小学生が不登校になる原因10選|解決に向けて保護者ができる対策7選

小学生の不登校とは
小学生の子供が学校に行きたくないと言い出した際に、ただの子供のわがままと思ってしまう保護者もいます。
しかし、小学生は多感な時期となるので、ただのわがままと思っていると状況が深刻化してしまい、子供が学校に行けない状態に陥ってしまう可能性があります。
そのようなことを避けるためにも、保護者は小学生の不登校や、その原因、解決法などについて、事前に知識を持っておかなければなりません。
小学生の不登校の現状
文部科学省の調査から、不登校の子供の数は増加傾向にあることがわかっています。また、小学生の中でも、高学年になるほどその数は多くなっています。その数は決して少なくなく、令和元年の調査結果では小学生の約120人に1人の割合で不登校となっています。
そのため、自分の子供が不登校にはならないと思い込んでいる保護者もいますが、現在ではどの子供が不登校になってもおかしくありません。
出典:令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf
小学生が不登校になる原因10選
小学生が不登校になる原因はいろいろあり、個人によって異なります。しかし、いくつか定番となる原因はあります。子供を不登校から守るためにも、保護者はどのようなことが原因で小学生が不登校となってしまう場合があるのか、事前に把握しておくようにしましょう。
環境の原因
小学校にはいろいろなルールがあります。また、集団で生活することにもなります。そのため、小学校で生活を送るにはその環境に合わせた生活をしなければなりません。
また、その環境は状況や条件などによって変化することもあり、その環境が不登校の原因となってしまう場合があります。
1:小学校入学時の環境の変化に馴染めない
小学校に入学すれば、これまで生活していた幼稚園や保育園などの環境とは大きく変わることになります。
授業を受けるために決められた時間に椅子に座って勉強することや、知らない人が急に増えることなどに強いストレスを受けてしまう子供もいます。その大きな環境の変化に馴染むことができず、学校に行くことができなくなる場合があります。
2:規律を守った集団生活に慣れていない
小学校では集団生活をすることになります。子供は幼稚園や保育園でも集団での生活を経験している場合が多いですが、小学校ではさらに規律を守る必要があります。
そのため、これまで比較的自由に過ごしてきたのに、急に個人の勝手が許されない規律を守った集団生活をしなければいけなくなることにストレスを感じてしまい、不登校となってしまう場合もあります。
3:新しく友人関係を築く事への難しさ
小学校に入学したばかりの時期や、学年が上がってクラス替えが行われるなどした場合には、人間関係も新しくなります。そのため、新しい友人を作ることにもなります。
しかし、コミュニケーションが苦手で、なかなか人間関係が築けないという子供もいるでしょう。学校での人間関係は、学校生活の充実度に影響を与える場合も多いので、うまく新しい人間関係を築けない子供は学校に行くことが嫌と感じるようになってしまいます。
4:悪口・嫌がらせなどのいじめを受ける

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