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【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ|求められる能力も解説

 

【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ|求められる能力も解説

 

 

【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ

図形問題は、小学校から積み重ねが必要な学習ですが、学年によって学ぶ内容は異なります。そのため、年齢に応じて苦手となる部分も様々であるといえるでしょう。

 

ここでは、図形問題の学習内容と、苦手を克服するコツを年齢ごとに4つに分けてご紹介します。

1:小学1~3年生で学ぶ内容と苦手を克服するコツ

小学1~3年生で学ぶ図形問題は、導入段階にあたることもあり、楽しく学習できることを目的として、具体物が多く使われます。覚える用語も少ないため、比較的つまずきにくいでしょう。

 

ただし、注意しておきたいのは、導入段階で少ない用語を確実に定着させる必要があるということです。

 

特に3年生では三角定規やコンパスを使った学習が始まります。しっかりと使い方を定着させて4年生以降の学習にスムーズに進めるように準備しておくことが大切です。

 

また、小学校低学年は今後の学習習慣を定着させる時期でもあります。机の前で学習することに慣れない子どももいるため、家庭では具体物を用いて楽しく、意欲的に学べる工夫を行うことも大切です。

 

2:小学4~6年生で学ぶ内容と苦手を克服するコツ

小学4年生になると、急に図形問題に苦手意識をもつ子どもが増えます。その理由は、三角形や四角形の面積を求める学習が始まるからです。さらに、5年生では平面だけでなく立体の体積を、6年生では円の面積や角柱の体積を学習します。

 

覚える公式も学年を重ねるごとに増え、複雑化することに加え、頭の中でイメージして問題を解くことに困難さがある子どもにとっても、面積の計算は苦手になりやすいといえます。

 

この時期の苦手を克服するコツは、とにかく繰り返し問題に取り組んで公式やパターンを定着させることです。

 

家庭で学習する際には、習った公式を一覧にした紙を近くにおき、すぐに確認できるようにしておくとスムーズに学習ができます。

3:中学1~2年生で学ぶ内容と苦手を克服するコツ

中学1年生では、平面図形(直線と角、おうぎ形など)と、空間図形(位置関係、表面積、球など)を学習します。さらに中学2年生では、合同の証明と、特別な図形(二等辺三角形、直角三角形、平行四辺形など)を学習します。

 

小学校と比べて、覚える量はぐっと増えますが、内容に関しては小学校の応用が多いです。そのため、既習の内容と結びつけることができると学習の理解がしやすいでしょう。

 

小学校高学年に引き続き、苦手を克服するには、とにかく繰り返し問題に取り組んでパターンを覚えることが大切です。特に用語や定義は確実に覚えるようにしましょう。図形の定義や性質は、合同の証明や、中学3年生で習う相似でも必要になります。

 

4:中学3年生で学ぶ内容と苦手を克服するコツ

中学3年生では、相似や三平方の定理を学習します。

 

特に、相似は先にも述べたように、図形の定義や性質を正しく理解していないと解けない問題です。しかし、逆に言えば、これまでの積み重ねがあれば問題のパターンを覚えることで十分に対応できる内容といえます。

 

また、問題文に書かれていることを図に正確に落とし込んでいくと、頭の中を整理しやすくなるため問題を解きやすくなります。

子どもに図形問題を教える方法

勉強が分からないと感じている時、具体的に分からない部分がある子どももいれば、漠然と苦手意識をもっている子どももいます。

 

まず教える前に、どの部分が苦手なのか、用語が分かっていないのか、それとも解き方が定着していないのか、などを丁寧に確認する必要があります。

 

その上で、解き方の解説と同時に、確認した子どもの分からない原因になっている要素を補うように支援を行いましょう。

 

算数科は積み重ねの教科です。基本問題を繰り返し解かせて、用語や問題の解き方、出題パターンを覚えさせましょう。解けた経験を積み重ねていくことで、徐々に前向きに学習できるようになります。

 

苦手な図形問題の克服法を知ろう

いかがでしたか。

 

本記事では、図形問題を解くために必要な力や、苦手を克服するコツ、子どもに教える際のポイントについてご紹介しました。

 

学年があがるにつれ、問題が難しく、覚えることも多くなり、図形問題に対して苦手意識をもちやすいです。そのため、苦手としている部分を明らかにし、一つずつ苦手を減らしていきながら、解けたという成功体験を増やしていくことが大切です。

 

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