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中学校の卒業文集におすすめのテーマ12|構成例や例文についても紹介

 

中学校の卒業文集におすすめのテーマ12|構成例や例文についても紹介

 

文章を書き出す前に、決めておきたいポイント3点と、文書を書く際に念頭に置くこと1点をご紹介します。

 

まず、文章を書き出す前に、テーマ、構文、文章を常体にするか、敬体にするかについて決めましょう。そして、文章を書く際は、ことわざなどを使った方が分かりやすく、ユーモアがあるのではないかといったことも念頭に置くように子供にアドバイスしましょう。

 

1:書きたいエピソードを集める

まずは、テーマとなるエピソードを書き出すことがよいでしょう。

 

卒業文集は、自由形式つまり何を書いても良いことになっていますので、かえって「たくさんネタがありすぎて、何を書いたら良いか分からない」ということになりがちです。

 

頭の中にある、エピソードを箇条書きすることで、自分は何を考えているのかが把握でき、限られた枠の中で何を書きたいかといった優先順位を付けるようアドバイスしましょう。

2:書き始める前に構成を考える

書きたいテーマが決まったら、読む人に分かりやすいように、文章の構成を考えます。

 

文章の構成のパターンはいくつかありますが、基本的には「起承転結」の4段構成にすることが良いでしょう。

 

3:表記は常体か敬体で統一する

口語体の常体にするか、丁寧語の敬体にするか選択し、どちらかに統一して文章を書きます。

 

文末に、「である」「だ」とする常態にするか、「です」「ます」とする敬体にするかを決めて、文章全体を統一します。

 

また、常体にした場合は、共感を訴える場合に有効で、丁寧さを強調したい場合は敬体を使うと良いでしょう。

4:ことわざや四字熟語などを入れる

ことわざや四字熟語を用いることで、文章自体が簡潔になるとともに、確実に意味を伝えます。

 

ことわざとは、昔から言い伝えられてきた教訓や風刺、知識を簡潔にした言葉で、これを用いることで、ユーモアに富んだ文章になります。

 

四字熟語とは、漢字4文字で構成する熟語で、ことわざのような古い言い伝えから、現代を映す熟語などもあり、意味を簡潔に伝えることができます。

 

中学校の卒業文集の構成例と例文

中学校の卒業文集の基本構成は、「起承転結」を意識して書くことがコツです。

 

書きたいことはあれこれと思い浮かびますが、あれこれと盛り込みすぎないようにすることがコツです。また、「あのように考えていたが、考えが変わった」や、「悪い状況が、努力などにより良い状況になった」などを念頭に置くことで、実は書きやすくなります。

 

ここからは、「起承転結」のポイントと「例文」をご説明しますので、子供にアドバイスする際の参考にしてください。

中学校の卒業文集の構成「起」

この文書は何が「テーマ」なのかについて明示して、次につながる印象に残る文書を書きます。

 

「例文」僕は、まだ、給食の時間まで30分もあるのかと空腹感を感じながら、保健室のベッドの上にいた。

 

中学校の卒業文集の構成「承」

前述の「起」部分で上げた文章に肉付けするために具体的な経験や出来事を書きます。特に、この後「転」と比較して、気持ちや状況が変わる前を書きます。

 

「例文」なぜ、僕が保健室にいたかと言えば、3時間目の体育の時間に、サッカーをしていたのだが、その前から口喧嘩になっていた友人とラフプレーになり、足をねんざしていたためだ。給食を食べて病院に行くことになっていたので、僕は、保健室で給食を待っていたのだ。

中学校の卒業文集の構成「転」

「承」から気持ちや状況が変わった後を書きます。

 

「例文」4時間目が終わるチャイムが鳴ると同時に、カレーライスの良いにおいがしてきた。こんなに給食が待ち遠しかったことも中学校生活を通してそれほどないなどと考えていると、保健室のドアが開いた。

 

そこには、不仲になっていた友人が、僕の給食を持って現れた。そして、さっきのことを何一つ言い訳もせず謝ってきたのだ。

 

中学校の卒業文集の構成「結」

そのことからの学びや、未来へどのように生かしていきたいかを書きます。

 

「例文」本当は、口喧嘩とサッカーのラフプレーには関係が無く、わざとしたとははっきり言えなかった。もしかしたら、僕と彼の立場は逆になっていたかもしれない。仲直りしたいなと思っていた僕の行動よりも早く、彼はやってきてくれたのだ。

 

僕はあの時、怒ったあと仲直りしたくなり、だけど勇気が無く躊躇するという気持ちが移り変わっていたし、きっと彼も同じような気持ちだっただろう。

 

だけど、それを乗り越えて僕のところにやってきて、仲直りにつとめた彼の勇気や優しさにはかなわないと尊敬しながら、そんな親友に出会うことができたのは、中学校生活を通してとても大切な出来事だった。

 

これからは、彼のように素直な気持ちで友人と付き合い、たくさん親友を作っていきたいと思う。

 

 

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