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身近な方言について調べてみよう!

 

身近な方言について調べてみよう!

「コツコツ調べるのが好きな子どもに向いている自由研究のテーマを探している」
「工作が苦手なので調べる系の自由研究を知りたい」
このように、自由研究のテーマ探しに悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、身近な方言を調べる自由研究について、住んでいる地域の方言を調べる方法と、ある言葉について日本各地でどのような言い方がされているかを調べる方法の2つを紹介します。

 

周りの大人にヒアリングしたり図書館で調べたりする中で、言葉の面白さや日本語の幅広さを味わえる自由研究です。この記事を読めば、調べ方やまとめ方のポイントがわかるため、自由研究をスムーズに仕上げることができるでしょう。

 

小学生から中学生まで年齢を問わず取り組みやすいテーマです。ぜひチェックしてみてください。

 

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調査に必要なもの・環境・準備

方言について調べるには、人に聞く調査と資料を使う調査の2つのやり方があります。

 

住んでいる地域の方言を調べるときは、家族や近所の人がどのような方言を使っているのかを直接聞いてまとめます。聞き取った内容を記録するための紙と鉛筆があれば、事前に用意するものはありません。

 

また、ある言葉を表すのに日本各地ではどのような方言が使われているのかを調べるには、全国の方言について書かれた資料が必要になります。図書館や書店、インターネットなどで利用しやすいものを準備してください。

 

そのほか、自由研究のまとめを作成する際には必要に応じてレポート用紙や模造紙などを用意しましょう。

 
  • 筆記用具
  • 方言についての資料

 

調査の方法・手順

 
  • 自分の知っている方言を書き出す
  • 家族や周囲の人にその地域で使われている方言を教えてもらう
  • 資料を使って調べる

住んでいる地域の方言を調べる手順は、まず自分が知っている方言を書き出してみます。次に、家族や周囲の大人の人に聞いて、その地域で使われている方言をたくさん集めてみましょう。方言とその意味、どのように使うのかをしっかり書き留めておきます。

 

方言の中には、時代の移り変わりで最近では使われなくなった言葉もあります。もし周りに昔から住んでいる年配の人がいれば、昔使っていた方言についても教えてもらうとよいでしょう。

 

全国の方言を調べるときは、最初にどのような言葉について調べるのかをリストアップします。「おはよう」や「こんにちは」などの挨拶言葉、「恥ずかしい」などの感情を表す言葉、「冷たい」といった状況・状態を表す言葉など、いくつか挙げてみましょう。

 

例えば、「疲れた」という言葉を表す方言を調べると、「こわい」や「えらい」など地域ごとに様々な言い方がされているのがわかります。このように、リストアップした言葉について全国にはどのような方言があるのか、どこで使われているものなのかを、資料を使ってどんどん調べていきましょう。

調査からわかること

自分の住んでいる地域の方言を調べると、標準語だと思って使っていた言葉が実は方言だったと気づいて驚くことがあります。また、日本各地の方言を比較する中で、聞きなれない表現やユニークな言い回しを知って、言葉の面白さを感じることもできるでしょう。

 

自由研究のまとめ方は、調べた方言やその意味、使い方を整理してレポートにします。お年寄りだけが使っている方言がある場合は、自分が普段使っている方言と並べて違いを表にしてみるのもよいでしょう。住んでいる地域の歴史や風習なども調べて一緒にまとめると、自由研究がより充実します。

 

全国の方言を調べたときは、テーマとなる言葉に対して、方言とそれが使われている地域名を一覧表にします。各地の方言を比較して気づいた点など感想をまとめ、使用した資料の名前もあわせて記載するようにしましょう。

 

さらに、オリジナルの単語帳や方言辞書を作って添付すると、工作要素も加わった自由研究に仕上がります。もう一工夫したいときは、模造紙などに日本地図をかいて、その上に地域ごとの方言を記載するのもおすすめです。

 

方言調べは家族や周りの人との団らんの中でも気軽に取り組めます。ぜひ自由研究のテーマに選んでみてはいかがでしょうか。

 

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