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二十四節気「立夏」とは?行事やこの時期に美味しい食べ物も紹介!

 

二十四節気「立夏」とは?行事やこの時期に美味しい食べ物も紹介!

5月の1つ目の二十四節気「立夏(りっか)」。
2023年の立夏は5月6日(5月6日~5月20日)です。
では「立夏」はどのような季節なのか詳しく紹介していきます。

 

 

「立夏」とは?

若葉の緑がより鮮やかになり、さわやかな風が吹く季節です。暦の上で夏が始まりますが、気温はそれほど高くなく、外に出かけるのにも最適な時期になります。春の花が散り、藤やサツキなど初夏の花が咲き始めます

 

端午の節句とこどもの日

二十四節気とは別に、季節の節目となる5つの節供(五節供)があります。この五節供は中国由来のものですが、時代とともに日本の文化として現在に定着しています。「節句」の表記もありますが、もともとは季節の節目に食物を神に供えて節日を祝うことから「供」を使います。

 

5月5日の「端午の節句」はそのうちの1つです。もともと「端午」とは月初めの午(うま)の日のことを指していましたが、「午(うま)」 「ご」と読むことから→5月5日になったことが始まりです。節句とは季節の節目となる日で気温も安定しないことから、病気になりやすいと考えられています。端午の節句では厄除けのために菖蒲を飾り、菖蒲湯に入る風習があります。菖蒲を飾ることから、菖蒲を「尚武」や「勝負」とかけ、武家社会において男の子の成長を祝う行事となりました。

 

ちまきを食べる風習は奈良時代以降に始まっていましたが、柏餅やこいのぼりの風習が始まったのは江戸時代の頃で、柏餅は日本で生まれた食べ物です。柏の葉は秋になり枯葉になっても新芽をつけるまで落葉しないことから、子孫繁栄の象徴とされています。鯉は生命力が強く滝をも昇るたくましい魚です。柏餅を食べ、こいのぼりを飾ることで、子どもたちの元気な成長と立派に出世していくようにとの願いが込められています。

 

現在のように「こどもの日」となったのは、1948年に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」お休みの日と決められてからです。5月には「母の日」もあります。産み、育ててくれる人への感謝の気持ちも忘れずにいたいですね。

立夏の時期の美味しい食べ物

 

初鰹

日本の南の海で生まれた育ち盛りのカツオが、北に向かってのぼってきたものを「初鰹」と呼びます。たんぱく質をつくるビタミンB6、赤血球をつくるビタミンB12、骨を丈夫にするビタミンDを多く含みます。また、鉄の含有量も多く、野菜からとる鉄分よりも吸収されやすいのでおすすめです。ビタミンやミネラルの他に、不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含みます。DHAは脳や網膜の組織を構成する成分であることから、「魚を食べると頭が良くなる」といわれるように脳や神経の発育や機能維持の効果が期待されています。EPAは悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにする働きがあります。
 秋が旬の「戻り鰹」との違いは、脂ののり。初鰹は赤身でさっぱりとした味わいです。新玉ねぎやにんにく、大葉、みょうがなどを薬味に、たたきで食べるのがおすすめです。身の味わいとそれぞれの薬味の風味をぜひ楽しんでみてください。

そら豆

そら豆は大粒でほっくりした味わいで、さやの形も特徴的です。絵本にも登場するので子どもたちにも馴染みやすく、さやから豆を取り出す作業は親子で楽しむこともできます。
 炭水化物とたんぱく質が多く、昔は米の代わりにしたり味噌を作ったりすることもありました。体内でエネルギーをつくるために不可欠なビタミンB1、皮膚や粘膜の健康を維持するB2、余分な塩分を体の外に出すカリウム、鉄などのミネラルも多く含みます。
 そら豆の薄皮は剥くことが多いですが、この時期はまだ薄皮はやわらかく、皮ごと食べられます。薄皮も一緒に食べることで、食物繊維も多くとることができます。豆は空気に触れると鮮度が落ちてしまうので、調理の直前に皮を剥くとより美味しく味わえます。

 

まとめ

今回は、立夏についてご紹介しました。日を追うごとに成長する子どもたちの姿はキラキラと輝いています。元気な体を支えるのは美味しい食事です。体調を崩しがちな季節を元気に乗り切るため、苦味もありますが、栄養をたっぷり含んだ食材を、ぜひこの時期を逃さず味わってみてください。

 

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