「薬剤師の転職サイト選びのポイントは?」
「薬剤師が選んではいけない転職サイトって?」
薬剤師が転職する際に頼りになるのが、転職サイト。
今や転職サイトは求人情報だけでなく、面接同行や転職に関するさまざまな悩みを相談できるサービスまであります。
しかし、転職サイトの中には薬剤師には向いていないものやサービスが微妙といったサイトも少なくありません。
そこで本記事では、薬剤師の転職には不向きなサイトや選んではいけないサイトの特徴を解説していきましょう。
この記事を参考にすれば、きっとあなたに合った転職サイトに出会えるはずです。
もし、あなたが転職に失敗したくないのであれば大手で評判の良い薬剤師の転職サイトを使うことをおすすめします。
基本的に以下の大手の薬剤師の転職サイトを使えば失敗する確率を下げることができます。
他にもおすすめの薬剤師の転職サイトはあるので気になる方は下記の記事もチェックしてみてください。
本記事は、以下の項目で進んでいきます。
この記事で分かること
- 薬剤師が転職サイト選びで失敗する理由
- 選んではいけない転職サイトの6つの特徴
- 薬剤師が転職サイト選びで失敗しないためには
- 【目的別】おすすめの転職サイト5選
薬剤師が転職サイト選びで失敗する理由
薬剤師が、転職サイトを利用して転職活動をするのは今や常識になりつつあります。
しかし、残念なことに転職サイトを利用して転職に失敗してしまう例も少なくありません。
ここでは、薬剤師が転職サイト選びでやりがちな失敗してしまう理由を見ていきましょう。
そもそも転職サイトで転職するべき?
そもそも、転職サイトを利用しなくても以下の方法で求人を探すことは可能です。
- ハローワーク
- 企業のホームページ
- 近所のドラッグストアの求人募集
- 求人情報誌
- 患者として行ったことのある病院
大企業であればホームページの応募フォームからエントリーが出来ますし、ハローワークでも相談員が応対してくれます。
一見すると「わざわざ転職サイトに登録しなくても、就職先を見つけられるのでは?」と思うでしょう。
確かに、転職サイトを利用しなくても転職は可能です。
しかし、より後悔のない転職先を見つける確率を高めるには、転職サイトの利用は必要不可欠。
なぜなら、自力での転職活動には情報量の限界があるからです。
例えば、会社の内部事情や非公開求人など自分で知り得ない情報を転職サイトは、数多く保有しています。
また、給与や勤務時間などの条件交渉においても、転職サイトを利用することで自分の希望に添える可能性が高くなるのです。
このように、転職サイトを活用することは最も賢い方法だといえるでしょう。
比較ができていないから
転職サイトでやりがちなのが「1つのサイトしか登録しない」ことです。
1つのサイト登録だけで転職先を決めてしまうと、他の転職サイトとのサービス比較ができません。
転職サイトによっては、同じ求人内容でもコンサルタントの交渉術によって給与がアップしたりする可能性があります。
また、面接同行や求人内容にもそれぞれの特徴があり、比較してみないとそのサイトの良し悪しが分かりません。
なので、最低でも2つ以上の転職サイトに登録して比較対象を作ることが大切です。
自分に合った転職サイトを利用していないから
自分に合っていない転職サイトを選んでしまうことは、転職失敗の初歩的なミスです。
例えば、じっくりと転職活動をしたい薬剤師が転職までのスピード感を売りにしているサイトに登録をしてしまうと「急かされている」と感じてしまいます。
また、転職サイトによっては薬剤師にエージェントと呼ばれる担当者が付き、そのコンサルタントと相性が合わない場合もあるでしょう。
このように、自分に合っていない転職サイトを利用していると、転職に対するモチベーションが下がってしまう原因にもなるのです。
自分の希望条件とサイトの強みがミスマッチを起こしている
最後の失敗例として挙げられるのが、転職サイトの強みと求職者の希望条件がミスマッチを起こしているパターンです。
例えば、病院への転職を考えている薬剤師が、ドラッグストアの求人が豊富な転職サイトに登録してしまうと転職先探しでミスマッチが起こります。
また、派遣を希望しているのに派遣求人を扱っていない転職サイトに登録しても意味がありません。
転職サイトには、運営会社によって強みが異なるため、登録する前にしっかりと把握することが大切です。
こんな薬剤師転職サイトは選ぶな!選んではいけない特徴6つ
上記で紹介した失敗を避けるためには、選んではいけない転職サイトというものが存在します。
