間の長さや生徒たちへの負担などが問題視されています。ここでは生徒や保護者、教員、学校それぞれの立場から見た部活動についての問題点を説明します。

1:部活動に対する生徒側の悩み

部活動に対する生徒側の悩みとしては、過剰な部活動により毎日が忙しくなり過ぎ、休息が十分とれず、健康や学業などに影響を及ぼす、ということがあります。

中学生は成長期にあたるため、十分な休息はとても重要です。そのためには、朝練を行わない曜日を作る、週に2日以上部活動を行わない日を作る、などの取り組みが必要となります。

 

学業と部活動の両立ができない

部活動、特に運動部に所属している生徒の場合、朝早くに朝練があり、授業を受け、放課後部活動をし、夜に塾へ行くなど、とても忙しいスケジュールになることが多いです。

そのため、十分に休息を取ることができず、学業にも身が入らない状況があります。過剰な部活動により長時間拘束されることが続くと、学業との両立が難しくなります。

2:部活動に対する教員側の悩み

教員の側にも、部活動のために休日も勤務になり休息が取れない、経験の無い部活動の顧問になってしまい不安があるなど、部活動に対する悩みがあります。

それらを解決するためには、ひとつの部活動に複数の顧問を配置する、外部からの手を借りるなどの対策が必要となります。

 

思うような指導ができない

学校によっては、そのスポーツの経験が無い教員が部活動の顧問になる場合があります。この場合、教員の側も思うように指導ができず技術面の不安を抱えたまま顧問をすることになります。

学校側も、指導経験がある教員をできるだけ配置するつもりでいますが、小規模校など人手が少ない学校では、どうしても思うようにいかないことが多いです。

この場合は外部から専門の講師などを配置して、顧問の負担を軽くする必要があります。

心身の疲労や休息不足がある

本来、教員の時間外勤務は禁止されています。しかし部活動の顧問になると、朝練や土日の練習、試合などで時間外勤務を行っているのが現状です。

自治体や学校によっては休みに対して規則を設けているところもありますが、部の事情や学校の事情によっては休みが取りにくいことも多いです。

もともと日本の教員は勤務時間が長すぎると言われています。そのため、教員が休日に休むことができないと、休息不足や心身の疲労などへつながります。

 

3:部活動に対する学校側の悩み

 

 

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