薬剤師で転職を考えている人にとって次に職場に行く時に転職回数を気にして不安になる方もおおいでしょう。
『薬剤師で転職回数って関係ある?』
『転職は何回までして大丈夫?』
このように悩み転職を躊躇しているのではないでしょうか?
実は転職回数が4回以上の薬剤師の方は、不利になる可能性が高いです。「転職回数は関係ない」と述べているサイトは良くありますが信頼性に欠けるので注意しましょう。
実際に、大手転職エージェントに「エン・ジャパン株式会社」が実施した調査結果では、98%の採用担当者が”転職回数を気にする”と答えています。
ただあなたの経歴・年齢や行きたい職場によっては受け入れ先は数多くあります。
本記事では、転職回数4回以上の薬剤師の方が納得のいく転職を成功させるコツをまとめました。
転職回数が多くても「次こそは転職を成功させたい」とお思いの薬剤師の方に必読です!このページを見ながら入念な事前準備をしましょう。
もし、あなたが転職回数は多いけれど転職を考えていて、条件にあった職場を探しているなら大手の転職サイトを使うと効率的に転職活動を行うことができるでしょう。
とはいえ薬剤師の転職サイトは数多くあるため、編集部で口コミ・評判を調べ利用者が多く評判の良いおすすめの薬剤師の転職サイト・サービスを3つ掲載しておきます。
本ページをまとめると・・・
- 薬剤師の平均的な転職回数は2.5回
- 転職回数が3回以内の薬剤師は79%
- 4回以上の転職を経験している薬剤師は不利になる場合もある
- 転職理由によっては回数問わず採用してもらえる可能性あり
薬剤師の転職回数は平均何回?リアルな転職状況
薬剤師の平均的な転職回数は、2.5回です。
今回は「エムスリーキャリア株式会社」によるアンケート調査結果をもとに、転職状況の実態をまとめていきます。
「ほかの薬剤師はどのくらい転職しているのかな?」と不安に思われている方は、参考にしてくださいね。
なお、この数値は性別や年齢によって異なるのでそれぞれ見ていきましょう。
性別|男性薬剤師より女性薬剤師の方が転職回数が多い
男女別のアンケート調査の結果では、男性よりも女性の方が転職回数が多いことが分かりました。
転職経験あり | 転職経験なし | |
男性 | 75% | 25% |
女性 | 83% | 17% |
しかし女性は結婚や妊娠、出産を経験するので、ライフスタイルが大きく変化します。
そのため男性より転職回数が多くても気にする採用担当者はほとんどいないようです。
もちろん転職回数が5回以上と明らかに多ければ、採用担当者の考えも変わってきます。
年齢|転職回数が4回以上は極めて少なく多くは2回程度
続いて、年齢別に転職回数を見ていきましょう。
年代 | 平均転勤回数 |
20~30代 | 1.7回 |
40代 | 2.8回 |
50代 | 3.1回 |
60代 | 3.3回 |
転職回数は1回と答えた薬剤師の方が32%。次いで、2回転職を経験した方は25%でした。
20~30代で2回転職を経験している場合は「平均よりも少し転職回数が多い」といった印象を受けるかもしれません。
転職回数が3回以内の方は、79%を占めており、4回以上転職をしている方はどの年代であっても「転職回数が多い」とみなされます。
転職回数が多い場合不利になるの?