ここからは、薬剤師が選んではいけない転職サイトの具体的な6つの特徴を解説していきましょう。
薬剤師専門の転職サイトではない
まずは、薬剤師専門の転職サイトではない大手の総合転職サイトに登録するのは避けた方がいいでしょう。
大手の転職サイトで代表的なのがduda(デューダ)やリクルートエージェントです。
このようなサイトは、一般企業の求人が中心となりドラッグストアや調剤薬局の求人は少なめ。
また、エージェントも薬剤師という専門性の高い業界には詳しくない可能性があります。
そのため、薬剤師の転職は大手総合転職サイトではなく、薬剤師専門の転職サイトを選びましょう。
求人数が少ない
転職サイトを選ぶ基準で一番分かりやすいのが、求人数です。
求人数が少ないサイトは、情報量に欠けるばかりでなく転職先の選択肢を狭めてしまう原因にもなるでしょう。
求人数は、その転職サイトの信頼度を表しているといっても過言ではないでしょう。
非公開求人を紹介してもらえない
転職サイトには、非公開求人というものがあってその名の通り、通常は閲覧することの出来ない求人です。
非公開求人の多くは、好条件や給与が高く大企業の求人である可能性が高いため応募者を制限するために非公開にしています。
非公開求人は、登録して詳しい条件を見ることができる場合や、エージェントから直接紹介される場合もあります。
しかし、稀に非公開求人を紹介してくれないエージェントもいるようです。
そのような場合は、非公開求人を保有していないかエージェントの実績不足の2つが考えられます。
ただ、非公開求人の中には特別なスキルやキャリアを求めている場合も多くあるので、一概に転職サイト側が悪いとは言い切れないことも把握しておきましょう。
コンサルタントの質が悪い
コンサルタントの質は、転職成功の鍵を握っている大切な条件です。
そんなコンサルタントの質が悪ければ当然、転職結果は悪い方向へと進んでしまうでしょう。
質の悪いコンサルタントの具体例としては、以下のような項目です。
- 興味のない転職先ばかり紹介してくる
- 話を親身に聞かない
- 上から目線で価値観を押し付けてくる
上記のような態度をとられてしまうと、コンサルタントへの信頼がなくなるどころか自分の転職先を強引に決められてしまう場合もあります。
もちろん、人間同士でやりとりをするわけですから、コンサルタントとの相性がどうしても合わない場合もあるでしょう。
そんな時は、迷わずに担当を変えてもらうのがおすすめです。
「変えてもらうのは気が引ける」という方も多いとは思いますが、担当者を変えてもらうことでスムーズに転職先が決まる場合もあります。
後悔のない転職をするためには、遠慮なく自分の要望を伝えることも大切です。
レスポンスが遅い
レスポンスが遅い転職サイトは、利用しない方がいいでしょう。
なぜなら、転職活動はタイミングとテンポが命だからです。
特に人気のある求人は、すぐに取り下げられる可能性があります。
そのため、応募したいと思って相談してもレスポンスが遅ければ、応募のタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。
また、レスポンスが遅い転職サイトはチャンスを逃してしまうだけでなく、転職活動が長引いてしまう原因にもなります。
このような対応が遅い転職サイトは、使うべきではないのです。
口コミや評判が悪い
SNSや口コミサイトでは、実際に利用した人のレビューが多く投稿されています。
中には評判が悪い口コミがあり、具体的な内容が書いてある投稿もあるでしょう。
そのような悪い口コミで溢れているサイトには、登録しない方が無難です
しかし、全ての口コミが本当かどうかの判断は難しいところなので、あくまで参考程度にしておきましょう。一番信憑性が高い口コミは、知り合いなどの生の声を聞いてみることです。
また、人によって感じ方も違うので「悪い評判が多かったけど、利用してみたら自分には合っていた」という場合もあります。
ただ、登録すると必ず転職しなければならないルールはないので、登録だけして合わないと感じたら退会はいつでも可能なので、自分で判断してみるのもひとつの方法です。
薬剤師が転職サイト選びで失敗しないコツ
ここまで、選んではいけない薬剤師転職サイトの特徴を解説してきました。
それを踏まえた上で、転職サイト選びでで失敗を最小限にするためのコツを解説していきましょう。
自分の希望条件を明確にする
まずは、自分の希望条件を明確にしましょう。
自分の希望条件をはっきりとさせることで、相性の良い転職サイトが選びやすくなります。
