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小中高一貫校のメリットとデメリットそれぞれ5つ紹介!進学方法も併せて解説

 

小中高一貫校のメリットとデメリットそれぞれ5つ紹介!進学方法も併せて解説

 

 

小学校から中学校へ進学するとき

各小学校とも、付属中学への進学率は8割程度です。選考方法は学校によってまちまちですが、普段の成績と実力テストなどを総合的に判断していると言われています。

ある大学付属では、一般受験生と同じ試験を受け、学芸大付属では「付属高校まで残れるのは半数くらい」という厳しい現実があると言われています。これは、一般入試で入ってくる外部生のレベルがとても高い為だと言われています。

中学校から高校へ進学するとき

学芸大付属では、高校進学時には一般受験生と同じ試験を受けます。さらに学芸大附属高校のレベルは高く、かなり厳しいことが予想できます。そして、お茶の水大付属の場合は、高校は女子校となるため男子は無条件に他の高校を受験します。

学校では他の高校を受けるための受験対策などは行っていないので、自分で見極めていかねばなりません。自主性を育てるのびのびとした校風で知られていますが、のんびりとはできないでしょう。

 

私立の場合

私立の場合は、内部進学が基本です。有名大学の付属校なら「そのまま受験することなく内部選考で」と考える方も多いかもしれません。偏差値の高い進学校であれば、小学校の頃から大学受験に猛進できるでしょう。

また、私立では付属の幼稚園を設けている学校も多くあり、有名なところでは暁星小学校があります。カトリック系の学校に一貫校が多いのも知られており、アメリカでも名門の一貫校はカトリック系のスクールが多い傾向にあります。

小学校から中学校へ進学するとき

私立の場合、内部進学が可能なエスカレーター式(エレベーター式)の学校がほとんどです。学力や素行に特に問題がなければ、中学受験することなく内部選考だけでの進学が可能となっています。

 

中学校から高校へ進学するとき

中学校から高校への進学も、内部進学が基本です。ここでも、学力と素行が特に問題なければ、内部進学となります。さらに、付属の大学へも内部選考で入学できるでしょう。ただし成績によっては、希望の学部や学科に入れない可能性があります。

全国初の公立の小中高一貫校とは

立川国際中等教育学校は都立の中高一貫校ですが、2022年に全国初の公立小中高一貫校の付属小学校が開校予定です。

教育理念は「次代を担う児童・生徒一人一人の資質や能力を最大限に伸長させるとともに、豊かな国際感覚を養い、世界で活躍できる人間を育成する」と発表されています。

特に外国語学習を重視し、小学校から英語に加えて第二外国語学習を取り入れる予定で、小中の9年間で通常の学校より1000時間多く学習時間を確保します。

 

開校するようになった要因

公立で小中高一貫校をつくることにより、あらゆる人に先進的な教育を受ける機会を設けるねらいがあります。また、中学受験からくる「私立学校優位」を正す意味もあると言われ、モットーは「人や社会に貢献して、世界を舞台に活躍する人材を育てる」です。

そして、英語の能力の向上は急務だと言われているなか、日本語と英語、そして第二外国語を駆使してコミュニケーションをとれる国際人を育てることを目的としています。

公立の小中高一貫校のメリットとは?

一貫校のメリットはなんといっても、教育費を抑えられることでしょう。家庭環境によって学力に差が出ている現状を憂い「どのような家庭環境でも、平等に質の高い教育の機会を」という理念があります。

また、公立校でありながら「私立校のような多彩なカリキュラム」を目指しており、安い教育費で、高いクオリティの教育を実現しようとしているわけです。

 

 

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