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オルタナティブ教育とはどんな教育法?メリットや注意点を詳しく紹介

 

オルタナティブ教育とはどんな教育法?メリットや注意点を詳しく紹介

 

 

オルタナティブ教育スクールの比較7選

オルタナティブ教育スクールについて、代表的な教育法を7つご紹介します。

オルタナティブ教育は、その教育法によって様々な特徴を持っています。子どもにあった教育法はどれかを見定めるために、それぞれの特徴をよく理解することが大切です。

1:シュタイナー教育

シュタイナー教育は、感情や意志に働きかける総合芸術としての教育です。

ドイツを中心に活躍した教育者のルドルフ・シュタイナーが提唱した教育法です。シュタイナーは、知的な経路を通じた学習は教育の一部にすぎないと考え、子どもの感情や意思に働きかける教育を提唱しました。

教科書がなく、8年間同じ担任が授業を担当することや、教育環境に自然のものが取り入れられていることが特徴です。

 

2:モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は「子どもには、自身で自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」を前提とした教育法です。

医師でもあった教育家のマリア・モンテッソーリ博士が、子どもを科学的に観察し、提唱した教育法で、大脳生理学や心理学などの面からも証明されています。

乳幼児期を、発達段階の特徴から前期と後期に分けて考えるのが特徴です。それぞれの発達段階に合わせた教育環境が用意されています。

3:レッジョ・エミリア教育

レッジョ・エミリア教育は、子どもの意思や個性を尊重し、個々の感性を生かすことを重視した教育法です。

イタリアのレッジョ・エミリアが発祥した幼児教育実践法で、子どもの意思を大切にしながら、表現力やコミュニケーション能力を養うことを目的としています。

特徴的なのは「プロジェクト活動」という取り組みです。子どもと保育士、保護者が一体となり、1つのテーマを長期間にわたり掘り下げていく活動です。

 

4:イエナプラン教育

イエナプラン教育は、子どもの個性を大切にし、自発的に学ぶ姿勢を大切にしている教育法です。

ドイツのイエナ大学の教育学教授が提唱した教育法で、「会話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の4つの活動が基本となっており、3学年が混在したグループでの教育や、教室を家族で過ごすリビングルームとして捉えていることなどが特徴です。

5:サドベリー教育

サドベリー教育とは、時間割や教師がいない環境で、全てを子どもの自治と自律によって進められる教育です。

時間割や決められた授業がなく、子どもが自分の関心によって学習を進めることや、教師ではなく、子どもたちによる選挙で選ばれた「スタッフ・メンバー」と呼ばれる大人が学習支援を行うことが特徴です。

 

6:ドルトンプラン教育

ドルトンプラン教育とは、「自由」と「協同」の2つの原理に基づき、「ハウス」「アサイメント」「ラボラトリー」の3本の柱からなる教育法です。

アメリカのヘレン・パーカースト女史が提案した教育法で、自主性と創造性を育む「自由の原理」と、人々との交流を通じて、社会性と協調性を身につける「協同の原理」を基本としています。

7:フレネ教育

フレネ教育は、子どもたちが主体となり、自由に進めていく教育法です。

南フランスの小学校教師、セレスタン・フレネが提供した教育法で、子どもたちが主体となる「自由な表現」を取り入れています。違う年齢の子どもに囲まれながら、自分で決めた活動計画表に従って学んでいくことが特徴です。

 

オルタナティブ教育の特徴を理解して子どもの自主性を引き出そう

オルタナティブ教育を選択する際は、それぞれの特徴を理解し、子どもの自主性を引き出せるスクールを選択することが大切です。

一口にオルタナティブ教育といっても様々な種類があり、その教育方針も異なります。特徴や教育方針をよく理解し、子どもの特性に合ったスクールを選択することが大切です。

 

 

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