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野菜のDNAを取り出す自由研究の方法とまとめ方|ジュースでの実験も紹介

 

野菜のDNAを取り出す自由研究の方法とまとめ方|ジュースでの実験も紹介

 

 

DNAを取り出す自由研究は果物でも可能

バナナなどのすり潰しやすい果物でも、同じように実験ができるでしょう。特にバナナはビニール袋に入れると、手で潰せるので簡単にできます。

ただし、バナナは細胞が大きいため、取り出せるほどのDNAの量にするには、バナナを大量に用意しなくてはなりません。抽出液は少し食塩の分量を増やし、高濃度にすると良いでしょう。

水分量の多い果物も、細胞が大きく液をたっぷりと含んでおり、細胞核の割合が少なくなってしまうため注意が必要です。

ジュースからDNAを取り出す自由研究の方法

ここまで、野菜のDNAを取り出す自由研究について紹介してきましたが、この実験はジュースを使って行うこともできます。野菜を使うよりも、手順や材料が少なく簡単にできるでしょう。ここからは、ジュースを使った実験の方法について詳しく解説します。

 

ジュースからDNAを取り出す自由研究の準備

コップ、ジュース、無水エタノール、割りばしを用意しましょう。ジュースは、果汁100%のオレンジジュースやグレープフルーツジュースがおすすめです。開封したばかりの新鮮なものを使ってください。

ジュースからDNAを取り出す実験のポイント

実験を成功させるために、気を付けたいポイントがいくつかあります。

DNAはとても切れやすいため、作業中は大切に優しく取り扱うようにしましょう。開封して時間が経ったジュースは、DNAが分解されている可能性があり、DNAの抽出ができない恐れがあるので、できるだけ新しいジュースを使いましょう。

無水エタノールの取り扱いにも注意が必要です。引火しやすいため、火の近くでは使わないでください。直接手で触ったり、子どもが誤って飲んだりしないように注意しましょう。また、エタノールは揮発性が高いので、実験終了後には換気をしてください。

 

ジュースからDNAを取り出す実験3つの手順

野菜のDNAを取り出す実験とは違い、材料を潰したり、抽出液を用意したりする必要はありません。次の3つの手順で実験を行えます。

1:使用する材料を冷やしておく

ジュースと無水エタノールは、前もってよく冷やしておきましょう。コップはきれいに洗ったものを使ってください。

 

2:ジュースにエタノールを加える

ジュースを入れたコップに、割りばしを使ってエタノールを加えます。エタノールはジュースと同量程度加えましょう。

2つの液体が混ざらないように、丁寧に作業してください。もし混ざってしまったら、やり直しましょう。

3:様子を見ながら放置

エタノールを加えたら、かき混ぜてはいけません。しばらく放置して、様子を観察しましょう。

しばらくすると、エタノールの層に白っぽい塊が浮き上がってきます。これがDNAです。取り出して触ってみたり、乾燥させたらどうなるか見てみたりしましょう。

観察した結果をまとめる時には、事実のみを書きましょう。その結果に対する自分の考えや、新しく生まれた疑問点は別の項目に書くと、分かりやすくまとめられます。

 

野菜のDNAを取り出す自由研究について保護者が知っておきたいこと3つ

 

 

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