露点では湿度100%|飽和水蒸気量のグラフ・霜点温度なども紹介 露点では湿度100%|飽和水蒸気量のグラフ・霜点温度なども紹介 - chokomana
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露点では湿度100%|飽和水蒸気量のグラフ・霜点温度なども紹介

 

露点では湿度100%|飽和水蒸気量のグラフ・霜点温度なども紹介

 

露点とは?

冷たい飲み物が入ったグラスが、水滴で濡れている光景を見たことはないでしょうか。これはグラスの周りの空気が露点に達したために起きる現象です。

 

露点とは、空気を冷やしていった時に、空気中に含まれる水蒸気が水滴に変わりだす温度のことです。

 

私たちの目には見えませんが、空気中には気体の状態で水が含まれています。空気は、温度が高いほど水蒸気をたくさん含むことができるため、温度が下がっていくと水が液体として姿を現します。

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飽和水蒸気量と露点

飽和水蒸気量と露点の関係について説明する前に、そもそも飽和水蒸気量とはなんでしょうか。1㎥あたりの空気に含むことができる最大の水蒸気の量を、飽和水蒸気量と呼びます。

 

気温が低いほど露点が低くなり、飽和水蒸気量も少なくなりますが、逆に気温が高いほど露点が高く、飽和水蒸気量も大きくなります。

飽和空気と露点温度

私たちの生活している空気の中には水蒸気が含まれています。この一般的な大気中の空気が湿り空気です。そして、水蒸気を全く含まない空の状態を、仮説上の空気として乾き空気と呼びます。

 

この乾き空気の中に含むことができる水蒸気量が最大に達している空気が、飽和空気です。この飽和状態から気温が少しでも下がると水蒸気が凝結し始めますが、この時の温度を露点温度と呼びます。

 

露点温度

浴室や朝方の外の建物などに、露がついている光景を見たことはないでしょうか。露ができるのは、気温が露点温度まで下がっているためです。

 

空気の温度が一定まで下がると気体が液体に変わります。これが起きるのは、気体の水蒸気圧が水の飽和水蒸気圧と同じになる時です。

 

そして露点温度とは、気体の水蒸気圧が水の飽和水蒸気圧と同じになる温度のことをいいます。

霜点温度

冬などの寒い時期に、車や家の屋根に霜がおりている光景を見たことはないでしょうか。霜ができるのは、気温が霜点温度まで下がっているためです。

 

0°以下の空気で温度が一定まで下がると、水蒸気が霜に変化します。これが起きるのは、気体の水蒸気圧が氷の水蒸気圧と同じになる時です。

 

そして霜点温度とは、気体の水蒸気圧が氷の水蒸気圧と同じになる温度のことをいいます。水と氷の水蒸気圧は異なりますが、総じて露点温度と呼ぶケースがあるので注意が必要です。

 

露点では湿度100%

普段の生活で、窓やガラスにつく水滴を目にすることがありますが、この時の湿度の割り合いはどのくらいでしょう。

 

1㎥あたりに含まれている水蒸気量が、その時の気温における1㎥あたりの飽和水蒸気量を超えると、気体が凝結して水滴になります。この露点(飽和空気)での湿度は100%です。

湿度の求め方

空気の湿り具合を表す湿度は、どうやって計算すればよいのでしょうか。

 

湿度を求める公式は、「1㎥中に含まれている水蒸気量」÷「その気温での1㎥中の飽和水蒸気量」×100です。

 

飽和水蒸気量とは、その温度において含むことができる水蒸気の最大量のことをいいます。そして湿度とは、その最大量に対してどのくらい水蒸気が含まれているかを表す数値です。

 

 

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