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二十四節気「夏至」とは?行事や旬の食べ物についても解説!

 

二十四節気「夏至」とは?行事や旬の食べ物についても解説!

6月の2つ目の二十四節気「夏至(げし)」。
2023年の夏至は6月21日(6月21日~7月6日)です。
では「夏至」はどのような季節なのか詳しく紹介していきます。

 

 

夏至とは

夏至は1年で一番日が長く、夜が短くなる日です。日照時間は冬に向かって少しずつ短くなっていきます。日照時間は短くなりますが、これからが夏本番。「夏に至る」と書くように、これから気温は高くなり、本格的な夏が始まります。

 

水無月と夏越しの祓え

6月のことを「水無月」と呼びます。梅雨の時期なのになぜでしょうか。
諸説ありますが、雨が降り、天から雨が無くなくという説や、「無」を助詞の「の」と読み、田んぼに水を張る「水の月」という説があります。作物が育つために欠かせない雨が多く降り、水とのつながりが強い月です。
「水無月」という三角形で、白いういろうの上に小豆をのせた和菓子もあります。小豆は厄払いの意味があり、三角形は暑気払いとして昔は貴重であった氷の欠片を模しているといわれています。この和菓子は「夏越しの祓」という儀式のときに食べられ、6月の後半になると店頭に並びます。
「夏越しの祓」は6月と12月の末日に年に二度に行われる大祓のひとつ半年を無事に過ごせた感謝と厄を払い、これからの無事と健康を祈る厄除けの行事です。茅(ちがや)で作った「茅の輪(ちのわ)」をくぐることで、身の汚れを払い、病気や災いから逃れられると考えられています。

夏至の時期の美味しい食べ物

 

「きゅうり」

きゅうりは『Least calorific fruit』としてギネス世界記録に登録されています。日本語に直訳すると「最も熱量が低い(ローカロリーな)果実」。海外ではフルーツとして分類され、植物学上でも果菜は果実に含まれているためです。95%以上が水分のため、1本のきゅうりを食べると、およそグラス1杯分の水と同じくらいの水分を補給することができます
水分だけでなくカリウムやビタミンC、食物繊維などを多く含みます。カリウムは体内の余分なナトリウムを体の外に出す働きがあり、むくみを解消し、血圧を調整してくれます。また、体の熱を冷ます効果や熱中症予防にもつながるので、暑い時期には積極的にとってほしい栄養素です。
濃い緑色でツヤとハリがあり、イボイボがチクチクするものが新鮮です。鮮度が落ちるのが早いので、購入後は冷蔵か野菜室で保存し、早めに食べるようにしましょう。

「蛸(タコ)」

7月2日はタコの日と認定されており、関西地方では半夏生(7月2日頃)にタコを食べる風習があります。田植えの終わった後なので、タコの吸盤のようにしっかりと根付くようにという願掛けとともに、この時期に獲れるタコが美味しく高たんぱくでもあったことから、農作業で疲れた体に体力をつけるためでもあったと考えられています。
コレステロールの吸収を抑える働きや、肝機能の改善、高血圧の予防などの働きをもつタウリン、皮膚や粘膜の健康維持に役立つナイアシンを多く含みます。体にとって嬉しい栄養もたくさん入っていますが、タコにはプリン体も多く含まれます。尿酸値が気になる方は、食べ過ぎないように気をつけましょう。
茹でたタコは料理しやすく、枝豆と一緒の炊き込みご飯や、きゅうりと和え物にするなど夏の野菜との相性もいいので、この時期に味わってみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回は、夏至についてご紹介しました。梅雨明けとともに気温も上がり、太陽のまぶしい時期がやってきます。服装や持ち物も身軽になるとともに、自分の厄も一度払う意味で、断捨離をしてみるのもいいでしょう。この夏を元気に乗り切れるように、夏の食材も積極的に食べ、体にいい栄養を取り入れていきましょう。

 

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