転職回数が4回以上の場合は、不利になる可能性が高いです。
エン・ジャパン株式会社が実施した調査結果では、「面接時に転職回数を気にする」と答えた転職コンサルタントが98%。
転職回数を気にしないと答えた転職コンサルタントはたったの2%でした。
採用担当者が転職回数を気にする理由は下記の5つ。
- 定着に不安/80%
- キャリアの一貫性に不安/39%
- 協調性に不安/36%
- ストレス耐久に不安/31
- 能力に不安/11%
参考文献:「エン転職コンサルタントを利用している転職コンサルタント135名にアンケート調査を実施」
つまり大半の採用担当者は、「入社後に続けられるのかな?」「すぐに退職してしまうのでは?」といった不安を持っているようです。
この不安を面接時に解消できれば採用してもらえる確率がグッと高くなるでしょう。
面接対策|成功する確率が高くなる「転職理由」
ここまでは転職回数が3~4回を超えると転職が不利になることをお伝えしました。
しかし3~4回以上の転職を経験していても「転職理由」さえしっかり押さえておけば、採用確率が上がる可能性があります。
ここでは、採用担当者の不安をすべて取り除く「転職理由」を解説するので参考にしてみてくださいね。
履歴書と職務経歴書は正しい情報を記載する
転職回数が多ければ多いほど、偽りたくなるかもしれません。
しかし履歴書と職務経歴書に記載する内容は、年金手帳を見ればひと目で正確な情報であるかが判断できます。
嘘の履歴書・職務経歴書で入社できたとしても後から発覚した場合、解雇になる可能性も。
職務経歴書には、淡々と職歴を記載するのではなく、職場ごとに「学んだこと」「業務内容」「役職」などまとめると自分の能力をアピールできます。
画像引用:マイナビ薬剤師
転職回数が多いからこそ得られた知識やスキルもあるはずですので、完結にまとめて差別化を図りましょう。
転職理由はポジティブに伝える
転職理由はポジティブに伝えましょう。
というのも、前職の不満やナイーブな意見を口にすると採用担当者がマイナスな印象を受けてしまうからです。
- コミュニケーション能力が低そう
- 入社後に自社の悪口や不満を言いそう
と思われてしまうケースも。
たとえ、転職したきっかけがネガティブな理由だとしても、ポジティブに置き換える能力があれば転職を成功できます。
ポジティブな転職理由をまとめたので参考にしてみてくださいね。
- スキルアップのため
- 新たな挑戦をしたいため
- 自分の描くキャリアビジョンを成功させたい
あるいは、結婚や妊娠、出産などのライフステージの変化や引越しなどもポジティブな理由に含まれるでしょう。
多くの職場を経験したからこそ得られた知識・スキルをアピールする
多くの職場を経験したからこそほかの薬剤師より長けているものがあるはずです。
たとえば、
- 管理薬剤師の経験
- 大規模な病院で多くの処方箋をさばいた経験
- エリアマネージャーの経験
などさまざまな現場を経験した人にしか得られないスキルをアピールしましょう。
なお、中途採用をしている企業は即戦力として働ける薬剤師を探しています。
自分が入社することで、具体的にどのようなメリットがあるのかを明確に伝えるといいでしょう。
具体例
エリアマネージャーとして勤務した経験があるので、現場の声を聞き取り経営に活かすことができる
採用担当者が自分を採用すると得られる利点を鮮明にイメージさせることができれば、転職の成功確率がアップするはずです。
転職理由と今後のキャリアプランに一貫性を持たせる
「一貫性がない」というのは、採用担当者にとって不安に感じる要素の1つ。
どのようなキャリアプランを描いており、これまでの転職経験が必要だったのかを具体的に
伝えると良いでしょう。
まずは、これまでの職歴を箇条書きにし、整理してみてくださいね。
「調剤薬局とドラッグストア勤務を経験したうえで、調剤薬局併設型のドラッグストアで長く働きたい」などこれまでの経験が無駄ではない点を意識して伝えましょう。
自ら転職回数の多さを弁解しない
転職回数が多い人にありがちですが、転職回数の多さの弁解は悪い印象を与えてしまいます。
なぜならば、相手にとって「言い訳」に聞こえてしまうからです。
採用担当者に転職回数が多い理由を聞かれない限り、自ら話し始める必要はありません。
まずは職歴を伝え、今後のキャリアプランをいかに前向きに伝えるかが重要です。
転職回数が多くても転職を成功させる方法
転職回数が多くても納得のいく転職を成功させることはできます。
ここからは、薬剤師の方が転職を成功させる方法をまとめたので参考にしてみてくださいね。
薬剤師専門の転職エージェントを利用する
転職回数が多い薬剤師の方は、念入りに事前準備を行わなければ採用されません。
これまで大勢の転職をアシスタントしてきた転職エージェントを利用して、成功確率を高めましょう。
転職エージェントは、求人を紹介してくれるだけでなく、転職を成功させるためのサポート体制が抜群。
具体的には、
- キャリアアドバイザーによるアドバイス
- 応募書類の添削
- 面接の日程調整を代行
- 面接の練習をサポート
- 年収・勤務日数・入社時期の交渉
など至れり尽せりなサポートを受けられるのです。
希望者には、事前に転職先の見学や管理薬剤師との面談の時間を設けてくれるので、入職後の後悔を避けられます。
まとめ|転職回数が多くても正当なキャリアプランがあれば成功できる
転職回数が4回以上であれば「会社に利益を生み出す以前に、また辞めてしまうのでは?」と疑心を持つ採用担当者もいます。
とはいえ、転職回数が多くても「欲しい」と思われる人材であれば話は別。
キャリアプランに一貫性があり、前向きな転職を重ねていれば、有利になり得るので一度、経験を整理しましょう。
薬剤師専門の転職エージェントを活用すれば、
- キャリアプランに一貫性を持たせる
- 面接時のポジティブな受け答え
など転職のプロに無料でアドバイスをもらえるので、採用担当者に上手く自分を売り込むことができます。
転職を成功させて充実したライフスタイルを送りたい方は、プロに頼ってみてくださいね。
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