また、スキルやキャリアを自己分析し、転職でどんなことを実現したいのかという軸を持つことで、コンサルタントとの面談もスムーズに進めることが出来るのです。
そうすることで、本当に登録すべき転職サイトが見えてくるでしょう。
サイト運営元の企業をチェック
転職サイト選びは、サイトの運営元の企業規模も重要です。
好条件の求人は、信頼と実績のある大手の人材紹介会社が運営しているサイトに集中しやすい傾向があります。
つまり、転職サイトの企業規模をチェックすることは、良い条件の求人に出会える確率も高くなるのです。
また、コンサルタントの在籍数も大企業であれば多く、教育体制もしっかりしているのでコンサルタントの実力の差も少なく安定しているでしょう。
サポート体制も大企業であれば手厚く、さまざまなサービスがあります。
どの転職サイトに登録しようか迷ったら大手の転職サイトを選べば、まず間違いはないでしょう。
複数登録で比較する
複数の転職サイトに登録することで、選択肢が増え比較も出来ます。
ひとつの転職サイトだけを頼りにしていると、どうしてもアドバイスや求人に偏りが出てきてしまい広い視野が持てません。
また複数のサイトに登録することで、独占している非公開求人も紹介してもらえるので可能性が広がるでしょう。
最低でも2社以上のサイトに登録することがおすすめです。
求人の多さ
求人が多い転職サイトは、それだけ実績や求人を出す企業側からの信頼も厚い証拠です。
求人検索はサイトの登録前でも閲覧可能なので、まずは自分の条件にヒットする求人がどれくらいあるのか確認すると良いでしょう。
ただ、登録前に閲覧できるのは公開求人のみなので、非公開求人の割合も把握しておくのがおすすめです。
サイトによっては、ほとんどが非公開求人の場合もあるので自分では見つけられないような求人もあります。
転職サイト選びで失敗しないためには、コンサルタントの質も大切ですが選択肢の多さも大切だといえるでしょう。
非公開求人はあるか
非公開求人の豊富さは、転職の成功率を上げてくれます。
非公開求人は、効率よく優秀な人材を確保するための企業側の戦略です。
そのため、ある程度の経験値やスキルを持っている人に紹介することが多いので、高給の求人が豊富だといえるでしょう。
つまり、非公開求人の多さは良い条件の求人を豊富に保有している現れです。
ただ、自分の希望する条件にマッチしなければ非公開求人は紹介されないこともあるので、希望条件は細かくしっかりと伝えるようにしましょう。
雇用形態の豊富さ
薬剤師転職サイトは、雇用形態が幅広いものを選ぶようにしましょう。
はじめから「正社員で働きたい」という意思が固まっている人は問題ないのですが、正社員以外でパートや派遣で働こうか迷っている人は特に雇用形態には注意して下さい。
パートを希望していても途中で気が変わって「やっぱり派遣で働きたい」といった場合に派遣を扱っていないサイトに登録するのは、新たに転職サイトを探さなければなりません。
また、結婚や子育てのライフスタイルの変化で正社員からパートに切り替わる場合も同様です。
雇用形態の選択肢に余裕を持たせることで、転職がスムーズにいくでしょう。
口コミをSNSやサイトでチェック
転職サイト選びで失敗しないためには、登録前の情報収集が大切です。
SNSや口コミサイトで検索すれば、簡単に口コミはヒットします。
良い情報も悪い情報も含めて分析することで、そのサイトの強みや弱みがある程度分かってくるでしょう。
それらの口コミ参考にした上で、自分に合った転職サイトを見極めることができるのです。
【目的別】おすすめの薬剤師転職サイト5選
ここでは目的別に、選ぶべき薬剤師のための転職サイトを5つご紹介していきます。
それぞれのサイトの特徴と強みを見ていきましょう。
非公開求人の多さなら【薬キャリAGENT】
サイト名 | 薬キャリAGENT |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
求人数 | 常時60,000件以上 |
非公開求人率 | 保有求人のうち約80%以上が非公開 |
強みのあるジャンル | 病院、派遣、調剤薬局 |
特徴 |
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非公開求人の多さで選ぶなら、薬キャリがおすすめです。
薬キャリエージェントは、保有している求人の約80%以上が非公開で公開求人と合わせると常時60,000件以上の求人数を誇ります。
また、コンサルタントの満足度も95%と非常に高く、多くの薬剤師が利用している大手転職サイトです。
