水に浮く果物・野菜と浮かないものがある?二つの違いについて調べよう! 水に浮く果物・野菜と浮かないものがある?二つの違いについて調べよう! - chokomana
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水に浮く果物・野菜と浮かないものがある?二つの違いについて調べよう!

 

水に浮く果物・野菜と浮かないものがある?二つの違いについて調べよう!

「夏休みの自由研究が全く進まない」
「身近なものでできる自由研究はないだろうか」
夏休みが終わりに近づくにつれて、こどもの自由研究が進んでおらず、やきもきすることはありませんか。

 

そんな時には、身近な材料でできる自由研究がおすすめです。ここでは、果物や野菜が水に浮くか浮かないかを実験して調べてみます。果物や野菜はスーパーなどで手に入るので、普段の買い物のついでに材料が揃います。

 

この記事を読めば、水に浮く・浮かないを左右している密度について理解が進むでしょう。さらに自由研究へのまとめ方も紹介しているので、頭を悩ませる自由研究がさくっと終わってしまうでしょう。

 

夏休みの終わり間際になっても自由研究が決まらず困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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実験に必要なもの・環境・準備

実験に必要なものは、果物・野菜・大きな水槽です。大きな水槽がない場合は、お風呂の浴槽や家庭用プールに水を張って実験できます。透明だと横から見て浮き沈みがわかりやすいので、水槽があると便利です。

 

果物と野菜は、好きなものを揃えてください。今回揃えたのは以下の通りです。
・果物→いちご・レモン・甘夏・りんご・さくらんぼ・キウイ・ぶどう
・野菜→キャベツ・カリフラワー・ズッキーニ・きゅうり・玉ねぎ(赤・白)・唐辛子・トマト・にんじん・じゃがいも・さつまいも・ニンニク

 

水に浮くかどうかを見るだけではこどもの興味を引けないこともあるでしょう。その場合は、筆記用具を用意して、水に浮く→○、水に浮かない→×と、予想タイムを設けると興味を持ってくれるのでおすすめです。

 
  • 果物
  • 野菜
  • 大きな水槽(浴槽やプールなどでも)
  • 筆記用具

 

実験の方法・手順

 
  • 水槽などに水を張る
  • 用意した果物や野菜を水に入れて、浮くか浮かないか観察する

まず水槽などに水を張ります。その後、用意した果物・野菜を水に入れて観察します。

 

最初は勢い良く沈んだものの途中から半分くらい浮いてきたり、逆に浮かんでいたのに最終的には沈んだりするものもあるので、注意深く観察してみましょう。

 

事前に予想していた場合は、ここで答え合わせをしてみてください。一般的に、土の中で育つ野菜は水の中に沈み、地上で育つ果物・野菜は水に浮くと言われています。その通りになるのか確認してみましょう。

実験からわかること

今回実験に用いた果物・野菜の結果を以下に示します。
・浮いた果物→いちご・レモン・甘夏・りんご
・沈んだ果物→さくらんぼ・キウイ・ぶどう
・浮いた野菜→キャベツ・カリフラワー・ズッキーニ・きゅうり・玉ねぎ(赤・白)・唐辛子
・沈んだ野菜→トマト・にんじん・じゃがいも
・どちらとも言えない→さつまいも・ニンニク

 

さつまいもは、半分沈んで半分浮いていて、水の中で斜めになりました。ニンニクは、最初のうちはずっと浮いていたのですが、五分ほど経ったら沈みました。

 

地上で育った果物・野菜は水に浮くのが一般的ですが、さくらんぼ・キウイ・ぶどう・トマトは沈んでいます。なぜかというと、水に浮くか浮かないかは密度が関係しているからです。

 

さくらんぼやキウイ、ぶどうなどは、糖度が高い果物です。また今回使用したトマトも完熟のトマトでした。糖度が高いものは、中に含まれる水分の量が少なく密度が高いので、水の中へ沈んでしまうのです。

 

玉ねぎは土の中で育つ野菜ですが、じゃがいもやにんじんから比べると糖度が低く密度が低いため水に浮くというわけです。

 

自由研究としてまとめる場合は、この結果や密度、糖度の関係などをまとめれば自由研究として成り立ちます。また、今回は丸ごとの果物や野菜を使いましたが、切ったもので実験すると結果が変わります。

 

他にも、塩水や油を使って追加で実験しても面白い研究ができることでしょう。近所のこどもたちを集めて予想ゲームをしてみたり、もっと色々な果物・野菜を集めてみたりするのも良いですね。

 

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