10歳の壁にはどんなものがある?保護者ができる対策方法を7つご紹介します 10歳の壁にはどんなものがある?保護者ができる対策方法を7つご紹介します - 2ページ目 (3ページ中) - chokomana
ホーム >

10歳の壁にはどんなものがある?保護者ができる対策方法を7つご紹介します

 

10歳の壁にはどんなものがある?保護者ができる対策方法を7つご紹介します

 

10歳の壁で起こりうる問題を見てきましたが、保護者は10歳の壁を迎えた我が子にどのように接したらいいのでしょうか。

 

子供が10歳の壁を乗り越えていくために保護者ができる対策を7つ見ていきましょう。

 

1:具体的にほめて自己肯定感を上げる

自信を失った子供の自己肯定感を上げるためには、子供の良い部分を認め、ほめることが大切です。

 

ただ「えらいね」「すごいね」ではなく、「遊びに行く前に宿題終わらせられたね、えらい!」や「早寝早起きができて、とってもいいね」のように、具体的な行動をほめると伝わりやすいでしょう。

 

誰かと比べてすごいとほめるのではなく、その子の存在や行動を認め、具体的にほめるのがポイントです。

家事を手伝わせてほめるのも良い

子供が家のお手伝いをした時は、嬉しい気持ちを表情と言葉で子供に伝えましょう。

 

勉強や運動が苦手な子でも、「ありがとう」と感謝され、自分が誰かの役に立ったという思いは自己肯定感アップにつながります。たくさんほめられることでポジティブな自分のイメージを描け、自信を取り戻せます。

 

体験活動をさせても自己肯定感は上がる

子供に地域のお祭りやボランティアなどの社会体験や、キャンプなどの自然体験をさせるのも、自己肯定感を上げる助けになります。

 

さまざまな人と関わったり、自然の中で過ごす体験は、子供にポジティブな良い影響を与えます。自然や社会に対する興味は子供の発達を促し、机の上だけでは得られない学びとなり、自信に繋がっていくでしょう。

2:勉強は何度も復習して得意なところは伸ばす

子供が勉強につまづいているなら、分かるところまで戻って何度も復習しましょう。分からないところばかりだと、子供はやる気を失って勉強嫌いになってしまいます。

 

今分かっているところまで戻り、ステップをふんで進めたり、得意な分野を伸ばして、勉強に対する自信を取り戻すことが大切です。

 

その子のペースに合わせてじっくり付き合っていくうちに、抽象的概念を徐々に理解できるようになり、苦手な部分も克服できるようになるでしょう。

 

3:生活と勉強を結びつける方法もある

抽象的な概念の理解を深めるために、普段の生活の中での体験を勉強に結びつけてあげることも良い方法です。

 

商品の値段を計算して、大体いくら必要なのか考えさせたり、家族のためにピザを4分の1にカットしてもらったりと、学びは日常の中にあふれています。子供は自分の経験からは容易に理解を深めることができるため、学校の勉強の助けになるでしょう。

4:本を読ませて他者への共感を高める

抽象的な概念を理解したり、他者への共感力を高めるためには、本を読むことがおすすめです。

 

物語の人間関係を構造化したり、登場人物の感情や価値観に触れることで、自分とは違う他者の視点を学べます。また物語には家族への愛情、友情の大切さ、因果応報などの抽象的な概念が多く含まれ、読書には心の発達を促す効果があります。

 

5:得意な運動を見つける

運動が苦手と自信を失っている子供には、得意な運動を見つけて自信をもたせてあげましょう。例えばかけっこが遅い子でも、長距離走や水泳は得意だという場合もあるでしょう。身体が小さくてバスケットゴールにボールが届かなくても、ドリブルは上手にできることもあります。

 

一言で運動といってもさまざまなジャンルがあるため、子供が比較的得意で楽しくできる運動を見つけてあげると自信をもてるようになります。

6:放課後にどう過ごすのかルールを作る

放課後の居場所から発生する問題を防ぐために、親子で放課後にどう過ごすかを話し合い、ルールを決めましょう。

 

中学受験する場合、塾通いや宿題で子供は大変忙しくなるでしょう。ストレスを抱えてしまう場合もあるため、完全には目を離さずに、上手に気分転換させてあげるなどフォローしましょう。

 

中学受験しない場合は、スポーツや習い事などその子が好きで通える場所を見つけ、家庭以外での居場所を作るのも1つの方法です。好きなものに夢中になることで、その他の問題は減っていくでしょう。

 

7:子供だからと思わないで、本音で話す

心も身体もグンと成長する10歳前後の子供たちですが、まだどこか危なっかしく、保護者もつい口出ししてしまうでしょう。この時期の子に対しては、子供だからと頭ごなしに決めつけて話すのではなく、気持ちに寄り添いながら、本音で話しましょう。

 

10歳の壁は困難なものととらえがちですが、成長の過程に必要な重要な時期です。自分と他人への理解を深めるこの時期に、本音で向き合い、ほめて寄り添うことで、個性あふれる自分を愛せる人に育っていくでしょう。

 

 

関連記事一覧

関連記事一覧へ