(※満足度95% エムスリーキャリア調べ)
雇用形態も幅広く、さまざまな働き方の求人を取り扱っています。
探せる求人 | 雇用体系 | 相談方法 | 派遣求人 |
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※1エムスリーキャリア調べ
調剤薬局・派遣なら【ファルマスタッフ】
サイト名 | ファルマスタッフ |
運営会社 | 株式会社 メディカルリソース |
求人数 | 55,211件(非公開求人は除く) |
非公開求人率 | 保有求人のうち75%が非公開 |
強みのあるジャンル | 派遣・調剤薬局 |
特徴 |
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ファルマスタッフは、大手調剤薬局である日本調剤のグループ会社が運営している転職サイトです。
調剤薬局との太いパイプを活用し、調剤薬局だけでみると求人数は圧倒的にNo. 1。
また、派遣の求人においてもその豊富さはトップクラスです。
20年以上の転職支援実績をもとに、薬剤師一人ひとりに合った働き方を提案してくれるでしょう。
探せる求人 | 雇用体系 | 相談方法 | 派遣求人 |
調剤薬局 ドラッグストア 病院 | 正社員 派遣 パート | 電話 対面 |
\満足の行く転職なら/
サポート力で選ぶなら【マイナビ薬剤師】
サイト名 | マイナビ薬剤師 |
運営会社 | 株式会社 マイナビ |
求人数 | 57,956件(非公開求人は除く) |
非公開求人数 | 保有求人のうち約40%が非公開 |
強みのあるジャンル | ドラッグストア、一般企業 |
特徴 |
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マイナビ薬剤師は、大手人材紹介会社マイナビが運営する薬剤師専用の転職プラットフォームです。
非公開求人を含めると常時6万件以上の圧倒的な求人数は、マイナビ薬剤師ならではの魅力だいえるでしょう。
大手企業ならではのコネクションと実績で、ドラッグストアチェーンや製薬会社などの一般企業の求人も豊富に扱っています。
サポート体制も充実していて対面での面談を重視しているため、はじめての転職活動で不安な人にぴったりなサイトです。
探せる求人 | 雇用体系 | 相談方法 | 派遣求人 |
調剤薬局 ドラッグストア 企業 | 正社員 パート 契約社員 | 対面 電話 |
\圧倒的求人数で転職成功へ/
コンサルタントの質なら【ファーマキャリア】
サイト名 | ファーマキャリア |
運営会社 | エニーキャリア株式会社 |
求人数 | 48,178件(非公開求人は除く) |
非公開求人率 | 非公開 |
強みのあるジャンル | 調剤薬局・病院 |
特徴 |
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コンサルタントの質を重視するならファーマキャリアがおすすめです。
徹底したヒアリングで、薬剤師のニーズを引き出し一人ひとりにあった「オーダーメイド求人」を提案してくれます。
優秀なコンサルタントのアドバイスのもとで転職活動を進めたいなら、ぜひ登録してみましょう。
派遣や調剤薬局なら【ヤクジョブ.com】
サイト名 | ヤクジョブ.com |
運営会社 | クライシス株式会社 |
求人数 | 63,748件(非公開求人は除く) |
非公開求人率 | 非公開 |
強みのあるジャンル | 調剤薬局、派遣、病院 |
特徴 |
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ヤクジョブは、さくら調剤薬局のグループ会社が運営する転職サイトです。
6万件以上な豊富な求人の中から幅広い転職先を提案してくれます。
特に、調剤薬局や派遣求人に強く、質の高い求人を数多く取り揃えているのが特徴です。
担当するコンサルタントも優秀で、的確な就職先を紹介してくれるでしょう。
まとめ:薬剤師の転職成功の鍵を握るのはサイトの選び方
ここまで、選んではいけない転職サイトの特徴やポイントを解説してきました。
まとめ
- 薬剤師専門の転職サイトを利用する
- 転職サイトを選ぶ前に希望条件を明確にしておく
- 最低でも2つ以上のサイトに登録
自分にとってベストな転職先を見つけるには、転職サイト選びが第一歩です。
この記事が、あなたのサイト選びの参考になることを願っています。
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