読解力がない子供への対処法9つ｜子供の読解力がない原因となるものとは

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教育（小学生）

2021.05.07

子供の頃から読解力をつけさせるメリット

ここまでは読解力のない子供への対処法を紹介しましたが、なぜ子供の頃から読解力を上げておくべきなのでしょうか。

子供の頃から読解力を身につけておくメリットを解説します。

近年は教科のボーダーレス化が進み、読解力は国語だけに必要な能力とは言えなくなってきています。

たとえば算数や理科、社会の問題が国語の文章問題のように長文になっているなど、読解力の必要性には科目の境界がなくなりつつあります。

そのため、受験における読解力についても今まで以上に必要になることが予想され、国語や社会はもちろん数学や理科でさえも、専門の知識があったとしても、読解力がなければ問題文を読み解く力さえないと考えられてしまうでしょう。

今後の受験では「読解力」が鍵となってくると言っても良いほど重要な能力となるため、身につけておけば有利になります。

「読解力」には、文章の内容を読み取るという力だけでなく、文章に込められた内容やその内容に対する自分自身の意見や考えを発信できる力も含まれています。

そのため、子供の頃から読解力をつけておけば、日常生活で他人の気持ちを理解することができたり、周囲の状況を察知することができたりと、自分自身で考える力の向上につながります。

その場の空気を読むことができるようになるため、学力の向上だけでなく、その場その場で適切な言動ができるようになるため、社会に出た時に必要とされる能力も身につくと言えるでしょう。

読解力が低下している現代で、読解力のない人はどのようなリスクがあるのでしょうか。　
　
それは、今後AIに仕事を奪われる可能性があるということです。

2020年と比べても、AIの技術が飛躍的な発展を遂げている2021年の現代では、徐々に人間が行っている仕事をAIが代行し始めています。さらに、今後も単純な作業やAIでも行えるものは、次々とAIに仕事が取って代わっていくことが予想されます。

しかしながら、「読解力」はAIの弱点でもあるため、まだAIも習得していない状態です。そのため、高い読解力が必要とされる仕事については、現状AIに奪われる恐れはないと言えますが、反対にAI以下の読解力しか持っていなければ、仕事が奪われる可能性があります。

これらのリスクを把握し、対処方法を考えていくようにしましょう。