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ICT教育とは?ICT教育が直面している3つの問題点とメリット・デメリット

 

ICT教育とは?ICT教育が直面している3つの問題点とメリット・デメリット

 

では、ICT教育を推進する上で実際にどのような問題点があるのでしょうか。ICT教育の歴史は浅く、現状ではさまざまな課題が残っています。

地域や世代、立場などによって、ICT教育にまつわる状況や意識は異なります。3つの問題点を順番にご紹介します。

 

1:ICT機器整備の地域格差

ICT機器は地域によって整備状況が異なります。そのため、ICT教育は地域間で教育格差を生む可能性があります。例えば無線LANはICT教育に欠かせないものですが、都道府県により導入率にかなりの差があるが現状です。

ICT機器は教員にとって新しい存在です。普及していない地域にすぐに導入したとしても、馴染むのに時間がかかるのも問題点と言えます。

2:ICTリテラシーの格差

教員は多くの場合、民間企業で正社員として働いた経験がありません。そのためICT機器に詳しくなる機会がないという問題点があり、ICTに関して世間との意識のズレを抱えている場合があります。

さらに、教員は忙しい日々を過ごしています。授業に加え、部活動や会議、それに付随するさまざまな業務をこなす必要があり、それに加えてICT教育について勉強する必要があっても、時間の確保が難しいといったケースもあるでしょう。

教員によってICTリテラシーに格差があるのも問題点と言えます。詳しい教員にばかり負担がかかったり、ICT機器に詳しくない教員が質の悪い授業を提供したりするなどの可能性もあります。

 

3:ICT整備に関する意識格差

教員は、自治体や学校などからICT教育を委ねられている立場に過ぎません。導入を推進する組織と、実際に運用していく教員で、立場が異なります。

学校にICT機器が用意されていても、利用については教員自身が検討を重ねながら実施しなくてはなりません。自治体がいくら導入に乗り気でも、教員のモチベーションや意識次第で、現場での質が左右されてしまいます。

ICT教育の整備では立場により意識にズレが生じる可能性があることも、問題点となり得るでしょう。

ICT教育にはまだ問題点がたくさん

ICT教育のメリット・デメリットを踏まえ、現在も残る問題点についてご紹介しました。社会が大きく変動する中で、未来を担う子ども達への教育も、より良く変化させていく必要があるのではないでしょうか。

通信技術や教育現場の状況は変化していきます。今後も教育をめぐる話題について、日々注視していきましょう。

 

 

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