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ワーキングメモリが低い子供にはどのようなことが起こる?サポートの工夫6選!

 

ワーキングメモリが低い子供にはどのようなことが起こる?サポートの工夫6選!

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5:メモをとるようにする

子供に何かを伝えるときは、メモを取るようにしていつでも見て思い出せるようにすることも有効です。付箋などを使って、伝えたいことを1つずつ書いて順番に並べてあげると子供も、よりわかりやすくなります。

6:繰り返し行う

同じことを繰り返し行うことも有効です。ワーキングメモリが低いイコール「一時的な記憶が苦手」なので、何かを繰り返し行うことで長期的な記憶に定着させることが可能です。

 

例えば子供が学校から帰宅してすることを順番にメモしておき、それを毎日繰り返しルーティン化できれば、「一時的な記憶」から「長期的な記憶」に定着する可能性があります。

 

ワーキングメモリ指数が関係しているWISC4検査とは?

「WISC4」は5歳0か月から16歳11か月の子供対象の知能検査です。10の基本検査と5の補助検査で構成され、10の基本検査を実施することで「全検査IQ」と4つの「指標得点」が算出できます。

 

その4つの指標中の1つに「ワーキングメモリ指標(WMI)」があります。

 

出典:WISC™‐Ⅳ知能検査|日本文化科学社
参照:https://www.nichibun.co.jp/kensa/detail/wisc4.html

短期記憶と長期記憶

記憶のメカニズムはまだ完全に解明されているわけではありませんが、ここでは記憶を「短期記憶」と「長期記憶」に分けて考えます。

 

「WISC4」では「ワーキングメモリ指標」を「短期記憶」に分類します。「短期記憶」は覚えておける時間も内容も少ないもので、「電話をかけるまでの間電話番号を覚えておく」といった場面で必要です。

 

一方で「長期記憶」を「WISC4」では「単語」と「知識」で考えることになります。「長期記憶」は、一般的に記憶と聞いてイメージされるものが多く、エピソードや言葉の意味、誰かの誕生日といったものや、自転車の乗り方といった体で覚えたものも含みます。

 

ワーキングメモリが低い子供に適切なサポートをしよう

ワーキングメモリの低い子供に適切なサポートをして、子供が成長するために力を貸すようにしましょう。ワーキングメモリが低いのというのは、障害を持っているということではなく、その子の特徴です。性格に個人差があるのと同様に、得意不得意にも個人差はあります。

 

成長する子供の背中をそっと押してあげられるような工夫をして、サポートしてあげましょう。

 

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