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文節の分け方覚えている?区切り方のコツや間違いやすい言葉も紹介

 

文節の分け方覚えている?区切り方のコツや間違いやすい言葉も紹介

 

 

自立語と付属語

次に付属語についてですが、自立語に付属して付く言葉、それだけでは意味を成さない言葉のことです。これも例えで見てみましょう。「僕は明日遠足に行く」の自立語以外のそれだけでは意味を成さない言葉、それは、「僕は」の「は」と、「遠足に」の「に」です。

 

これらが付属語ということですので、自立語と付属語で文節になっているものは、「僕は」と「遠足に」です。

自立語とは

自立語とは、先ほどの説明の通り、それだけで意味が成り立つ言葉のことです。具体的に挙げてみましょう。
・名詞(私、雨)
・動詞(笑う、走る)
・形容詞(美しい、清々しい)
・形容動詞(きれい おだやか)
・副詞(ゆっくり、ずっと)
・接続詞(だから、しかし)
・連体詞(この、あの)
・感動詞(はい、おはよう)
上記が自立語に該当します。

 

付属語とは

付属語とは、それだけでは意味の成り立たない言葉のことです。具体的に挙げてみましょう。
・助詞(て、に、を)
・助動詞
上記が付属語に該当します。

 

付属語だけでは文節を作ることはできず、1つの文節に付属語はなかったり、2つ以上あることもあります。

文節を分けるときの3つのコツ

それではどうしたら、うまく文節を分けられるのか、分けるときの決まりをご紹介します。「1つの文節に自立語は1つ」「複合語は文節を分けない」「補助の関係では文節を分ける」の3つです。

 

この決まりを理解することで、テストでのひっかけ問題などの難しい問題にも対応できるようになります。

 

1:1つの文節には自立語は1つ

1つの文節に自立語は1つまで、というルールがあります。例えば、「このお菓子はとてもおいしかった」の「このお菓子」の部分は、「このお菓子」で1つの文節ではなく、「この」「お菓子」と分けるということです。

 

「この」などのいわゆる「こそあど言葉」についての文節の分け方のコツは、後ほど説明します。

 2:複合語は分けない

複合語とは、2つ以上の単語が結びついて1つの単語となったもののことです。例えば、「近寄る」や「心細い」「走り回る」などは文節としては自立語とみなし、分けることはありません。

 

 3:補助の関係では文節を分ける

補助の関係とは、後の文節が、すぐ前の文節に補助的な意味を付け加えている関係のことです。

 

補助の関係を分かりやすく説明すると、例えば「彼が家にいる」と「彼が見ている」では、前者は「家に/彼が/いる」と並び替えることができるのに対し、後者は「見て/彼が/いる」と並び替えると意味が成り立たなくなってしまいます。

 

「見て」と「いる」というそれぞれの単語は文の中で切り離すことができません。「見て」と「いる」は、「いる」が「見る」を補助する関係にあるということです。

 

補助の関係では文節は分けるため、「見ている」は「見て/いる」と文節を分けますが、「家にいる」は複合語のため、分けません。

間違いやすい言葉の分け方

 

 

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